見出し画像

ただひたすらしゃべるインスタライブやってみた

昨年、コロナ禍で服のリサイクルが難しくなった。
まず最初の緊急事態宣言では、布類の再生ゴミを集めるのが中止。
その後、再開されたものの、それまで行っていた「お下がりを持って帰るイベント」が中止。
その流れは、公だけでなく、民間団体や、フリーマーケットなど、に広がった。
地域によっては、リサイクルショップが閉店してしまったと聞く。

さらに地域や同じ幼稚園内での交流ができず、気軽に行っていたお下がりの回し合いも、控える流れも。
もちろんそうした事ができる仲間が作りにくいということもある。
とにかく、私が住む大阪府豊中市では、お下がりを有効活用してもらおうとする場所も、手にする場所も、コロナ禍で一気に減ったのだ。

昨年冬、それを知り、今年は「お下がり交換」の橋渡しをしようと思いついた。

4月には「おさがり交換会」を実施。

ありがたいことに多くのおもちゃとお洋服が持ち込まれ、持って帰ってもらえた。

小規模ならできるお下がりのサイクル


緊急事態宣言が出たので、イベントはしにくい。
そこでインスタライブで洋服を紹介して、1人ずつ取りに来てもらうことにした。
気に入った物を取り置きできて、他のものも見つつ、短時間で帰れるから、コロナが気になる人にも、なんとか許容範囲だろうという判断だ。

第一回のお試し配信。
告知も少なかったので視聴者は少なかったが、2名の方から欲しい、と連絡があった。

また、家のガレージのスペースを使ってお下がり交換できる場に使って欲しいという方も現れた。

洋服を預かる場になってもいいよという理容室の方も名乗りを上げてくれている。

土壌づくりが花になり実になる

私は豊中に住んでまだ15年足らずだ。それでも、出身地、パートナーの出身地、新婚の頃に住んだ街、とともに大切な場所だと感じている。
4人いる子どもたちの、故郷は、この豊中だ。下2人はこの豊中で生まれた。街全体が住み良い街であって欲しいと思っている。
公の単位や大きな企業が行うと、規模が大きくなり、「緊急事態宣言」の規制の対象になってしまうのなら、小さな規模でやればいい。
他にもこんな活動をする人が現れたら、「街ごと」活動がしやすい場所になる。
土壌ができれば、困窮する人、小さな違和感を感じる人が助かる。
ママやパパたちが、困りごとを減らして、子育てできるようになる。それを見て育つ子どもたちが、その土壌を当たり前のものとして大人になる。
「世の中には困窮する人」「違和感を感じる人」「子育てに悩む人」がいて、それを解消しようとする、してもらうのが当たり前だとわかれば、子どもたちは自分たちも「完璧」でなくて良いと思える。
その子自身の力が抜ける。また、他の子の多様性も受け入れられる。

途中の話を書くとしつこくなるので、少し飛躍し過ぎに読めるかもしれないが、7年先の未来を考えている。
短期では「ママの困りごとを解消する」という単純な話だか。

土壌づくりはビジネスでの理念

この土壌づくりは、ビジネスでも同じだ。
個々に“良い制度”や、“人間関係”があることが大切だ。それ以前に、会社全体が「働きやすい」と感じることが“良い制度”や“人間関係”を保つ土壌になるのだと私は思っている。
個人で働いているとしたら、土壌は店やその人そのもの。
サービスという「種」で、顧客にどんな花を、実を咲かせていただけるかという事だと思う。言い換えれば「理念」と言い換えられるかもしれない。

私の理念は起業時から変わらず「always with you」(いつもあなたと共に)だ。誰かの「やりたい事」を応援したい、という想いから起業した。
今のミッションは、「何かしたい」と思いつつ、形にできない人が安心して「一歩進むきっかけをつくる」事だ。

直接的なこと、間接的なことを短期、中長期の視点でサポートしたいと思っている。秋には、土壌を作るためにどうやって「理念」を固めていくか、それを内外に知らしめるためにはどうブランディングするのか、を実務経験からお伝えする6ヶ月講座を予定している。
日程などのお知らせは公式ラインアカウントから。


気に入っていただけたら嬉しいです。 受け取ったサポートはサロン運営、ママの居場所を作るボランティア活動、さらに私が成長するための書籍代として使わせていただきます。