Van Halen「Van Halen II」(1979)
サミー・ヘイガーのライヴが意外にも当選し、今更ながらサミー時代のヴァン・ヘイレンを聴いてます。でも本音を申せば、ヴァン・ヘイレンはデイヴ時代、特に「Jump」前の野性味あふれるヴァン・ヘイレンが今も大好き。
サミーの来日公演に応募したのも、マイケル・アンソニーのハイトーンコーラスが聴きたかったからなんですが…。
ということで結局今も初期ヴァン・ヘイレンを聴いてしまってます(苦笑)。
時に聴いていたのは彼等のセカンドアルバム。
このアルバム、全10曲、3分前後と楽曲もコンパクトで、トータル31分ちょっととあっという間に聴けてしまいますが、ホント爽快な気分になれます。
1曲目はいきなりリンダ・ロンシュタットが大ヒットさせたカバーの①「You're No Good」。邦題「悪いあなた」。リンダといってもカントリーではなく、どちらかというとR&B的な楽曲で、これをカバーしたというのはちょっと意外でした。リンダのヴァージョンもノリはいいので、それに影響されたのでしょうか。でもヴァン・ヘイレンはどっしりとした感じで結構クールにカバーしてますね。
それよりよりカバー曲らしいのが②「Dance the Night Away」。でもこれは彼等のオリジナルです。
この当時の光っている彼等のPVを。エディはかっこいいし、マイケルのコーラスもスゴイです。
実は学生時代にバンドでカバーしたのが③「Somebody Get Me a Doctor」。当時トリオのバンドを組んでいて、この曲もトリオで演奏しました。
♪ Somebody Get Me a Doctor ♪ とシャウトするコーラスなんか、懐かしいですね。トリオでやるとギターソロのところがスカスカになってしまい、結構苦労しました。
これもライヴ映像をアップしておきます。エディのギターテクが堪能出来ます。やっぱりエディスゴイ。この当時の彼等は最高ですね。
私の大好きな④「Bottoms Up!」。ヴァン・ヘイレン、お得意の3連シャッフル系のスピード&コーラス・ナンバー。なんといっても間奏のコーラスが聴き所(コアだな~)。スタジオ録音バージョンでは、ハモリを間違ったのか、デイヴが笑ってしまっているヴァージョンが収録されてしまってます。パーティー効果を出すためにそのままにしたのでしょう。
それにてもデイヴの上を行くハイトーンコーラスのマイケルは素晴らしい。
更にハイテンションの⑥「Light Up The Sky」。
私はCDで聴く③~⑥の流れが堪らなく大好きです。その流れがこの「Light Up The Sky」で一気に最高潮に達します。まさに闘志の炎に火が付くという感じですね(苦笑)。唐突に、あっという間に終わる感じもいいです。
ちょっと軽めのアレックスのドラムは私好みではありませんが、ギターソロの後の間奏で聴かれる彼のドラムはなかなかグルーヴィーです。
エディの見せ場の⑦「Spanish Fly」。なんとガットギターのインストナンバーですね。エレキだけではない、というところ見せつけるクリエイティブなソロナンバーです。アップしたのはライヴバージョン。エレキでやってます。
強烈なファーストアルバムに隠れがちですが、本作、実は聴き所はいっぱいある名作。初期、ヴァン・ヘイレンの魅力が詰まっております。
それにしてもやっぱりこの時代のヴァン・ヘイレンが大好き。ごめん、サミー…。ジョー・サトリアーニも、ジェイソン・ボーナムも楽しみなんですが、やっぱりマイケルのコーラスに期待!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?