最近のこと、「梨泰院クラス」

時間を持て余す。

世間では四連休、その最終日が今日な訳だけど、こちとら夏休みに突入しているので、あと正味四週間くらいは休みな訳で。働いてみて、働いているからこその休みのありがたさを思い知った訳だけど、早くもそのありがたみが麻痺し始めている。とはいえ世間もこんな感じだから積極的にどこかに行くというよりは、天気の悪さも手伝って、家で過ごす時間が多くなる訳です。どちらかと言えば引きこもり体質な自分からすると、そこまで家から出なくても趣味の楽器弾いたりとか、バラエティ、ドラマをみたりとかで割と事足りる。それでも気がふさがる時はだいたい深夜に散歩をするようにしている。留学していた時に外で歌を歌いながらよく歩いていたのだが、その癖が日本に帰ってからも抜けずに気がつくと歌を歌っていることがあるので、通報されるのも時間の問題かと思う。

さて、タイトルに書いた「梨泰院クラス」なんだけど、久々にハマった。Netflixオリジナルコンテンツのこのドラマはだいたいランキングの上位に入っていることが多くて、天邪鬼な自分はそうなるとあまり見る気がなくなるんだけど、あまりにもみてる人がまわりに多かったので、意を決して見ることに。そしたらハマった。めっちゃ面白かった。韓国ドラマは小学生くらいの時に親の横でみていた「天国の階段」ぶりだったけど、全然抵抗なくすんなり入っていった。ちょっと前に「パラサイト」をみていたのもあったけど、韓国ドラマは日本と文化的に近い部分があるので、アメリカドラマ見る時よりも違和感なく見れる気がすることと、韓国語で漢字の熟語が日本語に聞こえる時があったりするのも面白い。音楽しかり韓国の文化面は本当にすごい、見習う部分があると思う。昨今の若い感性を持っている子たちが軒並みハマっているのも頷ける。

「梨泰院クラス」の内容については、日本で言えば半沢直樹(みたことないけど)的な人生逆転ストーリー的な部分があってそこにカタルシスを得られるのが人気の秘訣だと思ったけど、年齢が自分により近い分自分を投影しやすくて。(逆にあんなエリートサラリーマンの半沢直樹に投影できる人ってあんまりいなくない?)それも手伝ってか自分の心に響いたんだと思う。実際にこの自粛期間あまりにも暇だったので、友達と起業でもするかーと冗談めいて話していたけれど、ドラマをみてから強ち嘘でもない、本当にやろうかなとすら思えてきた。ドラマの影響受けやすすぎる自分。でもポジティブな影響なんで。

ドラマで面白いポイントは主人公の元に集まってくる一癖も二癖もあるキャラクターたちで、それぞれ何かしら秀でた力を持っていたりする。これが面白いのは、自分に置き換えた時に、この仕事を任せるなら誰々だな、みたいな想像がふくらむところ。理想を現実に変えていく上で大事なことはそれを実際に声に出していくところで、最近あった人で「ちょっと起業考えてるんですよね。」っていう話をしたら二人くらい「面白そうだね」って乗ってくれる仲間に巡り会えて、すごくワクワクしているところ。何が嬉しいかというと、その二人が大学時代に出会った人の中で秀でている人たちだったから、本当にドラマみたいな展開が動き始めた感じがする。これがどこまで現実のものになるのかはかなり自分の頑張り次第な気もするけど、SFC出身者に脈々と受け継がれる起業家精神をフル活用して、まずは仲間を集めるフェーズかなと。何をするかは擦り合わせて考えたい。

話を戻して「梨泰院クラス」の個人的に思うもう一つの魅力はやはり主人公パクセロイの人間性にあると思う。このパクセロイがかっこいいのなんのって。どんな状況下にあっても自分の意思、信念を貫き通すところ、そこに仲間たちは心を打たれてついていく。理念めいたものがあればこそ、人がついていくのだとすれば自分の中にも確固たる信念が必要だなと思っている。これはもちろんフィクションの世界ではあるが、自分が中心になって何かをするなら、あぁありたい。というかこの人にならついていきたい、と思わせるような人間。自分もそうありたいと思った。

この話が机上の空論、または絵に描いた餅で終わるのか、それを実現していくのかはこれからの自分次第ってことで。とりあえずこの1ヶ月弱ある時間をフルに役立てたいと思う。涼宮ハルヒはいってました。「ないんだったら作ればいい」って。

(「梨泰院クラス」み終わって今は「愛の不時着」をみてます。)

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