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少年みたい

『少年みたい』
というタイトルの本を読んだ。

正確には僕が10代の頃に読んで、何年も経って、改めて読んだ。

94年3月の発売ということは、僕が生まれて1歳半になる前だ。
僕は92年の12月に生まれた。

25年も前の本を僕は未だにこうして手に取って読み返している。

中を読んでも、全く古くないのがすごい。
これは中谷彰宏さんが博報堂をやめて作家として独立をして3年後に書かれた本だ。

中谷彰宏さんは91年に独立をした。31歳だった。
ということは、この本は34歳の頃に書かれた本であるということだ。

僕にはそれが恐ろしい。怖い。
そして同時に、すごく羨ましい。

30代でこれだけの本を書くことができる中谷彰宏さんに、怖さを感じるんだ。
怖さというのは2つあって、1つは「なんで30代なのに、60代のような本を書くことができるんだ」という経験力としての怖さと、もう1つは「30代までに独立をして、これだけの内容を書くことができるんだ」という畏怖の念。

僕が中谷彰宏さんの30代の頃の本が好きなのは、その2つをひしひしと感じることができるからだ。

30代で頭角を現してあそこまで行ったということは、20代の過ごし方が半端じゃなかったということ。
世に出てくる人というのは共通点があって、必ず最低10年間の下積みをしている。

30代で世に出てきた人は20代の、
20代で世に出てきた人は10代の過ごし方が半端じゃなかったということ。


中谷彰宏さんはいま60歳。
ちょうど僕の母親より1歳年上で、僕の父親より1歳年下。

僕の親のような年齢だけれど、20数年前に彼が書いた本は、今の僕が読んでもものすごく興奮するほどに、みずみずしい。

ああいう生き方をしたい。

少年みたい。すごく共感します。

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