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2021年のゲームソフト売上ランキングを分析してみた。近年稀に見る新作ソフト大不況の年。

年の瀬ということで今年の気になるデータを色々とまとめていきます。2021年のゲームソフト売上ランキングから新作の動向と売れ筋のソフトを分析。データは下記リンクの「ゲーム売上定点観測」様のデータを参照。


2021年12月11日時点のデータでは1位モンハンライズ、2位ダイパリメイク、3位桃太郎電鉄、4位スーパーマリオ3Dワールド、5位リングフィットアドベンチャーとなりました。

リングフィットめちゃくちゃ売れてますね。もうすぐ300万本突破か。凄いな。ただ、新作ソフトという観点から見ると、2021年発売はモンハンライズ、ダイパリメイク、スーパーマリオ3Dワールドの3作品。リメイクや移植を除けば1位のモンハンライズのみとなりました。

上位10作品のうち、6作品が任天堂。改めてその強さを実感しましたが、今年の新作はあんまり売れてません。メトロイドドレッドが13万本と、ナビつき!の25万本以下ですし、おすそわけるメイドインワリオも17万本。珍しく初動が弱々しい結果でした。


初動が弱いということは、「遊びたい!」というユーザーがそこまで多くなかったということ。まぁ、めっちゃ欲しい!とはならないラインナップだよね。そりゃそうだ。

この数字を見ると、ダイパリメイクをねじ込んだのは経営的には正解でしたね。もし無かったら、ちょっと目も当てられなかった。


ゲーム業界全体的に、「開発期間の長期化」と「売上本数低下」が続くと、消費者にとってもメーカーにとってもかなり厳しい状況。ソフト1本あたりの値段は今後間違いなく上がっていくでしょう。任天堂やインディー以外は1本1万円ぐらいが定番になるんじゃないですかね…。

そうなると、どんどんユーザーはスマホゲーや他の娯楽に移る可能性が高い。だって、余程の信頼がないと1万円でおもしろいかどうか分からないもの買えませんよ。体験版必須にしてくれ。

任天堂製ソフトなら1本5,000円で基本的におもしろい。任天堂にとって有利な状況が自然と作られていくでしょうね。また、インディー勢にとっても価格と機動力で戦いやすい市場かもしれません。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
来年2022年はホント楽しみにしてます。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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