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臨月間近の友達に会ってきました

こんにちは、ゆのまると申します。


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タイトルのとおりですが、昨日は友人との約束がありました。

大学に進学した友人の中では、妊娠報告を受けたのは彼女が初めて。改札前で待ちながら、楽しみ半分不安半分といったところでした。

数日前から「子供苦手な私が、何か失礼なことを言ってしまったらどうしよう」「話題が続くだろうか」「妊婦さんって、どういうことに気を付けたらいいんだろう……?」と不安になっていましたが、蓋を開けてみればそれは杞憂。とても穏やかで楽しい時間を過ごすことができました。


会う前は自分のことばかり考えていた私でしたが、本当に不安だったのは「もしも友人が変わってしまっていたら」ということだったようです。

ネットなどで妊娠中のエピソードを聞くと、とかくネガティブな話題ばかり出てきます。

つわりでろくに食べられない。

旦那さんの配慮が足りず、一生消えない恨みになった。

家族や義実家との関係が悪化した。

体調とホルモンバランスの変化で鬱状態になった等々……。

太陽のように明るくて笑顔が素敵な彼女も、そうなっていたら。怒りや悲しみをその身いっぱいに湛えていたら。そんな、つらい方向に変わってしまった彼女に会うのが、怖かったんだと思います。

しかし、話を聞いていて本当に驚いたのですが、幸い彼女はそういったトラブルに見舞われることもなかったそう。なまものやアルコールなどを摂れないことを除けば、食べられなくなったものもないし、無理のない範囲で家事もできる。大きなメンタルの落ち込みもなく、旦那さんも協力してくれている。むしろ、産休に入ったことで仕事のストレスから解放され、生き生きとして見えたくらいでした(やはり労働は悪)。

以前と変わらずあっけらかんとして、いやむしろ前よりも肝が据わったような彼女の様子に、とにかくホッと一安心。これから出産を控えて不安は尽きないでしょうが、きっと今の彼女なら大丈夫。そんな安堵感を覚えるほどでした。

そうそう、用意しておいた紅茶のプレゼントも、とても喜んでくれました。少し我が家に寄ってもらって、近所のケーキ屋さんのタルトをいただいたのですが、買い置きのピーチメルバを出したところ、気に入ってくれた様子。リラックスタイムのアイテムの一つになってくれたら嬉しいです。


温かい飲み物とタルトをつまみながら、いろいろな話をしました。

出産後の予定、家事の分担、子供の教育費をどう貯めるか、どんなふうに育てたいか……。特に、「何を常識として教えるか」ということ。

これは私もなんとなく考えたことがあるのですが、子供って、親が教えたことを常識として身に付けていきますよね。

社会との接点が増えるうちに徐々に磨かれていくものではありますが、善悪の判断や倫理観といった、人として基本的なことを教えるのは、親やその他の家族です。私もこうして(一応)社会生活を送っている中で、「これはいいこと」「あれはだめ」といった基準がありますが、果たしてそれは「一般的に」正しいことなのか、そう問われると絶対の自信があるとは言い切れません。

それを初めての経験としてやっていかないといけないのだから、親の責任って本当に重い。私が「親になるのは大変だ」と感じている理由の一つです。


しかし、そうした話の中で最も印象に残ったのは、彼女が口にした「でも、そうやって悩んでたら子供なんか産めないし」という言葉でした。

出産の痛み、お金のこと、教育方針、そして母となる自分自身のキャリア。悩みは尽きませんし、正解があるのかもわかりません。でも、それらの不安と生まれてくる命とを天秤にかけて、「不安だからって、子供を諦めるのは寂しいと思ったんだ」と笑う彼女は、とても自然に見えました。

一見平気そうに見えても、きっと誰にも打ち明けられない胸の内もあることでしょう。あるいは、自分に宿った命と過ごすうちに、少しずつ強くなったのかもしれません。

仕事終わりに丸の内のバーで待ち合わせて、仕事のことや恋人のことを語り合い、一緒に楽しい時間を過ごした彼女は、もう立派な「お母さん」になっていました。

それでも、そんな彼女を見て私は、寂しいと感じることもなく、自分に置き換えて焦ることもなく、ただひたすら「彼女が元気でよかった」と安心できたのです。

次に会う時は、かわいい赤ちゃんと一緒に。いつか来るその日が楽しみです。

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……とはいえ、いくら久々の再会でもひきこもりにはしんどかったようで。今週は他にもこまごまとしたことでバタバタしていたのもあって、今朝はいつもの時間に起きられませんでした。というか、寒すぎるでしょ。。

あちこちで言われていますが、皆さまもどうか暖かい格好で、無理せずお過ごしくださいね。私は冬用のもこもこルームウェアを解禁してしまいました。

それでは、今週もお疲れさまでした。良い週末をお過ごしくださいね。


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