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Duran Duran「Rio」(1982)

10年くらい前、懐かしくなって目に飛び込んできたデュラン・デュランの「リオ」を購入。もちろん私が洋楽を聴き始めた頃に大ヒットしていたアルバムで、ここに収録されているシングルは、当時何度となくラジオから流れてきてました。

本作は1981年に「Duran Duran」で衝撃のデビューを飾ったデュラン・デュランのセカンドアルバム。「Rio」「Hungry Like The Wolf」「Save A Prayer」・・・、どれも懐かしい・・・。

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10年くらい前に米国で流行ったTVドラマ「glee」をご存知でしょうか。高校のグリークラブを舞台としたコメディドラマで「プロのダンサーやミュージシャン、ブロードウェイでの舞台経験などを持つ実力派のキャストたちが、60年代~90年代のスタンダードから最新のヒットソング、著名なミュージカル・ナンバーなど、毎回幅広いジャンルから名曲をカバーするパフォーマンス(ショウ・クワイアー)が見どころのひとつ」(wikiより)。

そしてこのgleeで当時デュラン・デュランの曲が取り上げられたのでした。その曲が「Hungry Like The Wolf」と「Rio」のマッシュ・アップ・ナンバー。その映像がYouTubeにあったのでアップしておきます。
原曲の良さをそのままに、結構シンセを駆使したダンスチューンに仕上げてます。

このマッシュアップナンバーを聴くと、意外とデュラン・デュランって、ロック色が強かったのかなと思ってしまいます。特にアンディ・テイラーのギター、結構ロックしてましたよね。
あとロジャー・テイラーの16ビートドラム。「Rio」のイントロのドラムフィルインなんか、カッコよかった。

それにしてもデュラン・デュランというバンドは結構個性が際立ってました。サイモンの妖艶なヴォーカルジョンのファンキーなベースアンディの華麗なカッティングギターピコピコシンセのニック16ビートのロジャー・・・。
今回wikiを見て初めて知ったのですが、デュラン・デュランのリーダーはサイモンでもなく、ジョンでもなく、ニック・ローズだったんですね。確かに彼等の音楽はいつもシンセがピコピコうるさいくらいになってました。
彼等の4枚目のシングル②「My Own Way」は本作に収録されてますが、この曲なんかはデュラン・デュランの個性が生かされているし、このPVの彼等の容姿・・・、80年代初頭の香りがプンプンします。

⑤「Hold Back The Rain」はシングルカットされていないと思いますが、結構人気の高い1曲。
アンディのギターのリフが少しだけ目立ってます。
後にアンディはパワーステーションを結成。そのメンバー(ロバート・パーマー、トニー・トンプソン、ジョン・テイラーにアンディ)と楽曲を聴いて、アンディ、やっぱりデュラン・デュラン時代は欲求不満の塊だったんだなと思ってしまいました。

ピコピコサウンドの決定版、⑧「Save A Prayer」。これもシングルカットされて、全英では2位を記録するヒットとなった曲。今、聴くと、そんなにヒットしたの??って思ってしまいます。
なんだか安物ムーグシンセの音とか、ちょっとサウンドがチープだし。でも妖艶なサイモンのヴォーカルにぴったりの楽曲です。

デュラン・デュラン、久しぶりに聴き返しましたが、さすがに古臭い音である点は否めませんが、やっぱり曲はいいし、容姿もカッコイイ。ヒットした理由はよく分かります。

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