Yuu

兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、…

Yuu

兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、ウルトラマン、THE ALFEE、野球とモータースポーツが大好きです。大阪音楽大学卒業。作品タグは「#優の惑星」です。ご感想・ご依頼はyuusakaoka@gmail.comまでお願いします。

マガジン

  • GO AHEAD -僕の描く夢-

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!  兵庫県加古川市出身・在住、2000年生まれの今年24歳。大阪音楽大学卒業。高校時代から主に作詞と物語を作り続けていて、現在も平日は食品関係のセレクトショップで社員として仕事をしながら、兼業で作家活動を続けています。  わたしの人生におけるミッションは「社会に創作をもっと身近にする」です。すべての出来事に創作の種があり、あらゆる手段で人は表現できます。ただ、そこに辿り着けなかったり、始めようというきっかけがないという方が多

    • わたしの中での企画と創作

       昨今、なんらかの同人誌やウェブ企画の制作を行っている人は、さほど珍しいものではない。  わたしも縁あってフォロワーさんの企画に参加させていただいていて、心の底からそういった人たちを応援したいと思っている。純粋に、素敵な企画が続いていくことは創作自体が拡がっていくことに繋がっていくだろうし、いずれはより大きなものを作っていけるようになるかもしれない。いま、個人的に応援している創作者の何人かは、数年もしたら数千人か数万人のファンが生まれるだろうと心の中で感じていたりする。

      • 定食屋でご飯を食べるということ

         料理するのが面倒くさくなったとき、なんらかの理由で食材を忘れてしまったとき、わたしたちは「今日は外食にしよう!」とちょっと足を伸ばしてみる。  お腹を満たすという目的だけならあまり選択肢も増えないだろうが、人も猫もハムスターもやっぱり美味しいご飯を食べたくなるわけで、結局は車窓を流れる飲食店の数々に頭を悩ませることになる。とにかく、ご飯の選択肢が多すぎるんだ。メディアで紹介されるような高級店はその辺になく、チェーン店を中心に個人店も点在していて、街中には飲食店が溢れかえっ

        • 嫌われたくなくて普通になろうとした日々のこと | 20世紀生まれの青春百景 #55

           誤解を恐れずに綴ると、学生時代にはクラスメイトと無理に仲良くしようと頑張っていたことがあった。  そういった人たちの多くは人間的には嫌いじゃなかったし、むしろ友達も多かったので良い人だったんだろうけれども、どうも合わなかった。わたし自身、ひとりになるのが怖くて、話題も合わないのに話し続けることに計り知れない空虚さを感じていた。  人に好かれるのを極端に恐れていたが、人に嫌われるのはそれ以上に怖かった。空気よりも軽い存在でかまわないから、人間関係の中に身を寄せていたかった

        • 固定された記事

        【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

        • わたしの中での企画と創作

        • 定食屋でご飯を食べるということ

        • 嫌われたくなくて普通になろうとした日々のこと | 20世紀生まれの青春百景 #55

        マガジン

        • GO AHEAD -僕の描く夢-
          519本

        記事

          創造のスケッチ、記憶の中の天才。 | 20世紀生まれの青春百景 #54

           「ものを書く」という行為がなぜ続くのか。これを言葉で説明するのはむずかしい。  わたしは十年以上にわたって、ほぼ毎日のように何かしらの文章を書いてきた。記憶にある限りでは、一度もスランプに陥ったことはない。ものを書くペースとしては、多い時には三万字に迫る勢いで、少ない日には千字くらい。  量は変わるにせよ、なにかしらの文章を書かないと落ち着かない。もはや生き物が呼吸をするのに似ている。だから、以下のような質問をいただくと苦笑いを浮かべるしかなくなってしまう。 「どうい

