【雑文】「思考幻覚」考【精神疾患】
これから書くことに医学的な根拠は一切ありません。
統合失調症と20年以上付き合ってきた一患者の「感想文」だと思って読んでやってください。
俺は統合失調症ながら幻覚がほぼありません。
その代わり妄想にはかなり手こずっています。
「この部屋に盗聴器ついてないか?」「考えが読まれているんじゃないか?」「いま道ですれ違った人々、俺のこと笑ったか?」
……とまあ挙げるとキリがないですね😅
んで、あるときちょっと考えたことがあるんです。
統合失調症の陽性症状(要するに激しい症状)では幻覚・妄想が代表的なのはとっくに知っている。
でも、幻覚と妄想ってそんなに性質が似通っているだろうか?
ちょっと考え込みました。
ロクに調べもせずに(笑)
そこでたどり着いたひとつの答えが妄想=思考幻覚というもの。
うん、何言っているのかわかりませんね(笑)
幻覚とは、現実にはありえない知覚を体験してしまうものであり、その代表格が幻聴です。
知覚である以上、幻視もあるし、幻臭というものもあります。
これら五感に来るタイプの幻覚が思考に来ちゃうと、どうなるか。
現実にはあり得ない出来事、つまり幻を脳内で作り上げちゃう。
幻覚ならぬ「幻考」とでも表現しましょうか。
ちょっとぼかしますが、入院中「我こそは釈迦の生まれ変わりなり!」みたいな妄想に取りつかれている人を見かけました(※末尾参照)
その人は、どういうわけか思考が幻覚にジャックされて、荒唐無稽な幻を事実と信じ込んだ結果、取り返しのつかない誇大妄想に取りつかれていたのだと思います。
ありもしないものがあると信じる、という点で、幻覚と妄想は共通しているのでしょう。
そう勝手に考えて、勝手に納得しました(笑)
まあ、素人の感想文なので、医者にとっては噴飯ものだとは思います。
素人は日々こんなことを考えているよ、体験しているよ、分析しているよ、というサンプルにはなるかもしれないですね(笑)
もし、この記事が精神科医の方の目に留まることがあれば是非ご意見をお聞きしたく存じます(チラッ)
最後までお読みいただきありがとうございました、またお気軽にお越しくださいませ😊
(※輪廻転生の概念など、宗教的なことを否定するのではありません。しいて言うなら、仏陀は悟った時点で解脱したので、二度と生まれ変わらないということになっています)