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政治的に無価値な僕ら1/2

おはようございます。ゆうです

ここ最近ほぼ毎日友達5人とテレビ電話しながら勉強する様子を各自チェックし合うというオンライン5人組制度をやっているわけですが、機能僕が「GWの期間がいつの間にか終わってたから昨日スマホでGW2020の期間っていうキーワードで調べた」って言ったらなんとみんなやってました。

教員採用だの大学受験だの勉強している人たちもいれば、僕みたいなTOEICや応用状技術者試験のような資格の勉強をする人もいるのでアレは結構いい制度です。もし読んでくれている人たちに大学生がいればこの方法おすすめです。

最近コロナのせいでどこの企業も苦しく、ついにANAが新卒採用の中止を発表しましたね。経済悪化の影響が大きく新卒市場に現れたいい例だと思います。政府も10万円の給付をついに決めたりしていて頑張っています。日本政府がクソだったのはあの和牛商品券くらいです。それ以外はイタリアやフランスのように死者は多く出してません。

というかコレは政府というか大阪の吉村さんや東京都の小池さんが頑張っているからなのかもしれませんが。小池さんは一時期僕はすごい嫌いでしたが、最近再評価しています。

最近思うのは投票率の低さのせいで本当によくない政府ができてしまったと思うのです。芸人のEXITさんの風刺コントを見た人がいるでしょうか。彼らは見た目はチャラいですが、「若者が一生懸命政府を批判しているねぇ」と言ったら「あれ?でもこの人たちって投票行ったのかな?」というわけですよ

投票行かないのはもはや犯罪とは言いませんが、それに近しい行為にしていいと思います。なんで自分の住んでいる国の政治くらい考えきれないのかと。それで授業料の減額だの10万円だのアベマスクだの批判の言葉ばかり並べる連中に一時期キレてました

今回はそんな政治学の本です。この本は実際に早稲田大学の政治経済学部の入門講義に使われているようです。今回も本の内容が長いので2分割させていただきます。ちなみに僕は大学受験で早稲田の国際教養に落ちて院で早稲田でまだまだメジャーではない男性学を勉強しよう考えていましたが、プログラミングの方がやってて面白かったのでやめました。親は応援してくれていたので社会人になっていけたらどこの大学でもいいので男性学は勉強したいです。以下本編です。

政治的に無価値な君たちへ」


Lecture1 価値

イデオロギー=「世界はこうあるべきだという」抽象的な願いや考え
憲法は偉い人たちが作った国の運営方針
→つまり偉い人たちのいでおりギーが反映されていて僕らは流されている
中立なフリをしているが、実際そういうわけじゃない。
政治を勉強しようと思ったらまずは自己のイデオロギーの自覚


Lecture2 人権


現代の政治の目的は人権
人権=ホモサピエンスが尊厳を持って扱われるために与えられる物
つまり、自由の量と苦痛の量のバランスが自由>苦痛の状態

国際人権規約には市民的政治権利(CPR:個人の平等)経済的社会的権利(ESCR:社会的平等)に分けることができる。
そして人権には普遍主義と相対主義の存在

アフリカのFGM(村で女性器を落とす文化)は人権的に正しいのか
人権とは欧州発祥の考え方であり、アフリカの村の文化に対して外部からコレは人権的じゃないというのは考える余地がある。
僕も実は全く同じ議題でディスカッションする講義があったのですが、僕含めて相対主義的な考えを持ったのは受講生の20%くらいでした。

CPRは個人の自由を尊重する物なので、社会や政府から不当な扱いや特定の価値観を押し付けられないことを指す。しかし、あまりにも自由すぎると60年代のアメリカのようにヒッピー的な考えも出てきて覚醒剤がOKという考えの人もいるのかもしれない。そこで秩序派の人間が出てくる。
ESCRは平等なので貧困から免れ、尊厳のある生活水準を獲得する権利
しかし、ここで経済競争の自由が失われてしまうので、ここも平等派と経済競争自由派が生まれる
このようにイデオロギーは4つに分類できる
リバタニアイズム/保守主義/共同体主義/リベラル
このように政治的に中立的人物など存在せず、みんなどこかの視点から社会を見つめている


