やろうと思っているのにできないのはなぜだろう
もうすぐ令和3年度が終わる。
いつもこの頃になると、去年の4月、年度が始まった時に何をしようとしていただろうか。
また、今年のお正月、何をするぞと誓っただろうと思い返す。
思い返す時に役に立つのが、私の場合、手帳だ。人によってはSNSかもしれない。非公開の日記かもしれない。いずれにせよ、何を思っていただろうか。
先送りと無縁?
手帳の有用性を発信している私。さぞ一つ一つやるべきことをやり、スイスイ物事をこなしていっているのだろうとお褒めいただくこともあるのだが、そんなことはない。
去年の私は「コロナがなかなか落ち着かないから、家で毎日ストレッチするぞ」と思っていた。実際には365日のうち4回ほどしかストレッチをしていない。
そして、去年できていなかったのを受けて、今年の正月にも「ストレッチ」をやりたいことに挙げている。3月が終わる今、ストレッチをした日は、思い出せない。おそらく1度だってやっていない。
今日思い出したから、今夜忘れなければ、やろうと記事を書きながら思っている。
やろうと思っているのに、できないのはなぜだろう
やろうと思ったことは間違いない。でも、私の場合は、忘れてしまうのだ。お風呂上がりに、と決めているストレッチ。大抵の場合、寝る前にお風呂に入る。お風呂上がりは即ベッドに入ってしまう。そう、時間がないのだ。そして、身体が温かいうちにベッドに入ってしまいたいという気持ちが強い。
ストレッチをするなら、お風呂の時間を早くするか、お風呂上がりではなく、お風呂の前にすると決めればいい、と思いはする。習慣を変えればいいのだ。しかしながら、それを実行できたのが去年1年でわずか4回。間違いなく、他の誘惑に負けている。
もう少し、本を読んでから。子どもと話が終わってから。音声配信を聞いてから。Youtubeを観終わってから。などなど。
欲望は尽きない。
本当にやりたいなら、きっとできる
昔の私は、「できない」自分の意志の弱さや、誘惑に負けることに対し、自己嫌悪に陥っていた。
結局私は、何もできないんだ、と極端な思考になり、挑戦から逃げることが多かった。
ところが今の私は、そんなことにもならない。
できない自分はダメな人間なんだと言う思い込み、先送りしてしまうことは、総じて悪いことだと言う思い込みがなくなった。
分かっているからだ。本当にやりたいなら、きっとできると。
実際に40になる前にと一念発起したことがある。その時は、ストレッチや軽い運動に励み、体重をしっかり落として体質改善した。今より3キロ低い体重をキープし、筋肉量も増えていた。そのため、1番痩せた時で今より5.5キロ痩せていて、確かに体が軽かった。
ただ、そこまで痩せると体力が続かす、すぐに息が上がってしまうのが、気になって、キープするのは今より3キロから3.5キロ痩せているぐらいのところにしておいた。
その後、勤めていた会社を退社した時と、コロナ自粛で、徐々に今の体重に。
けして、いつでもできるとたかを括っているのではない。運動しなければ基礎代謝は減って太りやすくなるし、年齢を重ねれば基礎代謝を増やすことが難しくなるのは理解している。
ただ、あの時の自分にとっては、定期的なストレッチでダイエットを成功させる、のが優先度が高かった。
35歳をすぎると基礎代謝をあげるのが至難の業のため、体をしぼるのは、難しい。40歳をすぎるとさらに難しくなると聞いて、美容に携わる人間として、検証せずにいられなかった。
優先度が低いなら、先送りしていい
絞った後、太ったことに後悔がないわけではない。絞った直後に週に1回でもスポーツができる場所に通う決断をしていれば、仕事を辞めても痩せたままだったのではないか、と考える。でも実際にはそうしなかったし、その後痩せる機会はいくらでもあったのに、ストレッチを習慣化していない。
要は、私の中での優先順位が低いのだ。他のやりたいことを変えてまでやろうと言う気持ちになっていない。
優先度が低いことができていないのを気にしていても、脳や気持ちの無駄遣いだ。だから、「できない」自分に落ち込みもしない。
私は、器用な人間ではない。エネルギッシュでもない。だから、大きくアレモコレモ高いクオリティーで、なんてできない。必ずどこかでエネルギー切れを起こす。そうならないように、常に「今、何をすることが自分にとって大切か」「何に時間や労力、気力を使うか」を、考えて振り分ける。
たとえライトノベルや漫画であっても、それを読むことで自分が満足して、次の仕事に取り掛かれるなら、ライトノベルや漫画を読む時間を作る。
優先度が高いのに、できない時に関しては、また別の記事で書きたい。今日はあくまで、「やろうと思っているのに、できないのはなぜだろう」がテーマだ。
やろうと思っているのにできないのは、自分の中で優先順位が低いから。だから、できないことを嘆く項目に入れなくていい。
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