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心理的安全性の高い組織とは?
僕は生産性高く生き生きと活動できる組織とはどのような組織なのか?という問いをテーマに日々活動してきています。
現在この問いの答えとして、
①心理的安全性
②自己効力感
③目標
の3点が重要なのではないか?という風に思っています。
今回はこの中から①心理的安全性に絞り整理していきたいなと思います。
では、そもそもなぜ心理的安全性が高い必要があるのでしょうか??
それは、メンバーのパフォーマンス向上により目標達成に近づくためだと思います。
組織目標達成のためにメンバーのパフォーマンスが高まったほうが当然いいですよね?
それではここからより具体的なメリットについてもご説明します。
■具体的メリット
・集中力の向上
メンバー全員が安心しながら集中して仕事に取り組めるため、業務の生産性も高くなる。
・メンバーの主体性の向上
心理的安全性の高い組織であればメンバー各々が組織課題を見つけた際に行動を起こしやすくなる=イノベーションや改善の推進
・議論の活発化
心理的安全性の高い組織であれば、組織の目標や課題に対してメンバーが自由に議論できる環境が整っている。これにより、目標がブラッシュアップされたり、valueに対する考えが深まったりと様々な効果がある。
・メンバーがそれぞれが求めている機会の提供→エンゲージメント向上
心理的安全性が高ければ、メンバーがどのような体験によってモチベーションが上がるかマネジメント層や周囲のメンバーが考える傾向にある。結果、一人ひとりにとって仕事の原動力になるような最適な経験を提供しやすくなる。
以上が具体的なメリットでした。
ではここからは、具体的にどのようなことをしたらよいのかについてご説明します!
施策
・メンバー間の信頼関係を構築する(腹を割って話すきっかけを作る):個人個人にフォーカスした施策
-1on1
-ざっくばらんな雰囲気で雑談を交えながら「話を聞いている」ことを態度で示す
-自分のことをわかってくれている、見てくれているとメンバーが思ってくれたら信頼関係が構築できてきているといえるだろう
・多様性を受容する
-安心してもらうためには違いを受け入れる文化を醸成することが重要である
・協力関係を築く
-チームがそれぞれにFBしあい助け合える環境づくりを行う
・入社してすぐ(オンボーディング等)
-特に入社してすぐは心理的安全性を担保できておらず信頼関係の構築が特に大事になってくる
-この時期には意識的にコミュニケーションを多くとるようにする(単純接触効果)
-またいち早くチームに溶け込み心理的安全性を担保するために、以下のような施策を行うとよい
-1on1:それぞれのメンバーと価値観などを共有しあい相互理解を深める
-飲み会/ランチ会:それぞれのプライベートな話をしあうことにより安心して自己開示できる信頼関係が作られる
これらの施策を行うとよいだろう。
それでは、次に組織観点から具体的に行うべきことを記載していきます。
心理的安全性の高い組織を作るために:組織観点より
発言機会の提供
全員が発言できるように話を振る
アイスブレイク
緊張感や威圧感によりメンバーが委縮することを防ぐために必要
仙台では、定例の各自のGOOD/MOREで担保している
共通言語の明確化
Mission/Vision/Valueなどの共通言語を明確化し浸透する
これらから現状の組織状態を見た上で、必要なものを選択して施策をうっていくとよいのではないでしょうか?
しかしながら、心理的安全性の高い組織づくりを行ううえでの注意点もあるので記載します。
注意点
馴れ合うだけの関係にしない
-心理的安全性の高い組織を作ろうとすることと、なれ合うことは違います
-あくまで目的達成のために心理的安全性の高い組織を作る必要があることを忘れず(手段が目的化しないように)取り組んでいただきたいです!
部下に遠慮しない
-心理的安全性の高い組織を作るために、メンバーに遠慮し何もいえなくなるのはもってのほかです。
-メンバーに迎合せずきちんと理想状態を追うというコミュニケーションをとり続けましょう!
21卒就活生。東北大学農学部4年。組織論や経営に興味を持つ。アイセック仙台委員会2019年度代表。仙台若者1000人花見発起人兼2018,2019年度代表。清水エスパルスのファン。