夏に向かって
5月の終わりは、何故こんなにも淋しくなるのだろうか?
微かに残っていた春の残火との離別を惜しんでいるのか、それとも夏の暑さへの畏怖か。理由はともかく、いつも特別な感情になるのは確かである。
ひとまず、体調を崩しやすい5月を無事に乗り切れたことに喜んでいる。今年は特に調子が良い。「無理をしない、6時間以上は寝る、毎日ちゃんと人と話す」を徹底して続けてきた結果、身体的にも精神的にも健やかな状態を保てている。例年、この辺りで無理をしてしまうことも多いが、今年は計画的にギアを上げていけそうだ。
大学4年に進級してから、深刻に考え込まないようになった。夜になると憂鬱になることも少なくなったし、誰かに頼らなくても心は一定の調子を上下する状態。別に考え込まずとも、自分の身体の機嫌は取れるってわかってから、心がすっごく軽くなった。
春頃からSNSにネガティブな感情を逐一呟かないように努力していて、人に対してもポジティブな視点で見られるように頑張っている。とにかく、自然に生まれるネガティブは仕方ないとしても、そうじゃない自問自答から生まれるものは出来るだけ排除したい。
そして、この夏を思いっきり楽しむ。誰がエッセイを読んでいるかはわかんないけど、夏は何でもやってみたいと考えているし、とにかく人と一緒に何かやりたい。いっそ、誘っちゃおうかな……
まずは6月を生き抜くところから。今年の夏、大学最後の夏。ちょっと、イメージチェンジしてみたいね。
2022.6.1
坂岡 優
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 いただいたサポートは取材や創作活動に役立てていきますので、よろしくお願いいたします……!!