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映画「ミッション:インポッシブル」をU-NEXTで見ました。エンターテインメントだね。

映画「ミッション:インポッシブル」をU-NEXTで見ました。
今現在「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」が上映中です(2023/08 現在)。評判がいいらしいので見たいと思ったのですが、シリーズ作品を全然見てなかったので(一作目は見ていたかもですが、今回鑑賞して全く記憶が呼び覚まされなかったので、見てなかったのでしょう)。鑑賞しはじめました。
果たしてわたしは、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」上映中に1~6作目まで鑑賞できるのでしょうか?

あらすじは、CIAの極秘諜報部隊 IMFに所属する者たちの中に裏切り者がいると疑われ、その偽物を暴くための任務につかされたIMF(彼らは「裏切り者」を暴く任務とは知らない)の面々、裏切り者によってか次々と亡くなっていく仲間たち唯一生き残ったイーサン・ハントが自らの無実を証明するために、動いて行く話。

イーサン・ハントが自分の無実の証明と裏切り者を暴くというのが、物語の目的になっています。「スパイ大作戦」という冷戦化の米ソの争いを主軸にしたであろう架空の物語のなかで作られた組織が、冷戦が終わったあと何と戦っているのかあまり具体的にわからなかったです(CIAは冷戦が終わってからも存在しているわけでもありますし「敵」は常にいると思いますが)。裏切り者探しなので、あまり国の対立は考えなくても物語は見られます。
最初の偽の任務に従事するパート(どんどんIMFのメンバーが殺されてい行きます。物語の最初から引き込まれるエピソードがあってつかみが素晴らしい)、イーサン・ハントがCIA にもぐりこんで情報を盗むパート(裏切り者をおびきよせるために、CIAの情報を武器商人に売るため)、そして最後の鉄道車両での裏切り者との対峙とアクション。どのパートは飽きないように作られていて楽しめました。
この作品でのマクガフィンにあたるのは「情報」ですね。スパイの情報が入った名簿。

色々つっこみどころもあります。裏切られたことと、冤罪をはらしたいという気持ちはわかりますが、今まで国の機密機関に属していた人間が、一時的、最終的に売るつもりがなかったとしても国の機密を盗むという発想をして行動に起こすのはいいのでしょうか? 物語はさくさく進んで飽きないのですが、もう少し葛藤や苦悩があってもいいのではないでしょうか。この作品を見ていると、ただ登場人物を動かす出来事があって、それを解決するために動いている作品のように見えてしまいました。
最後の派手なヘリと対峙するアクション、情報を盗む息をのむ場面など外面の動きは派手で見ごたえがあるのですが、心の中など内面の動きを感じさせる描写があまりないため「ただ登場人物を動かす出来事があって、それを解決するために動いている作品のように見える」と思ったのかもしれません。
物語がサクサク進むと上述しましたが、そのためでしょうか、次の場面に行くまでの余韻のようなものがなかったような気もします。

イーサン・ハントはCIAに侵入するための仲間をいつの間にか集めているし、ヨーロッパにいたかと思ったら北米にいて、そして北米での行動が終わるとまたヨーロッパに戻っている。一応裏切り者として追われているらしいのに、なぜ飛行機に乗れたのだろうか? などと細かいところで突っ込みを入れてしまう。
ただ、この思い切った場面転換により物語に飽きる瞬間を与えないので、一長一短だとも思います。最初はもっと描写があったのかもしれないですが、尺の都合でカットされたのかもしれないですね。

眼鏡につくカメラなど魅力的な小道具がでてくるのですが、それらのガジェットについてもう少し説明や、作中で活かされていたら楽しかったなと感じました。

昔のインターネットでこの作品の感じだったのでしょうか? 当時はまだ私は使ったことさえなかったので、これがリアルなのかわからない。

テーマはあるのでしょうか? あまり思いつかない。私がテーマと認識するものは、作中の人物たちの内面で動きの動機となるものと考えているみたいですね。上述しましたが、この作品からそのような動きを感じなかったので、思いつかないのでしょう。エンターテインメントを描くというのがテーマなのかな。
冷戦が終わり、エンターテインメントとして国の争いを描くとしたらもはやテーマ性を与えられなかったのかもしれないですね。この作品が作られた当時は。
この作品が作られた時代は大国視点から考えると平和な時代だったのでしょう。今現在はそんなことはないですからね。そういう時代にどうスパイ作品を描くかというのがテーマだったのかもしれないですね。なので、この作品では国と国の争いというより内部のいざこざでの事件を描いているわけだし。

最後のヘリとの対峙の場面は九十年代ですし、CGとか使ってないんですよね。こういう肉体を使った場面は、それだけで緊張感がでますね。なので、最後の戦いについては物足りないとは思わなかったです。

少し物足りなくも感じましたが、娯楽作品として楽しめました。
もうさらに映画館の大画面で見たら楽しめたと思います。

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