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Pablo Cruise 「Worlds Away」(1978)

おはようございます。
GW最終日は気分軽やかに、パブロ・クルーズをどうぞ。
懐かしい~、とお感じの方は50代以上の方か、マニアの方ですかね。70年代後期、サーフ・ロックの雄として有名なバンドですが、正直私はあまり聴き込んでいなかったバンドです。
全盛期のメンバーはデイブ・ジェンキンス(Vo、G)、コリー・レリオス(Key、Vo)、スティーヴ・プライス(Ds)、ブルース・ディ(B)の4人。
本作はこのメンバーで制作された通算4枚目のアルバムです。

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プロデュースはビル・シュネー。同時期にスティーリー・ダンの「Aja」のエンジニアを務めたことでも有名な方。TOTO、ボズ・スギャックス、シカゴ等にも関わった重鎮。後にオフコースにも関わっていきます。そういった流れから、本作にはスティーヴ・ポーカロマイク・ポーカロも参加しております。

強力なオープニングナンバーのタイトルトラックの①「Worlds Away」。
ノリが良く、コーラスが爽やかなドライブ・ミュージックに相応しい音楽、彼らがサーフ・ロックと呼ばれた理由がよく分かる1曲です。
アップした映像はライブですが、間奏のキーボードソロ→ギターソロへの流れなんかは実にスリリング。キーボードのコリー・レリオスはクラシックを学んでいた才人。彼のソロは実に華麗ですね。

実は本アルバムは初めて聴いたのですが、①のような曲は想像通りだったとして、ちょっと意外だったのが②「Love Will Find A Way」。邦題「恋の水平線」。コレ、よくオンエアされている有名な曲ですね。曲は聴いたことがありましたが、まさかパブロ・クルーズの楽曲だったとは。イントロからかなりソウルフルで、後期のドゥービー・ブラザーズっぽい。出だしの歌いっぷりなんかは、一瞬ティナ・ターナーかと思ってしまいました(笑)。
ここも敢えてライブバージョンをアップしておきます。相当演奏力もあるバンドです。それにしてもこの頃、ドゥービーしかりイーグルスしかり、他にもリトル・リバー・バンドとか、いいバンド、いい音楽がいっぱいありました。

ファンキーなナンバーの⑤「Don't Want to Live Without It」もグルーヴ感を感じさせるナンバー。バックのキーボードはクラヴィネットでしょうか。コーラスが爽やかなパブロ・クルーズらしい1曲。

⑧「Sailing to Paradise」はイントロから爽やかなナンバー。セシリオ&カポノのようなハワイ系AORソング。タイトル通りのイメージを想起させる楽曲。

エンディングトラックの⑨「I Go To Rio」はピーター・アレンのナンバー。彼自身が1976年に発表した作品ですが、パブロ・クルーズは、よりロック色を強めたアレンジに仕上げてます。

GW明けは「五月病」に罹りやすい時期ですが、素敵な音楽を聴きながら、リラックスして日々過ごしたいものですね。

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