MUPアウトプット ビジネスモデル編

ビジネスモデルとは「経済的に自由になる方法」

あなたが現金100万円を持っていたとしてもその価値は100万円でしかありません。
でもビジネスモデルを持っていたとして現実化したとしましょう。
その価値は何倍にも跳ね上がります。
その事からビジネスモデルはお金のプリンターといえます。

ビジネスモデルを明確化し「誰に何を提供しどう儲けるか」が大事になってきます。
それらを深堀していきましょう。

1.誰に何を?
誰に=ターゲット、何を=商品
提供価値→顧客価値提案:顧客の悩み→顧客の解決、改善
収益の蓋然性→いくら払える人か??=顧客単価を払えるか。=物を変える人
*ターゲティングは必要ないがセグメントは大事

2.どの様に提供
提供までのプロセス=業務設計=マニュアル化
顧客資源:ヒト、モノ、カネ

3.どう儲けるか
お客さんから直接お金を貰うのか?広告費を貰うのか?
柔軟な発想が必要。
利益方程式:収益モデル、コスト削減
顧客単価=市場価値では絶対に成功しない。

・固定変動費の算出
ビジネスをやる上でかかる費用が固定費と変動費があります。
固定費は家賃や人件費等の売り上げに関わらず掛かる一定のコストの事です。
変動費は売り上げに比例して掛かる費用です。
仕入れの費用や光熱費が含まれます。
これらをしっかりとグラフ化する事が重要です。

・PPCの算出
SPC,CPC,PPCと三種類の言葉が出てきます。
1つづつ解説して解説していきます。

SPC(セールスパーカスタマー):顧客1人辺りの売上

CPC(カスタマーパーカスタマー):顧客1人辺りの費用

PPC(顧客1人辺りの利益)*最も重要な所

例)コーヒ1杯300円とし原価が50円としするとコーヒー1杯の利益は250円となります。

PPCを把握できたら次は利益分岐点(Bep)の把握をしましょう。

・Bepの可視化
Bep(Break Even Point) 利益分岐点の事です。
行動を具体化する事で実行可能かどうか可視化されます。
Bepは固定費÷PPCで算出できます。
この時に大事な思考は「いくら売れたら黒字」と考えるのでは無く、「何個売ったら黒字」を把握しましょう。

・価格&個数調整
売上を上げるには価格と販売個数を上げるしかありません。
価格=単価:どうしたら上げられるか。
個数:どうしたら多く売れるか。
価格を下げて個数を多くするのはお勧めできません。
知名度もツテも無い価格勝負は蟻地獄です。
単価を下げて個数を伸ばすのと固定費がかさみ倒産する危険性も孕みます。

・施作の選定

画像1


施作を選定する時に上記の様な図で表す事ができます。

広いセグメント×低価格=低コスト戦略
低コスト戦略=流通と製造の強みです。
広いセグメント×低価格は広いターゲティングで勝負しています。
この図の代表的な企業がユニクロです。
低価格でシンプルなデザインが広い層に支持されています。

広いセグメント×特異性=差別化戦略
差別化戦略=品質や性能が売り。
この代表的な企業がZARAです。
デザイン重視でお洒落層に支持されています。
ZARA自社でデザインする事で実現しています。

この何処にも当て嵌まらずにターゲティングが曖昧で倒産したのがforever21です。

個人事業主が取るべき戦略は「集中戦略」です。
広い層をセグメントしビジネスを行う場合は大きな流通が必要になる為厳しいです。
その為、狭い層をに特化した集中戦略を選択する必要があります。

例を挙げていきます。
狭いセグメント×低価格:オンライン販売、古着専門店、無地専門店
ニッチな領域の専門店となりその分野におけるものを大量に仕入れコスト削減する事で低価格を実現する戦略です。

狭いセグメント×特異性:高級ブランド、オーダーメイド、コラボメイド
一部の人に特化する様なビジネスです。
洋服をブランド化し珍しいデザインの物を売る事や受注枚数を制限しオーダーメイドの物を販売する事がこの戦略となります。

集中戦略=専門性で勝負と言えるでしょう。
このビジネスを行う場合、オンライン等は利益率50%が指標となります。
店舗型の場合は20%が指標です。

・顧客の比較対象と自社サービスのUSPを把握

顧客の比較対象の例を挙げていきます。

スーパーで牛乳を買うと180円、コンビニで買うと210円だとしましょう。
この場合コンビニで牛乳を買う人も多いと思います。
それは何故でしょうか??

「コンビニの方が便利で速いからです」
コンビニの方が遅くまで開いているとか駅から近いとかいう理由が当てはまると思います。
時間を買っているという表現がぴったりかと思います。
コンビニは便利さを戦略とし勝負しています。

カフェに例えを変えると、コーヒーの値段だけがポイントではありません。

「ゆったりとした空間」や「wifi」、「コンセント」等が勝負する戦略として見えてきます。

最後にUSPを把握していきましょう。

USP(ユニークセリングプロポジション)の略です。
「早い話が自社の強みは何なのか?」という事です。
見つける方法はシンプルです。
顧客のニーズ、自社の強み、競合の強みを円にし3つの輪を重ねて自社の強みを把握します。

これは使い大成功した企業がドミノピザです。
他社にはチーズの美味しさや釜焼きといった強みがありました。
勿論顧客のニーズも同様です。
しかし顧客のニーズにあって競合には無い、でも自社が持っている強みがありました、それは「宅配の速さ」でした。
それを利用した施作が30以内にピザが届かなかったら料金不要を宣伝し、売上を向上させました。

*この図を書いた際に他社との売りで被っている部分は捨てて、独自の強みで勝負していきましょう。

以上の事を踏まえビジネスモデルを作成し、ビジネスを作り上げていきましょう!


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