ユーリPAPA@主夫&読書感想文アドバイザー

大阪府在住の2児のパパ。妻がクルーズ船勤務の仕事に転職してからは兼業主夫となり、年間3…

ユーリPAPA@主夫&読書感想文アドバイザー

大阪府在住の2児のパパ。妻がクルーズ船勤務の仕事に転職してからは兼業主夫となり、年間3分の2は父子3人の生活を送っています。学生時代やこれまでのキャリアで積み重ねてきた経験やネットワークをベースに、仕事、子育て支援のNPO、PTAなど地に足をつけて奮闘中です。

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読書感想文コンクールの開催中止発表

 毎年6月には読書感想文コンクールが続々と募集要項を発表し応募受付を開始しますが、下旬に入り『てのひら文庫賞』読書感想文全国コンクール、そして全国小・中学生作品コンクールまでもが開催の中止を発表しました。中止の背景には新型コロナウィルス感染拡大への懸念や運営における課題対策の難航があります。この発表内容に驚くというよりも、この時世では致し方ない判断と考えますが、私個人としては「こうしたステイホーム中にこそ、親子で読書に親み共有しよう♪」と考えていたため残念です。  しかし一

    • 読書感想文における上位入賞の秘訣

       以前紹介した『考える読書 第65回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集』(2020年04月刊行/全国学校図書館協議会【編】/毎日新聞出版)には、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞をはじめ、各学年のコンクールを勝ち抜いた入賞作品110作品あまりが収録されています。闇雲に読書感想文の練習を重ねていくよりも、上位入賞作品から学び取ることが上達の近道です。また、下記のように主催者や中央審査委員長による総評も掲載され、そこにも上達のヒントが多くあります。  「青少年読書感想文コ

      • 読書感想文コンクールでの選書方法

         6月になると、まるで読書感想文コンクールが足並みをそろえるかのように募集要項を順次発表します。そして7月に入ると、夏休みを目の前に「読書感想文、何の本で書こうか?」と子どもたちが悩み始めます。  読書感想文コンクールによって、課題図書部門と自由図書部門両方を設けているコンクールもあれば、図書は自由、あるいは課題図書のみというコンクールもあります。そして課題図書も、1冊をピンポイントで指定しているコンクールもあれば、「てのひら文庫賞」読書感想文コンクールのように各学年18冊

        • 「青少年読書感想文全国コンクール」といえば

           「青少年読書感想文全国コンクール」と聞いて、連想されるこのシンボルマーク。夏休みに書店へ行くと、一等地の売場にはこのラベルが巻かれた本が山積みにされていますよね。  これは、ギリシア神話に登場する羊飼いと羊の群れを監視する牧羊神(Pan/パン)が笛を吹く姿を表しています。牧羊神は二本の角、山羊の脚、アゴヒゲが特徴で、陽気で智恵を有しているそうです。牧人の好む葦笛アウロスはパンが創ったとされ、パン自身も好んで吹奏し2本同時に演奏できたと伝承されています。  このシンボルマ

        読書感想文コンクールの開催中止発表

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        • ユーリPAPA@主夫の気まぐれマガジン
          7本

        記事

          読書感想文の苦手意識を克服した先にあるもの

           前回、学校では読書感想文に関する授業や指導がなされない状況を踏まえ、知識のないまま読書感想文に取り組むことになり、子どもたちは苦戦必至で苦手意識を助長する要因になることを確認しましたた。また、保護者も同じように育ってきたため、読書感想文を家庭任せにされても保護者自身がどのように教えて良いのか分からない状況であることもお話しました。多くの親子がそろって「苦手」と口にしますが、本当に苦手なのでしょうか? ◆「苦手」を克服 学校や塾の先生に読書感想文の基本を教えてもらった上で、

          読書感想文の苦手意識を克服した先にあるもの

          アンケートからみる読書感想文―なぜ苦手意識をもつの?

           子どもたちに大人気、我が家も愛用している学習ドリル「うんこドリル」(文響社)。その公式サイト「うんこ学園」には保護者向けの情報サイトもあり、2019年8月には読書感想文に関するアンケート調査結果(調査対象:同サイトの小学生をもつ保護者会員300名)が公開されています。読書感想文に関するアンケートが希少であることから、参考資料として共有させていただきます。  高学年になるにつれ宿題として課されるケースが多くなる傾向にあり、4年生以上になるとおよそ8割が夏休みの宿題として読書

          アンケートからみる読書感想文―なぜ苦手意識をもつの?

          読書感想文コンクール ― 今年はチャンス!?

           プロフィールにて読書感想文について触れさせていただきましたとおり、今回から読書感想文について連載してまいります。  私たちが<小学生の時の思い出に残る夏休みの宿題>と聞いて連想すると、読書感想文を思い出す方も多いのではないでしょうか?小学生から高校生までを対象とした読書感想文コンクールは複数ありますが、最もポピュラーなコンクールは、「青少年読書感想文全国コンクール」です。夏休みに入る頃には書店に、シンボルマーク入りの帯を巻いた課題図書が一等地に山積みされ、およそ2万5千校

          読書感想文コンクール ― 今年はチャンス!?

          プロフィール

           はじめまして、大阪府在住の2児(小3息子&年中娘)のパパです。妻がクルーズ船に勤務する仕事に転職してからは兼業主夫という道を選択し、年間3分の2は父子3人の生活を送っています。  学生時代は社会福祉と福祉教育について学ぶかたわら、国内外でボランティア活動や海外研修に励んでいました。その後大学院博士前期課程へ進学し、海外体験学習、地球市民教育について研究しておりました。  大学院終了後は、CSR(企業の社会的責任)への関心が強かったことからCSR先駆的企業(小売業)に入社