記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

映画「ミッション:インポッシブル3」をU-NEXTで見ました。裏切り者は誰か?

映画「ミッション:インポッシブル3」を見ました。面白かったですね。
前作はスパイという設定があまり活かされていないような気もしましたが、今回は国際的な武器商人的な存在も関わっていて、スパイ作品っぽいですね。内部に裏切り者がいるという設定は第一作に似ていますね。最初のミッションに失敗するところも似ています。
後半になっていくと設定が複雑(裏切り者の設定)になってよくわからなかったりもしましたが、アクションが面白かったのでよいかな。

冒頭に作中の時間軸としては中盤の場面を映しています。これが、後に作中に緊張感をうむきっかけとなっています。
イーサンは結婚を約束した存在がいる設定になっていました。この作品ではイーサンは第一線から離れていますが、教え子(リンジー)が捕まってしまい、彼女を救いに行くのですが失敗。イーサンとそのチームは汚名挽回のためブラックマーケットの商人であるオーウェン・デイヴィアンの拉致を独断で決行(バチカンで行われる。バチカンの風景良いですね。このような風景を見せてくれるのも国際的な出来事を舞台にした作品の醍醐味です)。成功するも、IMF内部にいる裏切り者によって、デイヴィアンには逃走される。デイヴィアンはイーサンの妻(デイヴィアン拉致作戦の前に結婚していた)を捕えていて、イーサンに「ラビットフット」を取ってくることを要請される(作中では「ラビットフット」が何か明言されない。デイヴィアンが取引で手に入れようとしていた)。しかし、イーサンはIFMのエージェントに捕まってしまう。上司であるマスグレイブの協力で脱出。上海で「ラビットフット」を奪取。妻をとりもどすために、デイヴィアンと会い、裏切り者がマスグレイブと判明。戦いの末に妻も救い、自分の冤罪もはらします。

イーサンが「内部の裏切り者」によって作られてしまった汚名をはらすという展開は第一作目と似ていますね(一作目のようにイーサンが裏切り者として疑われてはいませんが)。最初のミッションに失敗する展開も同じです。
この作品の好きなところは、イーサンがデイヴィアンに変装するための過程をきちんと描いているところです(製造が手持ちの機械で、しかもそんな早くできるのかという突っ込みはおいといて)。こういう細かいところを見せるのはいいですね。デイヴィアンの写真を撮るところや、変な言葉を読ませるところは最初はよくわからなかったですが、すぐに変装の仮面を作るためと、声を作るためとわかってよかったです。よくわからないことが、間をおいて明かされる展開もいいですが、この程度の物語の一部の緊張感を作り出す要素であればすぐわかったほうがいいですね。あとでわかっても「ふーん
」で終わりそう。
デイヴィアンを拉致する作戦では、戦闘描写がないです。イーサンたちチーム(今回もスペシャリストが集められていた)の鮮やかな仕事ぶりが、しかも緊張感ある場面が見られてよかったです。
捕まえたデイヴィアンとイーサンが話す場面があります。イーサンはデイヴィアンから取引相手のことを聞こうとしますが、デイヴィアンは答えず「妻、恋人はいるか」と脅しとしてとらえられる台詞を言います。これが冒頭の時間軸を越えた描写が活きてきます。鑑賞者はこのデイヴィアンの言葉が実行されることが分かっているのです。ここから物語は目の前に起こる出来事イーサンが越えるべき障害のほかに、イーサンの妻の危機という動きを予感させます。これがないと後半の展開が単調になっていた気がします。イーサンの胸の中に去来する妻への想いを想像させますね(イーサンはこの時点では妻が捕まるとは思っていないから、イーサンの心の中を勝手に鑑賞者思っている状態になるのか? もう少し考える必要あるね)。「妻の危機」を考えさせることで、イーサンの動きの可能性が多くなるから物語に厚みが出て単調さがなくなるのかもしれません。仕事に対する動きに、もしかしたら反してしまうかもしれない可能性。
リンジーが残したデータから裏切り者が「IMF局長のセオドア・ブラッセル」であると知る(本当の裏切り者はマスグレイブだったから、リンジーは偽の情報をつかまされていたのか? ここらへんはよくわからない)。
デイヴィアン奪取するためのすさまじい、ヘリと戦闘機の攻撃。見どころがあるアクション。イーサンが走り出して、鑑賞者には何が目的かわからないとき、イーサンの仲間が「機関銃(だったかな?)」は車にある「わかっている」というやりとりがある。イーサンにはわかっていても、鑑賞者にはわからなかったので、説明してくれると目的がわかって緊張感がでていいね。
裏切り者は組織の一番偉い人でなく、その部下なんでしょ? こんな大規模に組織を動かせるものなのか? 捕えてきた犯罪者奪おうとしていうるんだから「誰がこんなことしたのか」調べればわかりそうなものだけれど。

