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映画「ライオン・キング」を見てきた! あれって全部CGなの?

「ライオン・キング」を見てきました(字幕で見ました)! アニメの方は未視聴です。

巨大スクリーンがある池袋の「グランドシネマサンシャイン」で見てきました。前から二列目で見たので、スクリーンの端から端まで見る時は首を動かさないといけなかった。後ろで見たかった……。混んでて見れなかったのです。

結論から言うと、自分はあまり楽しめませんでした。アニメだったら、もしかしたら違った感想を持ったかもしれません。

まずライオンが王になって、国を持つというイメージを持てませんでした。とそんなこと言ったら終わりなのですが……。「肉食動物は草食動物食べるだろ!」というツッコミも思いましたが、そこらへんは「そういう物語だし」で納得できるのですが、どうしても「国を持っている」というようなイメージを持てませんでした(他に国があるの? とか現実の世界に即した細いところが気になってしまいました)。

物語は、王が死に、新しい王となった王弟が、王の息子を陰謀で殺す。しかし、息子は生きていて、国を取り戻す。

プロットは古典的な形ですね。人間という形でなく、ライオンの視点という形になっているので、古典的なプロットに新しい何かを与える可能性があります。

解決する問題が「国を取り戻す」だけのように私は見ました(もっと深く見れば、あったかもしれませんが)。自分のせいで父親が死んだという、シンバ(王の息子)葛藤はあるには、ありますし、シンバの叔父(シンバの父の弟)であるスカーとの戦いで解決するのですが、物語の中盤でその悩みはシンバから抜け落ちています。それは、この映画のメッセージに「『ハクナ・マタタ(なんとかなるさ)』の精神」があるため、シンバの頭では悩んでいたかもしれませんが、映像としては描かれないからだと思います。ここら辺は難しいですね。

でも、あまりそういう部分がなかったです。シンバが国を追われて草食動物たちと暮らすのですが、そこらへんで「肉を食べたい、けど友達は食べられない」という葛藤などあれば、良かったかなと思います。別に前述したようなことでなく、動物視点だからこそ描ける葛藤なり、アクションなりです。シンバが近寄ると、一緒に近くに暮らしている草食動物が逃げるという場面がありました。そこらへんを深掘りできれば、と感じます。

シンバは草食動物たちと一緒に、平和に平和に動物の肉も食べずに暮らしていきます。いざ、国を取り戻す時は「強い」です。「なんでそんなに強いんだよと思ってしまいました」

シンバが国を追われる発端は、自らのせいで父を死なせてしまうからです。それはスカーの陰謀でありました。シンバはこの叔父に二回騙されるんですよね。一回目はいいとして、二回めは騙されないで欲しかったです。「愚かさ」により物語を転換しているように見えました。

ラストのシンバとスカーの戦いでは、父を殺したのはシンバとシンバの仲間のライオンたちに思わせていたのに(それによってシンバに味方する気持ちに躊躇が生じた)、自ら話してシンバの仲間たちの疑問を解消してしまいます。ここは、あまりにスカーが愚かすぎて少し興ざめしてしまいました。

ハイエナが敵動物として出てくるのだが、特定の動物だけ(厳密にはスカーはライオンだけど)敵役にするのは、「なんか嫌だな。ハイエナ可哀想」と思ってしまった。

アニメだったら、もしかしたらこの物語でも受け入れられたのかもしれませんね。

ミュージカル場面は素晴らしかったです。国を追われたシンバを助け、友達になった「ティモン」「プンバァ」のやりとりは大変面白かったです。

何よりも映像子供ライオン時代のシンバは可愛かった! 

あんな風に本物の動物を撮れっこないし、これってフルCGですよね。すごかった! 人間も出てこないし。フルCGってことは、これはアニメと言っていいのか?

あまり、女性が強くなかったね。

子供時代に見ていたら、細かいことを気にせずすごく楽しめた気がします!

本当、動物視点の何かを入れて欲しかった……。私が気づかないだけかな……。


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