映画「インセプション」をNetflixで見ました。インセプションというアイディアが素晴らしい。
「インセプション」を見ました。初鑑賞です。インセプション(相手の無意識にアイディアを植え付けること)というアイディアが素晴らしいですね。
主人公コブは夢の中から、潜在意識から重要な情報を盗み出すことができる。そんな彼が、ある男の潜在意識にインセプションを行うことを依頼される。仲間を集め彼はその任務を遂行する。コブには死別した妻モルとの問題も抱えており、任務遂行と同時に、その問題との対峙も迫られていく。解決する問題が二つある、二重構造の物語。
夢の中という、言うなれば仮想現実の中で行動が物語の大半を占める。マトリックスと同じでこれまた、ややこしい。夢の中の夢という多重構造にもなっているため、さらにややこしい。といってもマトリックスよりはわかりやすかったかな。何でわかりやすいのかはわからないけど……。
夢の中での行動にはルールが伴う、一応説明場面もあるけどあまり退屈せずに見られた(完全には理解してないとは思うけど)。時にはコブや、彼が仲間として誘ったアリアドネとの行動や、他の仲間たちと一緒にいるときは動きや、上手いカット割で見せてくれていたので退屈しなかったのかもしれない。ルールは夢の中、さらにその夢の中では時間軸が違う。終盤、第一層の夢の中で車が海に落ちていく場面をスローで撮り、その中の夢の中ではコブたちが行動していくのを見せるのは、車が落ちる前にやることをやらなければいけなくなるので、映像として危機感を煽れて上手いと思う。そして、夢の中での出来事はその上の階層の夢の影響を受けるので、まるで無重力状態での戦闘などもあって視覚的にも素晴らしい。
任務に対して、コブが仲間集めをするのだが、たぶんここにそんな長い時間を取ってはいないはずだが、楽しんで見られた。仲間集めっていいよね。その仲間に設計士とか調合師だとか職業的な名前があるのも、魔法使いとか、戦士みたいで良い。アリアドネは大学の先生(コブも元生徒だったようだ)からの推薦で仲間になるのだが、この映画の世界では夢の中に入るって科学的にも普通なのかな? コブたちのターゲットも、夢の中に入ることへの防衛は学んでいたしね。このターゲットの人も自分と父との確執を解決するね。そう考えると、三重の問題を解決しているかな。
アリアドネという若い女性を仲間に引き入れるやり方は上手いなと思う。プロフェッショナルの集団に若い人を入れるのはなかなか難しいからね。才能がある人間を、大学の教授が推薦するというのは上手い。彼女はコブの問題を解決するための人物って感じで、彼女自身の成長とかはないけど。
物語的には全て解決したような形で終わるけど、ターゲットが与えられたアイディアからコブの依頼主が望んだ選択をしたのかは描かれずに終わる。無事、コブは妻との問題も解決し、子供たちと会えて終わるので綺麗な終わりかたではある。
夢の中というのはややこしかったけど、それによって見せられる映像、そしてインセプションというアイディアが素晴らしい。SF要素あり、仲間集めなど私が好きなパターン構成でもあるので、大変楽しく見られました。
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