Lecture3 労働

日本は先進国の中では教育にかけるお金が少ない弱小国
まぁコレは大学が悲惨すぎてわかると思います。台湾の台湾大学(日本で言う東大)に留学してた友人があいつらバイトもしてないけどみんな豊かそうに暮らしてる。台湾の大学に進学すれば良かったと後悔していました。多分最高学府の学生でここまで労働してるのは日本くらいな気がします

しかし、大学の学費を下げることに反対の人間もいるらしい。
その理由としては主に以下の3点だった
1.大学教育は不必要
2.社会主義的である(学費を国がカバーするのはおかしい)
3.危険思想が広まる可能性がある

この3については少し話はズレますが、僕の大学の憲法のテストである政府法案についての意見を書かせるテストがありましたが、僕は賛成の立場で書きました。そこで成績開示すると成績がCだったのですが、コレはおかしいと思い友達に言ったら賛成の立場で書いた人はみんなCか落単になっていました。闇です。

労働とは負の要素だ。
2017年では日本の最低時給は800円台でフルタイムで働いても年収170万円である。コレではとても「健康で文化的な生活」は送れない。
単身家族では50%近くが貧困層である。
有給休暇でもヨーロッパのように病気休暇という制度がない
しかも日本には報復人事制度が存在するのでそう簡単に逆らえない(一応訴えることもできるが)
サービス残業ももちろんあるので日本は労働法に関してはかなりの犯罪大国だ。しかもILO条約の多くを批准している。
しかも失業保険は数ヶ月程度でしか出されないので、仕事がない=死となる。だから失業率も結構低い。今回のコロナショックを通じてWBSで出演されているかたが「雇用も守るのは命を守ること」という意味が本当の意味でわかった


Lecture4 階級

階級は経済的に分けると以下の5分類できる
超富裕層/富裕層/準富裕層/アッパーマス/マス
99%の人間は富裕層ではないのだから生まれた時から不断の努力が求められる。もちろんお金の自由だけではなく時間の自由も異なってくる。
だから労働(苦痛)をしなければならない。
つまり資本主義社会における自由とは人権とは自由ではなく商品

もちろん家なども資本主義社会的に考えるとただの負債である。
つまり資本主義社会に適合している人間とは「勤労し、競争し、消費をして自助をし続ける人間」

先進国=資本主義国というイメージだが、実際はそうでもない。米国では社会主義的な考え方をする人が35%近くいるし、そのような考えを持った政党もある。

資本主義の基盤は 「人間が自由意思で価値あるものにカネを投 じる」 行為だ。 資本主義世界というのは、絶え間ない無数の投資(investment)と投機(speculation)によって成立している。投資とは対象物を育てることで、登記は差額で儲けること

おまけに労働者は金融商品だけで儲けている富裕層と比べると病気や左遷などもあるのでハイリスクということができる。

結局、資本主義世界には「資本主義を信奉しながら資本主義を傍観するしかない」という滑稽な労働者たちで満ちあふれている。


Lecture5 結婚

現代における結婚はお金と深い関係を持っている

日本での結婚の扱いは以下の通り
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持さ れなければならない」
つまり結婚とは契約
結婚には様々な義務が存在する
同居義務/苗字統一義務/貞操義務/扶助義務/夫婦財産性



マリタルレイプ=「夫婦間におけるレイプや強制猥褻行為」
フェミニズム運動のおかげで93年に国連がマリタルレイプ肺胞であるという判決を出した。しかし日本ではこのことは違法ではない。OECDのなかでも4つの国しか合法としているが、その1つが日本なのだ。約14%の女性が望まない性交渉があったとアンケートで答えている。コレを踏まえると日本は性犯罪大国ということができる。ちなみに痴漢も多いのでコレは揺るがない事実だろう

夫婦別姓についてはOECDのなかで法的に苗字の統一を求めているのは日本だけである。別にコレは100年程度の歴史しかないので伝統とは言い難い。妻は夫の家に入るべきという明治時代の家制度が大きく関係していると言える

PACS=フランスの制度で結婚のようなものだが、契約内容をほぼほぼ2人で決めることができるというものである。コレが流行していてmarridgeがPACSに追い抜かれる可能性も大きくあるらしい


今回はここで以上です。結構重た目の本なのでゆっくり解説していこうと思います。



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