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ファイナンス基礎編1/2

最近自粛し過ぎて家で考えていることは給付金の10万円をなんに使おうか考えているだけです。
とりあえずJINSのブルーライトカットのメガネは買うことにしました。
あとビーズクッションも少し考えていますが、12畳の部屋にいるかと考えてしまい、コレは伸びてしまいそうです。
もし10万円で卒論免除だったら僕はその権利を迷わず買います。

今回の本はファイナンスに関してなのですが、いくつか注意点があります。タイトルの1/2の意味ですが2回に分けるという意味です。
理由としては下記の通りです

1・ファイナンスに関して結構論理立てて書いてありコレを無視すると逆に理解できなくなる。
2・全部1回で描こうと思ったら途中で飽きてしまう可能性がある

僕は実はFP2級と簿記を2級の途中くらいまでは理解しているので読んでいてもあんまり苦がなかったですが、人によってはこういう話はしんどいと思われていると思うのであくまでポイントをかいつまんだ説明にしていこうと思います。 

今回は書く分量も結構多いと思うので早速初めて行きます

「ざっくりわかるファイナンスの基礎」

そもそもファイナンスと会計の違いはいくつか存在する。
1・会計は「利益」を扱い、ファイナンスは「キャッシュ」を扱う。
2・対象となる時間軸が異なる
  会計は現在を示し、ファイナンスは「未来」の数字

財務会計と管理会計
財務会計 -主に株主、つまり外部に公開するようの会計
管理会計 -主に経営陣や役員が経営のために利用する会計

バランスシートでは資産は流動資産と固定資産に分類。負債も同じように流動負債や固定負債に分類できる。

資本=資本金+剰余金
利益が出れば資本は増えるが、資本金は変化しない
ここは銀行員などのファイナンスに関わる人間も間違えるので注意

資産の解説
流動資産=「すぐに現金化できる資産」
      預金や短期で運用してる投資有価証券や受取手形(売掛金)
固定資産=「現金化するのに時間がかかる資産」
     機械や土地や営業権や特許権など
     子会社の株式も該当するが、コレは連結会計で会計書には出ない

受取手形=商品を購入した時に現金を使わずに掛けで支払う
期日までに手形状のお金を支払う約束をしたもの
売掛も買掛も流動の分類に入る
棚卸資産=物量にありがちな在庫のこと
コレも流動資産に入る

負債の解説
流動負債=「すぐにしはう必要があるもの」
     1年以内の支払手形
固定負債=「長期的に支払う必要がないお金」
     長期的な借入金などが該当

資本金は銀行口座に残っているなどというようなものではなく、売掛金や棚卸資産や他にも土地とかにも使われている=運用されている
よって資本金は企業の資金繰りに関係はない

製造業にありがちな商品が売れるまではまず商品を作らなければならず、そしてものを仕入れなければならないため入金より支払いが先になる。このお金を運転資金という。
資本金と運転資金は全くの別物である。
運転資金は調達(バランスシートの左)になるが、資本金は調達(バランスシートの右)

損益計算書の5つの利益
①売上総利益(粗利)=売上高-モノの原価
②営業利益(本業の力)=①-販管費(販売や管理にかかったお金)
③経常利益=②+営業外損益(営業の外で獲得したお金:利息など)
④税引き前当期利益=③+特別利益・特別損失(通常外の損益)
⑤税引き後当期利益=④-法人税など

キャッシュフロー計算書=「営業活動」「投資」「財務活動」
「営業活動のキャッシュフロー」は本業で儲ける力
マイナスの時もあるが、コレはお金がまだ支払われてない可能性もある
「財務のキャッシュフロー」は営業と投資と足してマイナスだったら資金を調達する可能性があるのでコレはプラスになる。ここを見ることで営業や投資の現状や調達方法など様々なことを見れる

事業のステージによってキャッシュフローは異なってくる
スタートは投資などもどんどんするのでどうしてもマイナスになり、財務活動のキャッシュフローはプラスになる

無借金経営とは債権者にとってのいい企業であり、銀行も借金がないので化しても大丈夫だろうという推測の元に貸す

株主と債権者のマインドの違い
株主は事業の成長性を求め、債権者は事業の安定性を求める
コレは株主は企業の税引き後利益を分配するのに対して、債権者は株主よりも投資家としては優先順位が先なので借入をした時点で契約によって決まっている。よって売り上げは関係ない

ファイナンスとは投資に関する意思決定/資金調達に関する意思決定/分配に関する意思決定ということができる=コーポレートファイナンス

ファイナンスにおけるリスク=将来の不確実性

投資家が国債投資に求めるリターン(無リスク)を「リスクフリーレート」といい、それ以上を求めること(有リスク)を「リスクプレミアム」

債権者が求めてくるリターンを「負債コスト」という
株主が求めてくるリターンは「株主資本コスト」

CAMP理論(限界もあるので必ずしも正しいわけじゃない)
株主資本コスト=リスクフリーレート*株式市場と自分の株の連動性*リスクプレミアム(2つめの連動性はブルームバーグで調べられる)

企業が債権者や株主に支払うお金を「資本コスト」という
コレはファイナンスの考え方で最も重要
経営者にとっては負債コストよりも株主資本コストの方が恐ろしい
理由としては株主はリスクを負っているので期待収益が出せなかった場合のリスクプレミアムが高くつく場合が存在するから

WACC(加重平均資本コスト)=(D/D+E)*(1-T)*負債コスト*(E/D+E)
              *株主資本コスト
Dは負債/Tは実質税率/Eは株主資本

WACCとは企業がいくらで投資家から資本を調達したかを示している
例えば企業が15%で資金を調達していると言った場合は株主の期待収益率は15%となる。つまり企業はこれ以上の収益を出さないと株主から見捨てられて株価の下落が起きかねない

負債の金利は法人税の節税効果がある

企業にとっての守りとは資金の調達コストを下げることであり、それを下げるためにはWACCを下げなければならない(WACCがあがる=リスクの増大)。だから適切な情報を公開するIRがある

前半はここまでです。残り半分ですので頑張りましょう

ありがとうございました。

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