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【ミニマリズム観点】日本の新品思考とNZの中古思考

NZに住み始めて大体11週間くらいですが、今まで住んできた家庭で感じるのは「ものを捨てない&気軽に買い替えることをしない」ということです。

日本、というか私は定期的にものを買い替えたりちょっと使えなくなったらすぐ新しいものを買っていて、そしてそれをなんとも思っていなかったことに直面しました。

今回はこの対比について書いていこうと思います。

・日本にいたころ

前述の通り、ものの買い替えや使えなくなった・パフォーマンスが出ないなどを感じるとAmazonで買い直したりアップデート品を買ってたりしました。

とはいえ、散財や買い足すというようなことではなく、
- コンパクト or ものをより減らせる
- 単純に壊れた・使えなくなった
- どうしても必要になったもの
という条件を満たしたものに限っての話です。

例外としてKindleや映画などは際限なく使うということを決めていたくらいです。

例えばガジェットで充電の消耗が激しくなったとか、防寒具でどうにも今以上に必要、みたいなことです。

しかし、服などやガジェット小物などはアップデートをする際、基本的に新品を購入してました。

今は古着ブームもありますし、メルカリで安く買うことが定着してましたが、それでも周りの人を見る限り「新品を好む」という傾向が強い国かなと思っています。

例えば引っ越しでは新しい家具・家電を購入したり、服もユニクロであれど新品を購入して気分を上げるなどが一般的な印象を持っています。

・NZに来てから

日本と対比してNZに住んでみるとむしろ全く反対の嗜好性を持っているような感想を持っています。

2つのホストファミリーの家庭に住んだのですが、ボロボロになりかけている年季の入った家具や調理器具、服などを使っていました。

家も車も中古が当たり前ですし、家具も家を買った時にあったものをそのまま利用していました。多少のリフォームやリノベはしてましたが新しく家具を買ったり導入するということは見たことがありません(まぁ、これは日本でもそこまでないですが、、)

農場のところではいままで使っている牛乳(NZは紙パックではなくプラスチックのボトルで売られている)の容器や商品のプラスチック包装を捨てずに再利用していたりしました。

これは極端な例でも、シェアハウス含め、ステインが取れなくなったマグカップを普通に利用していますし、ボロボロのフライパンとか普通に利用しており、家には大量のカトラリーがあります。

衣類も基本的には古着を購入して、新しい服を買うことの方が少ないんだよ、ということも語学学校の先生から聞いたりしました。

反対にこの弊害?として「ものを捨てないから家にものが大量に蓄積する」ということを全家庭で見てきました笑

壊れない限り使う、というスタンスですので、買い足せば買い足すほどものが増える、という当たり前のことが起こり、どの家庭も必要以上のものがありました。

・どっちがいいの?

どちらも一長一短なので、ここで断言することはしませんが、

日本は消費活動を行っていることによる経済の循環を感じる反面、社会的に働かないといけないという社会に対し、
NZは消費活動がそこまで活発でないため経済的な豊かさは少ないが、無理して働くという風潮はないため、気楽な社会

という感覚です。

私のように常に持ち物の検査をしていて、最近もちょっと減らせたことに快感を覚える変態は例外ですが、日本とNZの中間くらいが個人的には好きですかね。

やはりものを買わないと経済の刺激という意味では始まらないけど、過剰な生産は労働者に圧力をかけてしまいますから、ちょうど良いポイントを自分の中で見つける必要があるのかなと。

・ミニマリズムだとどこでも住みやすくなる

このnoteではミニマリズムを広げるということはしてませんが、それでも住む国を変えてみて「ミニマリズムを意識して良かった」と思うシーンが頻繁にありました。

また、前述のようにNZは生活に必要なものは最初から揃っているため、住み始めてから新しく家具・家電・小物などを買う必要がないことは非常に助かりました。

バスタオルとかも普通に提供してくれるもの地味に嬉しいポイント。

ミニマリズムを意識すると家に着いてすぐ生活が始められ、デスクやネット環境があれば「日常」を開始できるので、仕事さえ完全リモートになればOff the Grid(アドレスフリー)やノマド生活は意外に簡単にできるなと思いました。

最近はオンラインショッピングも挑戦しており、2つほど購入しました(これを書いている時点ではまだ商品は届いていないです)

前回の投稿でも書いた気がしますが、自分にとって必要なものが少ないと家も移動しやすいですし、精神的な安定やセーフティネットにもなります。

しかし、最低限であることによる弊害もあって、例えば農場のように洗濯頻度が少ない状況ではお湯洗いしないと衣類に困るなども体験しており、日本で大丈夫だったことが世界共通であるとは全く限らないということを再認識しました。

・終わり

まだNZしかろくに住んだことがないので、もっとたくさんの国に長期滞在してみるとまた思考や持ち物は変わるのかもしれません。

そしてもっと自分に合った国を見つけるかもしれません

こういう探索をするには「可動性」というのはとても大切な要素で、まだまだ自分はいらないものや捨てきれないものがあるなと思っています。

この辺もいずれ書こうかなと

では、また次回!

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