見出し画像

植物性チーズで思考の旅へ

植物性100%ピザ・シュレッド

スーパーで、思わず足を止めた。
なんてことはないピザの一切れだ。
目を止めたのは、そこが「白い」世界、豆腐コーナーだったからだろう。
端的に言えば違和感があったからだ。

違和感は色だけではない。
豆乳でチーズまで作ったのか、という素直な驚きからだ。

不自然なものを作るものだ。

かつて子供がアレルギーで、豆乳を代替に使用していたし、豆乳ヨーグルトも1個100円もするものを当時食が細かった次男が、好んで食べるから,と週4〜6個買うのが日常だった。
それなのに、豆乳チーズに対して最初に思ったことは
「不自然なものを作るものだ」
だった。
豆乳を固形にし,さらにビヨーンと伸びる粘度を与えるには、間違いなく、水飴や澱粉など色々必要なはずだ、と。

原材料を見て「やっぱり」と思う。
最近肉の代替など色々作られているけれど、
やっぱり味は違う。
不自然なことをせずとも、それぞれの味を楽しんだらいいのに。

とここまで感じてから、何かが引っかかる。

チーズもまた、加工品

原材料をよくよく見ていると
乳製品のチーズ(ピザ用に加工されているもの)にも添加されてるものがたくさん入っている。

そもそも、スーパーに並ぶ時点で食材には保存料として酸化防止剤が入っている。
ピザ用チーズの場合は、袋の中でダマにならない様になっているのだから、加工品なのだ。

私はなぜ、乳製品の「チーズ」から作られたピザ用チーズを自然なもの、豆乳由来の製品を不自然なもの、と考えたのだろうか。

豆腐やおからの並ぶその場所で、思考の旅に出る。時間はほんの数秒だったと思うが、1〜2分いたかもしれない。
その時スーパーの中は人が少なく、私の後ろで待ったり、横から手を出してくる人はいなかったから、実際のところわからない。

代替品であると言う強いメッセージ

私はパッケージから
「豆乳でできた新しいチーズ」ではなく
「乳製品のチーズと同じ様に使える代替品」と言うふうに捉えてしまったのだ。
パッケージのどこにも、その様には書いていないのに。

自分がどうしてそのように感じたのか不思議だった。
2021年に多くなったベジタブルミートの存在とそれに対する私の考えの影響かもしれない。

そして、私の中で「新しくできたもの」は歓迎する気持ちがあり、同時に、「代替品」に対しては、オリジナルと代替するために無理やり作った「不自然な」ものとして、あまり歓迎する気持ちが湧かない,と言うのがわかった。

そうか、これが私の思考の癖か。
そんなことを思いながら豆乳とマカロニをプラスしてグラタンを作った。

思考の癖を知る


思考の癖を知ることは、自分を知ることだと思う。
私は元々新しいものを作るのが好きで、「同じようなもの」を生み出すのが下手だ。
「見本通り」にする「模倣」ができない。
ある時まで職人気質だと自分で思っていたのに、実は同じものを作り続けるような、本当の職人の人がやる事を楽しめない。
誰かがやっていることをそのまま真似るのではなく、たくさんの情報,特に相反するような情報も含めて集めた上で取捨選択して「自分なりの」何かを行動に移す。
そのための情報収集も、自分の選択によってミスした事をどう巻き返すか、修正するかを考えるのは全く苦にならないのだ。

新しくできた製品なら歓迎できて、代替品だとそうならないのに通じる。

思考の癖がそのまま、普段の行動、勉強の仕方,事業の仕方につながっている。

これからこぢんまりサロンやこぢんまり事業をしようと考えている人は、
自分の思考の癖を知るのが重要だ。
事業のコンセプトから、運営の仕方、全てに関わってくるからだ。

どうやって思考の癖を知るか。
1番の方法は、日常にある。
何かに引っかかりを感じた時に、
「何に」引っかかったのか。
「なぜ」引っかかったのか。
「どう」引っかかったのか。
この3つを考えるだけだ。
ささいなことでも、思考の旅に出て、“自分の癖を知る癖”をつける。

見つけたら、ノートや手帳、ブログ、SNSなんでもいい。
書きとめておく。
そのうち「傾向」が出てくる。
それが癖だ。
なくて七癖。
一つ見つけた程度でやめずにしつこく続けているうちに、最初に見つけた癖が変わっていた、と言うこともある。
その時その時の自分に対する見方を更新していくと、やりたいことが、あふれてくる。

こぢんまりサロンや何か事業をしたい,と思っている人が、「やりたいことがあふれてくる」未来を手にしてほしくて、私は今日も自分の思考の旅を続けながら、このノートを公開する。


こんな私の思考のかけらをゆるく配信している。
気になった方は、ライン登録を。

思ったことを話すチャンネル
→主役力を上げるラジオ

気に入っていただけたら嬉しいです。 受け取ったサポートはサロン運営、ママの居場所を作るボランティア活動、さらに私が成長するための書籍代として使わせていただきます。