          創造のスケッチ、記憶の中の天才。 | 20世紀生まれの青春百景 #54

          作品集『Varme7』完成しました! 〜 制作記・自主レーベルのことなど | 2000年生まれの青春百景 #53

           本日、2024年3月から取り組んできた共同制作企画『Project VARME Vol.01』こと『Varme7』が完成しました!  作品そのものの話、自主レーベルの話、今後のことなど、お話したいことは沢山ありますが、今回は記念すべき第一回作品の公開日ですので、作品の話と自主レーベルのことを取り上げていきたいと思います。  まずは、ぜひ作品をご覧ください。 作品について 今回の作品は最初の共同制作ということもあり、レーベル名の由来でもある『Varme(ノルウェー語で「

          作品集『Varme7』完成しました! 〜 制作記・自主レーベルのことなど | 2000年生まれの青春百景 #53

          雨傘、アメダス、あめだま。 〜 ある雨の日の情景 | 20世紀生まれの青春百景 #52

          「いまから20分後に雨が降ります」  雨雲レーダーが気軽に確認できるようになってから、雲が増える度に天気予報とにらめっこしている方も少なくないだろう。あのレーダーは本当に便利で、雨が降らない時間を見計らって移動を済ませたい時には欠かせないし、傘を持つか持たないかの判断材料にもなる。  徒歩や電車、自転車などで通勤する方には共感していただけると思うが、雨は非常にめんどうくさい。少々の雨ならまだしも、今日のような大雨が降る日は服や荷物が濡れる覚悟をしなくてはならない。高校時代

          雨傘、アメダス、あめだま。 〜 ある雨の日の情景 | 20世紀生まれの青春百景 #52

          モナコ人がモナコGPで勝つということ。 | 20世紀生まれの青春百景 #51

           2024年のF1モナコGPは、フェラーリのシャルル・ルクレールが制した。モナコ人によるモナコGP制覇は実に93年ぶりで、1950年のF1が始まって以来の快挙だ。  WRC(世界ラリー選手権)の開幕戦を長きにわたって務めているラリー・モンテカルロはさらに長い歴史を持つ。舗装路と凍結した路面の組み合わせはラリードライバーたちを大いに苦しませ、このラリーを制することは他のラリーにはない意味合いがある。  モータースポーツにとってモナコは特別な意味を持つ場所である。近年はWRC

          モナコ人がモナコGPで勝つということ。 | 20世紀生まれの青春百景 #51

          街と人々と音楽家

           もう何度も聞き飽きた話かもしれないが、日本において、街と音楽という組み合わせはなぜか馴染みづらい。企画が上手くいかないのか、人々に伝わりづらいのか、あるいは別の理由があるのかもしれないが、わたしがひとつだけ感じるのは「地域創生」というキーワードとそこに交わる音楽に対して、人々があまりにも大きな希望を抱きすぎている気がする。  路上ライブやオープンマイク、ジャムセッションといった文化は公共における余白がきわめて少なく、なかなか公的に成立させにくい。もちろん街や団体が公認音楽

          街と人々と音楽家

          誰だって未完成な夢でいいんだ

           高校生の頃までは、夢を見ること自体に勇気が必要だった。小さなコミュニティーが日常の半分以上を占めていた時代に、選択の余地など殆ど残されていないし、ある程度周りの顔色を窺わなければならない。友達とよくわからない話で盛り上がっている分には目立たないが、シンガーソングライターになりたかったり、海外で活躍する人間になりたかったり、夢を追いかけていることを公言すると時に嘲笑の対象へと変わってしまう。  大学生になると自分自身で道を切り拓きやすくなるし、そうせざるを得ない環境に自然と

          誰だって未完成な夢でいいんだ

          アイドルはセンターだけが光じゃない | 20世紀生まれの青春百景 #50

           先日、乃木坂46の阪口珠美さんが卒業を発表した。  3期生の卒業は大園桃子さん、山下美月さんに続いて3人目で、最新シングル『チャンスは平等』の活動が作品参加としては最後になる。  阪口さんは選抜に定着することは出来なかったが、阪口さんにしかなれない立ち位置を確立していた。それは“スーパーサブ”である。乃木坂46のような多人数アイドルにとって、どうしてもメンバーの予定や体調の問題はつきもので、時に参加できないメンバーが数名現れてしまうことがある。そんな時、スッと入れる実力

