現代は必要なものより「欲しくさせられたもの」が出回っているという話
以前読んでいた書籍に
現代は我々が欲しいものは出回っておらず、企業側が必要とさせられたものが出回っている社会
※自分で噛み砕いているので厳密性はないです
ということが書かれており、非常に納得していました。
現代で生きるために必要としているものはとうに揃っているはずで、しかし充足感がないのはまさに「マーケティング」に踊らされていると思わされました。
ごく身近な話をすると、渋谷を友人とぶらぶらと歩いていても、ミニマリズム思考を意識していると、「99%のものが私に必要ない」状況でした。
そして、NZに現在住んでいるわけですが、欲しいものが本当にありません笑
一応買い替えたいものや買いたいものはごく僅かにあるんですが、それが売っている店に行けばいいだけで、基本的にショーケースとか見ても感情が動かなくなっています
しかし、渋谷とか圧倒的なビル・百貨店・飲食店で、物品数を見るとこれはもはや「押し売り」みたいな状況なんだなと思っていました。
書籍によるとアプリやデバイスも同じと書かれています。
もはやアプリにこれ以上求めるものはないくらいですが、毎月アップデートや修正、デバイスでは毎年モデルチェンジやバージョンアップが代表的です。
私たちが本当にほしいもの、というのは衣食住+自分を豊かにするもの、くらいなのにそれ以上を求めています
贅沢品を買うな!ということでも、必要最低限の暮らしがベスト、と言いたいわけでもないですが、(本人は気づかないまま)欲しくないけど買ってしまっているものがたくさんあることが現代のミスマッチだと言えます。
(だれにでも思い当たる節があるはず)
これは押し売りと言えますが、逆に消費者もアップデートされないものに価値を置かなくなったという現状もあります。
冷蔵庫やエアコンの技術は私たちが体感できる上でほぼ頭打ちですが、毎年新製品が出るのは消費者がアップデートしないことを怠惰とし、メーカーの印象が上がらないことをメーカー側も理解しているからに他なりません。
特に代表的なのはiPhoneかもしれません笑
世間では散々「今シリーズはほぼ去年と一緒」と言われ続けても一定数を売り上げている現状は消費者がもはや新型を出させているかもしれませんね。。
・・・というわけで、現代の巧妙なマーケティング戦略に踊らされていないか?実はもう欲しいものは揃っているんじゃない?ということを考え直すきっかけにでもなればと。
では、また次回!
P.S.
NZに来てまだ3週間ですが、交通費や多少の食費・Kindle以外でほとんどお金を使わない生活をしています。(ホームステイなので食事付きで、Wi-Fiや洗濯機などは自由)
NZにきて散財してやろう!みたいなことは全く思ってなかったんですが、それでも日本にいた時は「アップデートしたい」と思っていたものが、NZに来てから「あれは本当に欲しいものじゃなかったんだな」と思わされました。
今いる場所ではジャケット姿の人やきっちりした格好の人の方が珍しく、スーツなんて銀行員くらいしか見ていません。みんな登山ブランドのパーカーとかダウンとかスウェットとか着てます。
一応男女ともにアパレルのお店とかはあって、おしゃれしている女性店員とかいるんですが、そもそも骨格が綺麗なので何着ても綺麗に見えます。
やはり環境が変われば思考も変わるのは当たり前なんですが、オシャレに気を使うリソースが私の中から抹消されたのは一つの経験です。(都会じゃないので、都会だとまた思考が変わるとは思います)
というわけで、ちょこちょこNZの生活も書いていけたらなと!
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