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「MBA Essentials 2021 <総合コース>春」

<第8回> ファイナンス理論 資本コスト、キャッシュフロー、企業の価値
2021年6月16日(水)19時~21時

今回の講義は早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授の鈴木 一功先生による ①ファイナンス理論の基本 ②ファイナンス理論と企業価値評価 についての授業でした。

(さっそくですが、印象に残った言葉、気づき、目から鱗だったことなどを
書いていきます。参加者中、最もレベルの低いやつが超速アウトプット)

CAPMについて

資本資産価格モデル(CAPM:Capital Asset Pricing Model)

企業の株主資本コスト=rf+βi(rM ー rf)

rf:リスクフリー金利(一般には長期国債利回り、現状0.2%~0.5%程度)rM:市場全体の期待収益率(一般には過去の株価データから推定)

rM - rf:市場リスクプレミアム(日本では6%前後)

β(ベータ)について

CAPMはリスク指標としてベータを用いる

βi=ρiM×σi/σM

ρiM: 市場との相関係数(個別投資の収益率と市場ポートフォリオの収益率の相関係数)
σi: 個別株式の総リスク中、市場リスクに連動する部分
σM: 市場ポートフォリオのリスク(収益率の標準偏差)

WACCについて

加重平均資本コスト(WACC:weighted-average cost of capital)

企業価値評価に関するコーポレート・ファイナンス理論において重要な概念。WACCは、後述するエンタプライズDCF法という企業価値手法において、企業から発生するキャッシュフローを現在価値に割引く際に用いられる割引率(=資本コスト)です。これは、企業の資本構成に応じて、企業全体の平均的な資本コストを求めたもの。

CAPM、WACCがどこに繋がるのか。

投資家は資本コストを企業価値判断にどう使っているのか。

これを理解することが第一段階です。

今日も充実した時間を有難うございました。


「MBA Essentials 2021 <総合コース>春」も残すところあと2講座となりました。

【第9回】アントレプレヌールシップ~成功確率を高める手法を学ぶ~   講師:長谷川 博和教授

【第10回】企業経営とコーポレートエシックス(企業倫理)        講師:平野 正雄教授


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