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映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」を見てきた。序盤から物語が動くので面白い。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」を見てきました。始まって10分もしないで(多分)、物語が動き出すのいいですね。最後まで飽きさせず、面白い作品でした。
量子世界になんで生物がいるんだ? というところに疑問を持たなければですが……。
レイトショーで見に行ったせいでしょうか? 猛烈に睡魔に襲われました。作品は退屈なんてさせない展開だったと思うんですけれどね。

冒頭は全く知らない女性(前作に出てきた人でしたね。前作の風邪ひいて朦朧としながらDVDで見た記憶がある)が謎の化け物に襲われる場面から始まります。全然知らない人でも、命の危機の場面には緊張感が出ますね。女性が男の人に助けられて、導入部は終わり。
アントマンになる、スコット・ラング登場。さくっと紹介して、正義漢あふれる娘キャシーも紹介して、キャシーの実験に反対するスコットの義母のジャネット、そして量子世界へ。
正義漢あふれるキャシー、量子世界に対して何か秘密を持っているジャネット。この二人の性格前半でうまく説明していて、この二人とラングがどう量子世界に関わっていくのかという展開が楽しみになる。スコットの妻ホープと義父のハンクはあまり目立たなかったね。

スコット、キャシー組と、ジャネット、ハンク、ホープ組で別れて量子世界を旅します。量子世界になぜか生命がいるけど、まあそういう世界観なのでしょう。そこら辺は納得して見ます。ただ、の異世界にしか見えないけれど。

スコット組の見るところは、とごかあまり頼りにならなそうなスコットと、正義漢で無理しそうなキャシーの関係性ですね。そこまで、お互いがぶつかることはなかったですが、父親としてキャシーを心配するスコットの気持ちになると緊張感が出ます。彼ら二人は割とすぐに、敵となる男に捕まってしまうので、対立などする暇もなかったですが。
あまり量子世界を冒険しない、スコット組に対して、ジャネット組は量子世界を移動して、いろいろなところ見せてくれます。こちらの見所は、何か隠しているらしいジャネットでしょうか、娘のホープとの対立の予感もさせます。
過去に今現在量子世界を支配しているカーンという男を助けようとした過去があるようです。このカーンというのは、いろんな平行宇宙を壊して回っていたみたいですね。それ気付いて、ジャネットは一転カーンへの協力を拒み対立関係になったようです。それが解決しないまま、現実世界に戻ってしまった。

ジャネットと過去回想は必要なところだけ描写して、秋も感じさせず見せてくれてよかったです。物語を止めるから、過去回想は長いと「早く本編を見せてくれ」もなるんですよね。

この物語はジャネットの過去との決着が主題になってますね。他にテーマはあるとしたら、父と娘の関係性でしょうか(スコットは娘を守るためにカーンに協力するしね)? あとはこの量子世界の映像を見せる。映像に圧倒されているだけで、テーマらしいテーマもなく親玉のカーンを倒すだけの話かもしれない。まあ、面白いからいいか。支配からの脱却とかもあるかもだけれど、量子世界って言われると、何か人間の価値観で考えるのが難しい。作品としては、カーンが支配しているようだけれど、量子世界で国とか、私有財産とかあるのかな? 支配されて奪われるものが、そこら辺はよくわからないので、人間のルールで見てしまう。

そんなこんなで、カーンを倒してスコットたちは元の世界に戻るのでした。要約してしまうと、それだけの話だ。映像は美しかったけれど、量子世界についてSF的な何かを見せて欲しかった。

カーンは多数いて、量子世界にいるカーンはその中でも最高に悪いやつで追放された、というアイディアはいいね。多数の中の一人として、アイデンティティに何かしらの問題がカーンにある、とかても描けたのではなかろうか?
SFとして、現代の私たちでは想像できない葛藤とか見せても欲しかった。

カーンは一回倒されるも、また出でくるので展開としてはよかったです。「シャン・チー」と比べると、この映画のボスであるカーンとの戦いは、それほど迫力はなかったけれど。

大きくなったり小さくなったりする、アントマンたちの戦い方は面白かったねですね。
スコットがいっぱい増えるのも面白かったです。
ジャネットの強い女性な感じが出ていて良かったですね。

種族? 活躍はたいしてしないけれどいろんなキャラクターは見ていて楽しかった。

前作(全前作?)のボスキャラっぽいキャラクターが出てくる。最後、感動っぽい演出で亡くなるんだけれど、そんなキャラクターだったのだろうか?

ピンチをアリの軍団で逆転するのはいいですね。ピンチから、どう脱却するかの方法として良かったです。

酒場の戦いは、敵はジャネットたちを捕まえようとしていたとはいえ、ジャネットたちに攻撃する前に反撃していたので「まだ、悪いことやってないのに」と思ってしまった。これは、平和なところにいる私の感想なのだろう。

面白い娯楽映画でした。
本当、ただ面白い作品ってだけですが、あまり深いテーマ性も感じさせず、飽きさせないで見せているのだから何か注目するべき点があるはず。 

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