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アンチとものづくり


口に入れた瞬間に美味しいと思うような
そんなものを作ることから目をそらさずに
ただ毎日愛を込めて作っていく。

蚊帳の外の人は、
やいのやいのと感情を乱すようなことを言ってくるだろう。
それは道を進んでいく途中の茂み。

茂みを見つめて、茂みに捉われてしまうと
動けなくなる。
かき分けてもかき分けても進めなくなる。

だから、「美味しい」という進むべき一点を見つめて、
茂みなんてどかして、少しずつ道を歩くのだ。

てくてくてくてく、愛を込めて。
たまに鼻歌を歌ったりして、楽しみながら。
日なたを選んで、休みながら。


想像もできなかった世界が待っているかもしれない。
そして、振り返ると歩いてきた道そのものがわたしの人生になっているのだ。

茂みがあったから、こんなに味のある足跡になったのだ。

茂みがあったから、今目の前の景色がこんなにも綺麗で爽快なのだ。

だから私は過去の茂みに感謝して、
今この場所での空気を吸って、
また歩いていくつもり。
くねくねした愛おしい道のりを。

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