見出し画像

南相馬エピソード②「海・集落・山の融合」

この記事は、当初数ヶ月前には書き起こし公開しようと思っていましたが、書いていくうちに、色んな思うところが出てきて、まとまらず足踏み状態でした。その期間に、改めて、震災の被害を受けた場所に行って、自分なりに思うことを書くは間違ってないのかなと思えるようになったので公開します。

私の場合、どんな旅にせよ出発前日まで、今かいまかとワクワクします。いざ旅が始り、期待以上に濃い1日を過ごした日には、残りの日数を数えて、残り◯日か、、時間過ぎるの早いなぁ。。。と考えます。

今回の南相馬の旅はというと、初日の全プログラムを終え、みんなで近くのお風呂に行こうと準備をしている時に頭に浮かびました。

南相馬に着いて、まだ数時間しか経っていないにも関わらず、どのプログラムも内容が濃すぎて、〈 翌日のプログラムも楽しみ!という感情 vs この旅が終わらないで欲しい!という感情 〉の闘いが始まりました。

そんな2泊3日の南相馬の旅。自分なりに感じた南相馬の「姿」を時系列で辿っていきたいと思います。

はじめに、南相馬は11年前に東日本大震災の被害を受けた場所であり、11年経った今でも立ち入れない場所があります。

1,海

南相馬に到着後、昼食とグループワークを終えた私たちは、広大な田畑を横目に、太平洋に面する海へ向かいました。その道中、何台かの車とはすれ違うけど、歩いている人の姿がない!自転車に乗ってる人もいなくて、完全に車社会でした。。。

そんなことを思ってるうちに海が近くなってきて、あと少しというところで、とても大きな風車が見えてきました。風力発電のためか…と考えていると、次はたくさんのソーラーパネル。(1つずつが大きい。。)

風車もソーラーパネルのある場所も、11年前に〈津波〉がきた場所。復興に向けた一歩を踏み出してるなと思いつつ、少し離れた場所には黒く何重にも結ばれた袋の塊が何個も並んでいて、昔よりは変わったとしても、そこは過去と未来が入り混じっている不思議な空間でした。

海に着くと、駐車場は地元の方の車でいっぱい。多くのサーファーで賑わっていて、そこは過去に何もなかったかのようでした。

11年もの時間が経っているから賑わっててもおかしくないんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、津波や原発の爆発により、〈一帯の水を飲んでも良いのか〉〈汚染されている〉とか、様々な噂話が走り回り、ついには国の代表がこういった話をする時もありました。。。

今の南相馬の海は海水浴もでき、大会などが開催されるほどサーファーにとってとても良い波がくる、素晴らしい場所でした。


この素晴らしい場所の現地の“今”を、より多くの方に知ってもらう、その場で良さを実感してもらえるような、「スポーツ × 〇〇」なイベントができないものだろうか…
ここから先に出てくる、集落/山でも共通するが、ぜひ実現したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?