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トリミングサロンの回転率を上げる7つのポイント(前編)

こんにちは、トリマーワーカーゆう(@Trimmer_shop)です。


前回までは、

「トリミングサロンの集客力を上げる5つのポイント(前編・後編)」をお伝えしてきました。

>>前編はコチラ


今回は売上アップ2つ目の”回転率を上げる”方法です。

また長くなってしまったので、前編・後編に分けてお届けしますね。


早速ですが回転率を上げる方法は7つあり、前編では4つを紹介していきます。

回転率のパートはすでに実践してるものもあるかもしれませんが、

復習の意味も込めて見直してみると、少し違った視点で見れると思うのでオススメです。


クリッパーでほとんど仕上げ、圧倒的な時短をする

ボディは面積が大きく毛もつれになりやすいので、クリッパーを使ってハサミを入れる回数を少なくします。

また、ボディだけでなく四肢もクリッパーを入れることで大幅な時短が可能です。


今は25mmなどの長いアタッチメントもあるので、アタッチメントを活用すればフワフワで長く残すもできます。

クリッパー7割のカット3割くらいのイメージで意識すると、大幅な時短が可能です。


ここまでは多くの人が思いつくかもしれませんが、

ここで大事なのは”お客さんを誘導する接客”です。


ボディはなるべく短いカットを中心に誘導することで、カット時間の短縮に繋がります。


例えば、カットに悩んでいる飼い主さんがいるなら、

「ボディ短めで足をふんわりさせることで、メリハリがでて可愛いのでオススメですよ(*^_^*)」


このように、自然とカットの提案をしてあげることで、お客さんも納得してボディ短めのカットに応じてくれると思います。


とくに毛もつれの原因となる服を着せている飼い主さんには、必ずボディを短くするカットを提案しましょう。


最近ではハサミの利用は最小限に抑え、時短+キレイに仕上げることが流行しています。


お客さんには掛かった時間よりも、料金に対する仕上がりを重視するので、

「なるべく早く仕上げるにはどうしたらいいのか?」を考えることが大事です。


また、ほとんどの飼い主さんがボディをフワフワに長くしたとしても、手入れができずに毛もつれを作って来店されるので、

なるべくはフワフワの長いカットは避けましょう。


毛もつれのお客さんを少なくする

毛もつれを少なくするというのはお客さんを断ることではなく、

毛もつれを作らないような環境づくりを飼い主さんに提案をすることです。


そのためには、毛もつれの原因を潰す必要があります。


毛もつれの原因は主に3点。

・家でのシャンプー

毛もつれができる人は、家でのシャンプーは止めてもらいましょう。

とくにプードルのけもつれの多くは、家でシャンプーをしているケースがほとんどです。


・シャンプーやカットの頻度が少ない

シャンプーやカットの頻度が少ないと、毛もつれになりやすいくなります。

そのため、シャンプー頻度を多くしてもらったり、カットを少し短めにするなどの提案をしましょう。


・洋服を着せてる

洋服を着せるとボディが毛もつれになりやすいです。

そのため、服を着せるなら短くカットをしてもらいます。


また、毛もつれのデメリットなどを伝えることで、飼い主さんは納得してくれる人は多いです。


【毛もつれのデメリット】

・解くのに時間がかかる

・犬の負担が大きい

・プラス料金がかかる


この3点を角が立たないように伝える事が大事です。

以下は毛もつれのお客さんに角が立たないような、ボディ短めの誘導の仕方となります。


「毛もつれがあるとほどくのに時間がかかって、ワンちゃんへの負担が大きいです。」


「他にもプラス料金が掛かってしまうので、これらの問題を解決するボディの短めのカットがオススメですが、どうしますか?」


これに納得してくれない飼い主さんにムリに合わせるのは、店としても他のお客さんに迷惑になったり、犬に負担をかけてしまうので断る勇気も大切です。


お客さんにあわせてカットの提案を変える

お客さんには2種類の考えを持つ人がいます。


1つは、カットにこだわりがない人。

1つは、カットのこだわりが強い人。


この2つのどちらに当てはまるかを、会話の中で自然と察知をしてカットの提案する内容を変えましょう。


例えば、毛もつれはないけど、カットにこだわりのある人にお店のカットを無理に勧めてしまうと、不信感につながってしまいます。


そのため、こちらからカットを誘導する飼い主さんは、

「カットにこだわりがない人」に勧めましょう。


もちろん、カットにこだわりがないとしても、あなたの力で可愛く似合うカットをしてかげれば、お店の評価は高いものとなります。


また、トリミング後の写真を飾っているなら、ボディ短めのカットの子を少し多めにしてアピールをしてもいいでしょう。

多くの人は皆が可愛いというものを可愛いと思う傾向があるので、店としても押していくことがオススメ。


手入れのしやすく可愛いお店の定番カットを作る

一つお店の定番のカットを作っておくことで、

あのカットをするならあなたのお店という風にする広告効果も生まれます。


そのため、店の定番カットは手入れのしやすく、

カットが簡単でお店にとってメリットが大きいものにするのがオススメ。


もちろん、見た目も可愛らしいカットであることは絶対条件です。


また、店の定番カットがボディを長く残すようなカットにしてしまうと、毛もつれで恐ろしい事になってしまいます…


トリマーさんは犬をキレイにすることだけが仕事ではありません。

犬が過ごしやすく暮らせるように、飼い主さんを導くことも大切な仕事です。

そのため、毎回毛もつれを作ってくる飼い主さんには、毛もつれを作らないようにアドバイスをすることで、皆が幸せに暮らせるようになります。


回転率を上げるのは犬のため、飼い主さんのため、トリマーさんのため

回転率を上げることで、犬の負担が少なくなり飼い主さんのもとにすぐに帰してあげることができます。

また、時間単価を上げることができるので、トリマーさんの給料を上げやすい環境にもなってくるはず。


店にとってメリットがある誘導をしているトリミングサロンは少ないようですが、回転率を上げることは決して悪いことではありません。


もちろん、飼い主さんにマイナスになることは止めたほうがいいですが、お互いにメリットがある誘導は積極的にした方がいいですよ。

そのときには話し方や誘導のしかたまで細心の注意を払いましょう。


質問などあればツイッターやブログなどの問い合わせからお気軽にご連絡ください。

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