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クロスオーバーイレブン・・・、アジムスの素晴らしき世界

街も深い眠りに入り
今日もまた 一日が終わろうとしています
昼の明かりも闇に消え
夜の息遣いだけが聞こえてくるようです
それぞれの想いをのせて過ぎていく
このひととき
今日一日のエピローグ

クロスオーバー・イレブン

アラフィフ世代には懐かしいクロスオーバーイレブン。NHKFMで放送されていた音楽番組。そのオープニングのテーマをご存じでも、誰が演奏していたのか、認識している方は意外にも少ない。                ブラジルのジャズ・フュージョンバンド、アジムスの「Fly Over The Horizon」ですね。こちらは1979年の彼らのサード・アルバム「Light As A Feather」に収録されてます。深夜に聴くにはピッタリのムーディーなサウンド。ご存じない方は夜に聴いてほしい1曲です。

さて、このアジムスですが、1971年、ジョゼ・ホベルト・ベルトラミ(José Roberto Bertrami、キーボード)、アレッサンドロ・マレイロス(Alexandro Malheiros、ベース)、イヴァン・コンチ(Ivan Conti (Mamão) 、ドラム)の3人により結成。3人はスタジオミュージシャンとしても活動してきており、腕利きのミュージシャンが結成したバンドだったとも言えます。
満を持して、デビューを果たしたという訳ですね。デビューアルバムから既に風格すら漂う楽曲が収められてます。3曲ご紹介しておきます。

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爽やかなアコギと優しいフェンダーローズの音色が心を穏やかにさせてくれる①「Linha Do Horizonte(地平線)」。名曲「Fly Over The Horizon」の原型とも云われてます。ポルトガル語は全く分かりませんが、この曲の持つ素敵な音楽の素晴らしさは感じられますよね。

こちらの曲もまたフェンダーローズの調べが美しい③「Brazil」。ミディアムテンポのメロウな雰囲気が実に心地よいですね。こちらの方が「Fly Over The Horizon」の雰囲気に近いかもしれません。この曲を聴きながら、穏やかな気持ちで1日過ごしたいものです。そして明日も、こんなメロウな感じで過ごせればいいですね。

⑥「Estrada Dos Deuses(神々の道)」はスリリングで夜のドライブにぴったりなナイトミュージック。ワウワウの効いたギターは70年代ソウルを連想させます。パーカッションも曲を随分と煽ってますね。

アジムスを聴いたことがないという方、特にフュージョンがお好きな方なら気に入って頂けるグループかと思います。他にも名盤ありますので、チェックしてみて下さい。

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