アムウェイに誘われた25歳の僕へ
あれは、たしか僕が25歳くらいのこと。
友人からの誘いで、人生初のホームパーティーに参加したんですよね。
陽キャに憧れる陰キャタイプだった僕は、「ホームパーティー」というキラキラした言葉にはじめて触れ、ソワソワしたことを覚えています。
参加してみたら、そこには明らかな陽キャタイプのキラキラ・ピカピカした綺麗なお姉さんたちと、ギラギラした雰囲気をまとったお兄さんたちがいました。
「(こ、これが陽キャの世界か!!)」
オドオドしながらも、はじめての知らない世界に胸が躍りました。
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最初はオドオドしていた陰キャの僕たちも、時間の経過と共に、だんだんと「慣れ」が出てきて、その場の雰囲気に馴染むことができたんです。
そして、パーティーが終盤に差し掛かった頃、ギラギラした雰囲気のお兄さんから「君の夢を教えてよ」と話かけられました。
25歳の僕は、ただぼんやり生きていたので、「夢」を語ることができずに黙り込んでしまって・・・
すると、ギラギラした雰囲気のお兄さんが、自分語りをはじめたんですよね。
「僕はねぇ、金持ちになりたいんだ。そのために、ビジネスをしている。どんなビジネスか興味あるかい?」
みたいな感じだったと思う。
「ホームパーティー」という言葉に出会ったばかりの陰キャの僕にとって「ビジネス」という言葉は、さらにもっとその先にある、はるか海の向こうの名前も知らない国の名前かと思ったほど、遠すぎる存在で、さっぱりわからなかったんですよね。
それが故に、「興味あるかい?」なんて言われたら、「YES」としか言えず、そこからギラギラしたお兄さんの話を聞くことになってしまいました。
そして、お兄さんが話終わると、今度はキラキラしたお姉さんが「ビジネス」の話をしはじめて・・・
結局、何時間か「ビジネス」というものについての話を聞くことになったんですよね。
知らない言葉が飛び交い、稼いだ金額の話や、豪遊した武勇伝みたいな話を聞かされたような気がします。
で、結局「君も僕たちみたいなビジネスをしないかい?」と誘われたのが、アムウェイだったわけです。
かなり詳しい説明をされたはずなのに、慣れない陽キャの世界にいるだけで脳内がマヒしていた僕は、アムウェイの仕組みが1mmも理解できず、ただただ「怖さ」を感じてしまって逃げるように、その場を立ち去りました。
今振り返ってみても、あのホームパーティーは「謎の体験」だったけれど、「心が呼ばないものが、自分に近づいてくるはずがない」という稲盛和夫さん(京セラ創業者)の言葉にもあるように、きっと僕にとっては「必要な体験」だったのだとも思うんですよね。
実際に、あの体験があったおかげで、僕は「会社員」という生き方以外の人生があることを初めて知り、そこから「ビジネス」というものに少しずつ興味を持てるようになっていったから。
そのおかげで、今ではフリーランスとして家族を養いながら、自分らしく穏やかに働けるようになれています。
人生って、何がどこでどう繋がって来るかわからないから面白いですよね〜。
この話は、たった10年くらい前の話だから、きっと10年後には、また今の僕では創造もできないような未来に辿り着けているんだろうなぁ。
そんな風に思うと、自分の未来がとても楽しみです。
ちなみに、あなたには、「アムウェイなエピソード」はありますか?
お酒の席でMLM体験談の話になると、「実は私も、昔こんなことがあって・・・」と話はじめる人が多いから、きっと1つや2つ、誰でも経験したことがあるのでしょうね。
p.s.
この記事を書いていたら、僕をアムウェイのホームパーティーに誘った友人から教えてもらった「人生を変えた一冊」についてのエピソードを思い出しました。
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