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定期歯科検診 #27

定期という言葉を使うのは一般的だろうが、
成人して9年目。人生で初めて歯科検診に行ってきました。

会社や職場で設けられている健康診断には年に一回受けているものの、歯に関しては今まで触れることなく過ごせてきました。

しかし、いろいろと情報が目に飛び込んでくる昨今。
どうやら歯科検診には自分で予約していってるようで、よく考えてみれば、歯は一生の財産。すきっぱや虫歯で歯がなくなっている人をたびたび見かけるが、自分はそうなりたくなぁと思い、一念発起。行ってまいりました。


意外にも!?

覚悟はできていました。
歯石たまって、歯肉炎や歯周病になっているであろう、と。

歯磨きは毎日欠かさず2度はするが、それでも、鏡を見るたびに長年の産物である歯石を歯磨きだけで取り除くことは容易ではありませんでした。

できるだけ、歯ブラシや歯間ブラシを使って丁寧に磨こう、その程度の心づもりと歯磨きをしてきました。

しかし、意外なことに軽度の歯肉炎が一か所と、それ以外の歯茎の状態は良好です、と歯科医師に言われて、
なんだか、胸をほっとなで下ろして椅子に座っていました。

虫歯もなく、もともと3本しかない親知らずも抜歯することなくきれいに埋もれているようで、これまたラッキー。歯って大切だなぁ。

歯石とおさらば

すこし気持ち悪いかもしれませんが、歯石に想いを馳せてみようと思います。

少なくとも9年間、たまりにたまった歯石を取り除くことは一度では容易ではなく、再度通院することになりました。

でも、それくらい自分の身体と一緒に時を重ねて過ごしてきたのです。
超音波水で削りとられては、吸引機で吸い取られることを数十回。一度座れるごとに、過去の歯石との決別は、自分の身体から余分なものをそがれていくような気分で、ぜい肉もろとも同じような気持ちになった。

取り除かれてからは、舌と歯との摩擦がこれまでと全く違う。随分となめらかで、歯の表面がつるつると磨かれ軽い。
ここまでよくたくさんの歯石をつけてしまったなぁと、歯には申し訳ない気持ちにもなったが、家をリノベしたように、歯もまたここから新しい歯石とともに歴史を築いていくのだ。

これからも絶えずに

結論、歯の定期検診に行って本当に良かった。

歯は見えている身体の一部であり、重要な機能を担ってくれている。
毎日欠かさず、食べ物や舌、唾液と接触して自分が食物を美味しく食べられているのも彼らのおかげなのである。

歯石をとったことで、歯茎に少し隙間ができ、歯磨きをすると血がにじむこともある。でも、それだけその隙間にはたまっていた証拠でもある。

歯科医師さんが、ブラッシングの仕方を教えてくれて早速実践してみた。
私の独特な歯並びについても、歯ブラシの角度や方向、持ち方まで丁寧に教えていただき、頭が上がらない。

自分の身体の健康を保つことが、幸せにそして相手に尽くすために生きる第一歩。その自覚を忘れず、これからも歯を大切にして過ごしていきたい。

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