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たべたび。04:超ローカル店の名物を食す③ めちゃくちゃ大きい油揚げ『ぼけあげ』
大歩危駅前のお店、歩危マートで面白い食べ物たちと出会った。
今回はその中で一番大きいやつの話。
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こいつをどう思う?
店に並んでいたら二度見三度見は間違いなしだ。
両手に収まらないビッグサイズ。こういうタオル、雑貨屋さんに売ってそう。
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計ってみると、なんと約40センチ。一般的な油揚げの二回りも三回りも大きい。
新潟の栃尾地区には有名なおおきい油揚げがあるが、それよりもずっと大きい。厚さは少し薄いくらいだ。
そして、1枚で結構いいお値段。いくらかは忘れてしまったけれど、スーパーとかでよく売られている5枚で百数十円くらいのものと比べたらずっと高価だ。まあ大きさが大きさなので当然である。
使い切るのも大変そうだが、先のことなどは考えない。
ひとまずこいつをウマウマと食べようではないか。
ということで、ではどう食べればいいかと考えた結果。
ここはやはり、先ほど書いた栃尾の油揚げ(現地ではあぶらげと言う)とスタイルを真似て、あぶって食べてみようと考えた。
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ちょうどいい大きさに切って、オーブンにIN。
軽く焦げ目がつくくらいまで焼いていく。
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このくらいでいいかな。
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なんかずいぶんとカサカサしているが、大丈夫か?
ともかく、この上に薬味としてネギと大根おろしを乗せていく。
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できあがり。あとは上から醤油をかけていただく。
さあ、冷めないうちに食べよう。
箸を入れると、『サクッ』という音と感触。
ん?
栃尾の油揚げを食べたときは、こんな風な感触はしなかったが?
一切れつまんで、口に放り込む。すると、
「あ、麩菓子みたい」
すごいサクサクになっていた。しっとり感とかは無くて、ひたすらサクサク。
おろしと醤油の水分を吸って少し柔らかくなっているし、サクサク感がアクセントになっているから悪くはない。
だけど、予想してたのと違った食感になった。
もしかして、焼き過ぎた?
実は歩危マートの目の前にあったお食事処でも焼き油揚げをいただいていたのだが、そのときも食感はサクサクで、失礼ながらもしかして、お店の方は焼き過ぎたのかとも思っていたのだ。
なのでこの後もう一度、今度は少し短い焼き時間で作ってみた。今度はどうだと、口に運ぶ。しかし、結果は同じ。サクサクの焼き油揚げになった。
どうやら栃尾の油揚げとは勝手が違うらしい。
なら、オーソドックスに味噌汁に浮かべてみよう。
大ぶりなかけらに切り分けて、味噌汁に浮かべる。
ついでに祖谷とうふも入れて、こんにゃくも入れて、大歩危の食材満載の具沢山汁の完成だ。
油揚げが水面で存在を主張する汁を飲んでみる。
うん、普通な組み合わせだけれど、普通が一番。
味は普通の油揚げだから、この食べ方に間違いはなかった。
うむ、美味い。
見た目だけでもインパクト大なビッグ油揚げのぼけあげ。
でもその味は慣れ親しんだいつもの味。
やはりその大きさだ。目に入ったときの衝撃は、なかなか忘れられない。
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