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心の底を正直に書いてみる

カッコつけても仕方ないので、心の底を正直に書くと
まったくブログを書く気が起きない。
(ブログを開設し記事を書くというのはコンセプトに沿った行動としてあきやさんから課題としていただいたものです。私自身もそう思っていたのでこの流れには納得していました。)

いや、あんたちょっと前にめちゃくちゃ感傷的に記事書いてたじゃん!
スキたくさんもらったし、あきやさんにも報告したじゃん!
と突っ込みたくなるのは当たり前のことだと思う。
私自身、何度も何度も自分に突っ込んだ。

この記事を書いて、ここから人生スタートだ!と思っていたんだけどどうにもこうにもブログを書く気が起きない。
どうやら「私」は相当手強い敵である。

いつもなら自分と約束したことを守れない自分に対して自己嫌悪になっていたと思う。少し前のムンプラさんのインスタライブで「申し送りは同期にするような感じで気軽に」と言っていたことが身に染みる。私はいつも上司が部下を説教するように自分が自分に対して「なんでできないのー!!!」と怒る癖がある。
今はちがう。心の底でやりたいと思っていない(またはやれない)ことをやらせようとするのは間違っていることをもう知っている。

じゃあ、なぜ私の筆は進まないのだろうか。

書くのが嫌なのだろうか。
いや、noteはそのあとに5つも記事を書いている。
書くことに対して嫌悪感も持っていないはず。

コンテンツ自体が実は興味がないものなのだろうか。
いや、形を変えてはいるけれど10年以上この分野に興味をもっている。
今更興味がないわけはないと思う。

じゃあ、どうすれば書けるんだ。最近ずっと悶々と考えていた。

ひとつは、範囲を狭めすぎたのではないかということ。
私がブログ開設を決めた時点で書きたいと思っていた分野はかなり狭い。
もちろん大好きな分野ではあるんだけれど、たくさん書きつづけるには狭すぎる。

ふたつめは、ほかにも書きたい分野があったことに気づいてしまったこと。
これは、実は講座のときにあきやさんにフラグをたてられていて「大人向けのワークショップもいつかしましょう!」的なことを言われていた。
このときの私は「そんな日は来ないと思うなあ」と思っていたんだけど、やっぱりあきやさんは私よりも私の未来が見えているようだ。

みっつめは、仕事(本業)が思いのほか楽しいこと。
そもそも私の夢(コンセプト)は、今の会社を辞めたい私がつくりあげたものだった。
だけど、いま仕事が楽しい。この「楽しい」という気持ちの種類はコンセプトでは得られにくい、営業的側面が強い種類の気持ちである。

書きたい気持ちはある。だけど、今の狭い分野のまま書くのは厳しいと思った。
だけど、思いついたことをジャンルばらばらに書くのはちがう。
何かばらばらの書きたいことをまとめる私にしかない「軸」があるのではないか?と思うようになった。

なかなか軸は見つからなかったので、秋冬の制服づくりに取り掛かった。
レポートにある制服案を見ていると、その制服を着て何をしたいのか、ということが突然見えてきた。

「オープンマインド」「明るい」「ひらめき」がキーワードのカラーコーデは子どもを相手にワークショップをするときに着たい。現状だと友だちと遊びに行くときなどオフ全開のときに着たい服だなと思った。

「唯一無二」「余裕」「こだわり」がキーワードのジャケットコーデは大人を相手にワークショップをするときに着たい。現状だと営業に出るときがこのコーデだと思う。「ちゃんと見えてほしい」ときに着る。

このふたつは制服案②③にあたるんだけど、手持ち服でも近しいものは持っていて、理想の生活と現在の生活でどんなときに着たいのかもかなり具体的に浮かび上がった。

だけど、肝心の制服案①がぼんやりしていた。
キーワードは「きれい」「柔らかい」「潔い」白とベージュのワントーンに近いコーデ。これに関しては手持ち服では補えなさそうで、理想の生活と現在の生活でどんなときに着たいのかぼんやりしていたんだけど、じっくり考えていたら着て行きたい場所(やりたいこと)が思い浮かんだ。
自分でもびっくりの場所だったんだけど、私が制服案①を着てやりたいことは図書館で勉強をすることだった。
図書館は私にとってはかなり身近な場所で、このnoteも図書館で書いている。知りたいことがあるときも図書館に行くし、本も基本的には図書館で借りている。
そして、現在の生活では制服案①は「いつもの生活で着る日常着」だと思った。
私にとっての理想の日常=学ぶこと になるのか・・・?
驚いたけど、しっくりもきて、急に視界が開けた。
私が制服案①に合わせたいバッグは本やパソコン、ノートを入れられるような大きくて物を入れやすいバッグがいい。
靴はヒールのあるものはやはりそぐわない。スニーカーでもいいけど、図書館でカジュアルに過ごすのは私のイメージと違うから、ローファーかローパンプスがいい。

