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メガネとコンタクトレンズの煩わしさから解放された日(ICL手術)

2024年04月14日

私はICL手術(Implantable Contact Lens:眼内コンタクトレンズ)を受けた。この日を境に、コンタクトレンズのケアや装着など日頃の煩わしさから解放された。

ICLとは

目の内に直接レンズを入れることによって視力を矯正する治療法で、角膜を削らないで視力矯正ができる。ICLでの矯正は安定していて、長期に渡って視力が保たれるのがポイント。但し、近視が進んでいるような場合は、視力が落ちてしまうことも有。眼内のレンズは交換できるので度を変える事もできるそうだが、目に負担はかかるので検討は必要。

手術してから約1ヵ月経過し、今はこれといった不快感もなく快適な裸眼生活が送れている。視力は両目0.01 から1.5 まで回復した。

周りからは「実際どうだったか?」「費用はどうだったか?」等よく聞かれるようになったので、手術までの流れを個人的な感想も踏まえて話せればと思う。ICL手術を受けるか迷っている人の参考になれば嬉しい。

クリニック選び

私が手術を受けたのはここ。


実績ありで知人も実際に手術を受けていたことや、手術費が予算内であったことからここを選んだ。また、手術前後で何度か検査することも聞いていたので、アクセスが良かったというのもポイントだった。

手術前〜手術後の流れ

事前検査
自分の行ったクリニックでは、手術前に眼の検査を2回行った。そこでICL手術が可能かどうかやレンズの度数をきめるカウンセリングを行う。検査を受けるにも数日前※からコンタクト装着は禁止。メガネで生活しなければならないので、影響のない日を選ぶ必要があった。 

※ハードレンズかソフトレンズ,乱視矯正の有無で日数は変わる。

レンズの度数が決めた後、レンズを発注。レンズが確保でき次第、術日の調整に移った。

手術
手術は入院不要で、3〜4時間ほどで全ては終わる。当日検査や麻酔が効くまでの時間、手術、術後の休憩等含めてこれくらいはかかる。手術だけだと15分程度。

手術自体、痛みはなかったが恐怖はあった。目の消毒は沁みたし、視界がどんどん変化していく違和感があった(目の前が赤色,黄色,紫色,,,と変わっていく)。目に手を加えられてる気持ち悪さもあったので手術が終わった時は、かなりホッとした。

手術直後の目は、一言で言うと「出来立ての繊細な目」。視力は早速と良くなっていることは実感できたものの疲れやすく、頭の位置を変えたりするだけで目に圧力がかかってる感があった。また、程度は低いもののハロー・グレア現象も体験した。
※ハロー現象は、光の周りに輪ができる現象。グレア現象はそこから光が拡散し滲んで見える現象。

術後は、処方された点眼液を指す必要があったり、日常生活を送る上でいくつか制限があった。個人的にはこれらの制限がきつく感じた。
簡単にあげると、洗顔・洗髪や飲酒、運動、サウナの禁止、保護メガネ着用、就寝時の保護眼帯着用などがある。

就寝時に着用する保護眼帯
日常生活で着用する保護メガネ

術後1日目
目の周りに、めやにや点眼液の乾いた跡がこびりつくので不快感があった。目も擦ってはいけないので、除菌用ペーパーで拭き取ったりとかなり気を使った。
一方で、当日と比較して目の疲れも軽減され、裸眼で生活することの嬉しさを徐々に感じはじめた。

術後2日目〜1週間
翌日に感じた不快感は日に日に軽減されるが、術後4日目までは髪や顔を洗えなかったりと中々に辛い。ニキビもできてしまうし、"耐え"の期間であった。
 ※美容室で髪を洗ってもらうことは可能。
汗は大敵なので、ICLの手術は涼しい季節にすることをお勧めしたい。

術後1週間目〜1カ月目
1週間が経過するとかなり制約が外れる。
点眼液をさす頻度も1時間おき→4時間おきになり、起床時に着用する保護メガネと就寝時着用の保護眼帯をようやく外すことができた。またお酒やサウナも解禁。
ここまで来ればこっちのものだ。

術後1カ月目以降
目の調子は変わらず良好。ハローグレア現象もあまり気にならなくなった。この先、三ヶ月後、半年後、年一回といったペースで定期検診を行い、目に異常がないか確認してもらうことになる。保障期間3年以内であれば、レンズの無料交換はしてくれるそうだ。
※この記事は手術約1ヶ月後に投稿

今年中にやるべきこと
手術から少し話は逸れるが、忘れてはいけないのは確定申告。
ICLは保険適用外になるが、支払った医療費が10万円を超える為、確定申告をすることで税金還付を受けることが可能。手術料金の領収書を発行してもらえるので、確定申告の際に忘れず提出するつもりだ。

料金

気になるお金の方だが、ズバリ60万円程。
近視度数や乱視の有無で金額は15万ほど変わる。自分は近視度数も強く乱視有だったのでコストはかかった方だと思う。後に紹介する"紹介制度"を使い、数万円程割引してもらってこの価格であった。

感想

手術は目に負担をかける行為ではあるので、「視力が悪い人全員がすべき」とは言えない。
ただ今は、それを承知の上でやって良かったと思えている。コンタクトは毎日のケアが面倒だと思っていたし、メガネは顔汗でずり落ちるのが好きじゃなかった。この辺りの煩わしさがなくなったのが一番大きい。いいお金の使い方ができた。

視力回復治療に興味がある人へ

もし、"お金"を理由に躊躇っているひとがあれば背中を押してあげたい。事前の検診だけでは費用は発生しないので、ICLやレーシックの相談をしに行くのもいいだろう。

自分に連絡をしてくれれば紹介できるので、手術内容によって1〜5万円ほど割引が適用される。"品川近視クリニック"での治療を検討してる人は遠慮なく本記事にコメントしてみてほしい。

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