イーサンは妻を救うために「ラビットフット」を奪いに上海に。ビルに侵入しなければなりません。さすがに上海でヘリは使わないだろうと思ったけれど、使わなかった。ただ、ビルからビルに飛ぶというアクションがあった。これ描写は素晴らしかったけれど、「ラビットフット」があるビルの屋上にはいけなくて、隣のビルの屋上には何で簡単にいけたのだろうか「ラビットフット」があるビルの屋上には守衛みたいな人いたけれど。
作中のように人の腰をロープで縛って、遠心力を利用して移動ってできるものなのだろうか。勢いでお腹避けたりしないのかな。
ビル潜入までは描写されるが、「ラビットフット」奪取の描写はない。まあ、行ったところで前作と被ると思って描写しなかったのかな。それとも尺の問題かな。そのあとのカーチェイスはよかったけれどね。
今作のマクガフィンは「ラビットフット」だと思うのだけれど、これが最後まで何かわからない。武器商人が欲しがるのだから兵器だとは思うけれど。具体的に求めているものを描かないという点から、この作品が描かれた時代の空気のようなものを読み解けるかもしれませんね。
映画公開当時は2006年。イラク戦争が行われてたいた時代のようです。この作品だと、仮想的な敵国と見立てられているのは(作中で実際には戦ってはいないですが)中国のようです。

そしてイーサンとデイヴィアンの対峙。戦闘場面あって楽しめたけれど、前作ほど魅せるような戦いではなかったね。この作品のたたかいのほうが、リアルではあるのかな。
見ている人を騙したかったのだと思うけれど、裏切り者がマスグレイブって色々と無理がないかな。志は説明してくれてそこは納得いったけれど、作中で実行しているようなことを行う権力があるのだろうか。
面白かったけれど。そこらへんに疑問がわいてします。物語の最後の展開なので、作品の鑑賞に支障はきたさなかったけれど。

テーマらしきものを考えると「スパイが家庭をもったとしたら」だろうか。
この物語では「危険だから結婚はやめよう」とか、イーサンが「仕事を辞める」という選択はとらないで終わるから、そこに葛藤などは生まれなかったけれど。最終的にどういう選択するのかなと思いながら見ていた。
妻がいるがために、イーサンの妻への想いが物語に厚みを与えている。

ガジェットをどう使うかの描写が細かくあって、そこが前作、前々作との違いで面白かった。アクションとかは前作のほうが好みかな(くどくもあったけれど)。背景の炎とかを象徴的に使っていた前作のほうが、そういう描写も含めて前作のほうが大作感があったね。
きっと次の作品では、奥さんと別れているのだろう。
1、2、3と鑑賞したけれど、1、2はおおきなあらすじは似てはいるけれど、どれも作品としては同じような展開の作品ではなかった。
シリーズではあるけれど物語につながりがないから、似た作品として比べられるのがいいですね。ということは、今上映されている作品もシリーズ作見なくても見られたのではなかろうかと思えて気はする。

つづけて作品の感想書いているが、文章が粗くなっているような気がする。

更新情報はtwitterにUPしてます! フォローお願いします!
https://twitter.com/yuto_mori_blog
テーマを探求を中心とした映画ブログ書いてます。リンクは下記です。



映画の感想や、小説風の日常の記録でみなさんを楽しませたいと思っています! よろしくお願いします! 楽しめたら「スキ」「サポート」など頂けたら嬉しいです!