じゃあ、図書館でなにを学ぶんだろうか。学んだことをどうするのだろうか。
学びたいことはその時々によっていろいろあるけど、学んだことは自分のためにもアウトプットしたいし、誰かのためになればいいなと思う。
だけど、学んだことを教えるのはなにか違う気がするし、教えるような文章を書くのは苦手だということも気づいた。

私は自分自身が体験したことやそれについての考えを書くのは好きだけど、何かについて説明するのはめちゃくちゃ苦手だ。
だいたいコンセプトがワークショップの講師さんだからって、いきなり「教える」のはそもそもレベルが高くないか?という気持ちがでてきた。
私が学んだこと、体験したことを書き残すくらいがそもそもの今の私のレベルに合っているんじゃないか、それなら書きたいことがいっぱいある!という気持ちになってきた。
そもそもそういうのを書いているうちに「やってくれませんか?」と誰かに言われてワークショップの講師をやるのが私の理想の展開な気がする。
「私は先生なんです!ワークショップやりますよ!」っていうのはあまり私に合っていない・・・

じゃあばらばらの書きたいことをまとめる私にしかない「軸」は何なのだろう。
なかなかよい案は生まれなかった。

そんなときにふとapple watchのバンドを変えたくなった。
今はエルメスの黒のドゥブルトゥールのバンドを使っている。
購入したのは自問自答ファッションに出会う前だったので、エルメスのコンセプトなんか知らなくて、単純にかわいかったのと、本物を知ってしまった以上模倣品は嫌だなと思って買った。
黒は私の色ではないので落ち着かなくて変えたくて、前に見たときにあった茶色(制服案にもあった♡)かなーと思って、ホームページを見たら新しく白やグレージュがでていた!!!
これはまさしく制服案①にぴったり♡と突然テンションが爆上げしてしまったので、冷静になるためにコンセプトを調べた。

そんなエルメスのコンセプトは「職人技の伝承」、「移動・旅行のよろこび」とされています。
また、エルメスのロゴにはその名残で馬具工房に由来するデュックとタイガーが描かれています。
デュックというのは四輪馬車で、タイガーは従者のこと。
主人(馬車に乗る人)は描かれていないのかなと思った方もいるのではないでしょうか。
そこにはエルメスの信念が描かれており、この主人が描かれていないロゴの意味は「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」ということなのです。
Esmod Fashion Work Mediaより

「お客様ご自身です」というところがドストライクだった。
私は「自分の力で」ということに今までの人生でこだわってきたような気がする。理論を学び、自分自身で考え、実生活に生かすという生き方が「なりたい」であり「好き」だった。数々のハウツー本を読み漁ってきた私がたどり着いた結論だった。

そんなことを考えていたら、あきやさんの一番好きなnoteのことを思い出した。

画像そのままお借りしましたm(__)m

この記事のこの部分なのである!!!

2020年から深爪(と爪を噛む癖)を治すために通っていた育爪サロンの先生も「サロンにきてきれいにしても意味がない。本人が原因と向き合うこと、家に帰ってからも続けられるケアの方法を伝えることが大事」という考え方がよくて通っていた。

私の大好きな7つの習慣のコヴィー先生も「依存」→「自立」→「相互依存」の3つの段階があると言っている。

私の人生のキーワードはたぶん「自立」だ。
だけど私もまだまだ道半ば。自信がなくなるとすぐにハウツー本に手を出して、自分自身で考えることをやめてしまう。
だから教えるなんておこがましい。

そしてもう一つのキーワードは「体験」である。私は自分が体験したことしか話すことも書くこともできない。
だから、私が体験したことを伝えることはできる。
それが誰かに響けば最高だと思う。

ワークショップの講師さんは「なりたい」だ。
道半ばの私は講師さん(見習い)として、自分のチャレンジを残していくことが大切だと思った。

そんなわけで「子どもに学びとひらめきを与える教育ワークショップ講師さん」改め「自分の体験をもとに伝える自立ワークショップ講師さん」になりたいと思う。
制服案はそのまま、私の気持ちの問題だけだけど、よりリアルに妄想ができるようになった。
なんで私は服と生き方をこんなにも密接に考えているのかはわからないけど、自問自答して毎日楽しいです。

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