游魚弾き語り

【夜の魚】(歌詞 その1)

あたい 太陽に なっちゃったよ

あたい 月に なっちゃったよ

あたい 星を つかみたいのさ

あたい 夜とすっかり 手を切っても


あたい 天使なら 見たことあるよ

あたい かみさまの 声もきいたよ

あたい お祈りの やりかた しらないけど

あたい 願いごとで あふれてるよ


夜が やってきたら 

あっちへお往き、っていってやるのさ

この街は水の底みたい

あたいは魚だ

泳いでいく


闇は 闇は あたたかいよ

ひかり ひかりは とけちゃうよ

あたいの からだが すっかり とけちゃったら

あたらしい あたいが うまれてくるのかな


手を さしのべてくれるのは だれ

よごれた顔の 天使かい

こころが よごれて いないなら 

ひかりも まっすぐに とどくはずさ


もう 夜にもぐりこんで 抱かれてたいけど

この街は 水の底みたい

あたいは魚になって

泳がなくちゃ


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