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8時間耐久戦について

昨日初めて、ここに文章を書いて宇宙に放ちました。
本当は、自分の中の感情の全てを吐き出せる
「実家のような」場所にしたかったのですが
そういえば、noteの記事っていろいろとネットで検索すると
たまに関連の文章がでてきたりする。
あまり赤裸々には書けないわけだ。

なのでオブラートでぐるぐる巻きにして
書いてみたい!と思った一番のことを
綴りたいと思います。

どうか「あれ、これってもしかして」
という人の目に留まりませんように。
これってもしかしてと思っても違いますからね。
似たような話はどこにでもあるものです。

8時間耐久とは
平日の朝8時半から夕方5時半までの
事務所で繰り広げられる
8時間の耐久戦のこと
ひとり我慢大会とも言います。

数年前、前の管理職が退任し
民間企業を知らない元お役人のとんでもない人がやってきました。
前の管理職は私を採用に推してくれた人でもあって
信頼でき、空き時間には身の上話や仕事に関連するいい話をしてくれた
楽しい人でした。
外出するとお菓子を買ってきてくれたり
飲み仲間を紹介してくれたり
仕事もいろいろ任せてくれて、毎日あっという間に5時半になったものです。

まぁ、ここまでのひとはさすがにそういるもんじゃないですよね。
とは思いますけど
次に着任したのは、「ここまでのひとはさすがに」とか言ってる場合じゃなかったの。
まず、余計なことはいっさい喋らず、必要なことも全部は伝えず
ただひたすらキーを叩き続ける。
喋らないのかと思いきや、自分の上司への献身ぶりは呆れるほどで
へらへらと意味もなく笑う電話の声や
民間企業ではありえない無駄な紙ベースの仕事を見て見ぬふりしながら
向かい合わせに座って8時間耐えるのです。

朝から晩までなにを打ってるのかは謎で
同僚といろいろと考えた結果
「たぶんブラインドタッチ検定でも受けるんじゃないか」
ということで納得することにしました。
かなり激しく打ち込んでいる時には
「明日検定日なのかな」
と言って生暖かい目で見ています。

困ったのは、動きが「事務員さん」なこと
玄関のインターフォンが鳴ればすっ飛んでいくし
お茶の買い出しや郵便物の受取
油断するとどんどん私の受け持ちが減っていく
共有フォルダを開いて「もうやってある」と、愕然としたことも1度や2度ではありません。(注:65歳男性です)

話してくれない
教えてくれない
という私に、「期待しすぎ!」という同僚がいますが
これって期待でしょうか。
指示を待たずにやれってことか。
それも疲れたよ。

最初の「なんじゃこりゃ期」を反抗期の中学生みたいな気持ちでやり過ごし
自分がここを去るよりほかに道はないことを自覚したうえで

自分の機嫌を自分でとるキャンペーン
(観葉植物の世話などに注力する)

一回ちゃんと尊敬してみてこちらから働きかけるという修行
(興味のありそうなことを質問してみる)

もっとフランクに親戚みたいな親近感を育んでみる実験
(プライベートな悩みなどもちらっと話してみる)

そんな上司だと部下はこんなふうになっちゃうよ宣言
(コピーをとりにいく途中で雑談しなかなか席に戻らない、
お弁当のデリバリーのとりまとめ局創設、余興係を買って出る)

などなど試行錯誤しましたが

この人、人間味がないんです。
うちの犬の通院で時間休を申請しても
ワクチンの副反応で休みの連絡をしても
ポンと判を押して返すだけ

だからロボットのように接するのが一番

というわけで、デスクの配置は変えられないので
モニター前にどーんと書類ラックを置いて耐えてます。

私、この事務の仕事は適正じゃないの、自分でわかってる。
去年暮れに占いの先生からも
曜日を決めて、ひとが喜んで帰っていくような仕事をしたほうがいい
と言われた。

生活のため
安定した職場にいるだけ
でもたまにこの8時間がとても虚しい。

というわけで、資格試験は2年目になりました。
まずここを乗り越えて、自分のやりたい仕事に就きたいな。

オブラートに包み切れなかった。

でもなんかちょっとすっきりした。

文章にして宇宙に放つことで
心が整った。

というわけで、この8時間耐久の記事はシリーズ化します。
私がなんらかのかたちでここを去るまで。。。









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