          アイドルはセンターだけが光じゃない | 20世紀生まれの青春百景 #50

          忙しさも色々あるよねという話 | 20世紀生まれの青春百景 #49

           さて、今週の休みももう終わろうとしている。仕事の日はとても長いのに、休日はすぐに終わってしまう。今日はゴードン・ラムゼイのドキュメンタリー番組と、ゆっくりマルクスとエンゲルスの学校経営動画を観ながら、作品の仕上げ作業を進めていた。  来週は映画『トノバン』もあるし、転職活動や作業を行っている作品のリリースも控えているので、かなり忙しくなるだろう。仕事の方も同様で、今後どうなるかが全く読めない状況。想像するのも恐ろしいくらいに忙しくなるかもしれないし、意外に余裕ができるかも

          忙しさも色々あるよねという話 | 20世紀生まれの青春百景 #49

          ゆるりとレースゲーム | 20世紀生まれの青春百景 #48

           今日はおやすみだったので、一日中レースゲームに没頭していた。『Dirt Rally 2.0』と『WRC Generations』である。他にもDirtシリーズはひと通り持っているので、久々に引っ張り出してみた。  かれこれ、レースゲームを始めてから20年以上の歳月が経つ。  『マリオカート』や『グランツーリスモ』のような有名作品も遊んだし、『Toca Race Driver 3』や『リチャード・バーンズ・ラリー』のように日本ではほとんど知名度のない作品も遊んだ。『Bea

          ゆるりとレースゲーム | 20世紀生まれの青春百景 #48

          都市との付き合い方 | 20世紀生まれの青春百景 #47

           戦後に形成された都市が転換期を迎えた今、数えきれないほどの再開発計画が持ち上がっている。すでに完了した地域もあれば、これから行われようとしている地域もあるけれども、見慣れた光景の変貌や新たなランドマークへの違和感に覆われ、必ずしも良い影響をもたらすばかりではない。だが、建造物の耐用年数や都市文化の流行の変遷を考えると、この流れは必然ともいえることで、人々は新しいものや新しく感じられるものに魅力を感じやすいため、もはや止められない。  労働者の都市集中も同じことがいえる。構

          都市との付き合い方 | 20世紀生まれの青春百景 #47

          ものを書く、ことばを伝える。 | 20世紀生まれの青春百景 #46

           始めた時はまさかここまで続くとは思っていなかったが、ふと気付くと、ものを書き始めてから10年という歳月が流れていた。  この世界に残せた爪痕は殆どない。かつて使っていたアカウントでは数万人のフォロワーと数千のいいねに恵まれたが、本名での創作活動は波風すらも立てられなかった。数えきれないほどの天才が蠢くソーシャルメディアの海の中で、数年以上にわたって続く無風という事実と向き合っていくことと、それでも書き続けていきたいという欲望と。ただ、わたしは書くことを辞めようと一度も考え

          ものを書く、ことばを伝える。 | 20世紀生まれの青春百景 #46

          知り合いがアイドルや役者になるということ

           フィクションの世界では親友や幼馴染が芸能界へ入る話がよくあるが、現実にはそうはない。ただ、よく周りを見渡してみると、芸能に携わっている知人や友人は案外その辺りに居たりする。高校生の頃にはインフルエンサーと呼ばれるような存在がいたし、大学生になると音大ということもあって、世界的なフェスやメジャーレーベルと契約する人も何人かいた。中学の同級生の中にも役者になった人がいる。  特にアイドルは勘違いされやすいが、よほどの奇才でない限り、芸能人と呼ばれる人たちはあなたの周りによくい

          知り合いがアイドルや役者になるということ