寺澤有

1967年2月9日、東京生まれ。 大学在学中、自動車雑誌『ニューモデルマガジンX』でジ…

寺澤有

1967年2月9日、東京生まれ。 大学在学中、自動車雑誌『ニューモデルマガジンX』でジャーナリストとしてデビュー。 警察官、検察官、裁判官、自衛官などの不正を追及し続けている。 2014年、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」から「100人の報道のヒーロー」として表彰された。

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『インシデンツ』は名前のとおり、さまざまな「出来事」を取り上げていきます。 社会的に大きな「出来事」もあれば、寺澤有の身のまわりの「出来事」もあります。 それらに対するみなさんのコメントをいただければ幸いです。

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マガジン

  • 記者クラブいらない訴訟

    • 13本

    鹿児島県知事の記者会見に参加しようとしたフリーランスが記者クラブのバリケードで排除された! 「取材・報道の自由の侵害だ」とフリーランスが記者クラブを訴えた裁判が始まった。

  • 飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判

    飛田友宏元教諭が提起している記事の削除を求める裁判をリアルタイムで報じ、「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態を暴く!

  • 新品川区長の記者会見でフリーランスは質問できるのか

    従前、フリーランスが参加できなかった品川区長の記者会見。この悪習を品川区長選挙を機に変えようという試みは成功するのか。

  • 保坂展人世田谷区長の記者会見でフリーランスは質問できるのか

    フリーランス出身でありながら、自分の記者会見からはフリーランスを排除する。「フリーランス界の裏切り者」こと保坂展人世田谷区長の仮面をはぐ!

  • さいたま拘置支所で前代未聞の不祥事

    さいたま拘置支所の刑務官を買収し、所内で飲酒するなど、特別扱いを受けてきた徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反で起訴されるも、無罪を主張し、公判中)。徳留被告の告白をもとに、さいたま拘置支所のみならず、法務省、警察、裁判所の腐敗を暴く。

最近の記事

原告が憲法13条違反と憲法22条1項違反の主張を追加

 2024年9月9日に東京地裁(衣斐瑞穂裁判長)で開かれた「記者クラブいらない訴訟」第7回口頭弁論。原告ら(三宅勝久、寺澤有)は「原告ら準備書面(4)」で、「本件妨害行為は憲法13条(個人の尊重)と憲法22条1項(職業選択・営業の自由)にも違反する」との主張を追加した。「本件妨害行為」とは、「鹿児島県知事が公人の義務として開く記者会見に、原告らがフリーランスの権利として参加しようとしたところ、被告ら(共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏)が威力をもって妨害したこと」をいう。

    • 「記者クラブいらない訴訟」第7回口頭弁論 共同通信、記者会見の主催権をあいまいに

       2024年9月9日、東京地裁(衣斐瑞穂裁判長)で「記者クラブいらない訴訟」第7回口頭弁論が開かれた。  前回の第6回口頭弁論で、原告(フリーランスの三宅勝久と寺澤有)は、以下のように書面で主張した(〈原告が「記者クラブ制度は憲法違反」との書面を提出〉の記事を参照)。  これに対し、被告(共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏)は、今回の第7回口頭弁論で、以下のように書面で反論している(書面で、「甲○」と表記されているのは原告が提出している証拠の番号、「乙○」と表記されている

      • 原告が「記者クラブ制度は憲法違反」との書面を提出

         2024年7月1日10時から東京地裁第526号法廷で、「記者クラブいらない訴訟」の第6回口頭弁論が開かれる。  それに先立ち、原告(三宅勝久、寺澤有)は6月28日付で「記者クラブ制度は憲法違反」などとする準備書面を東京地裁へ提出した(準備書面の作成は原告代理人の山下幸夫弁護士)。  今回の準備書面では、「記者クラブいらない訴訟」で何が争われているのかが大変わかりやすくまとめられている。そして、原告が「記者クラブいらない訴訟」を提起するに至った理由や心情も理解していただけ

        • 岡崎トミ子国家公安委員長が「記者会見は国務大臣の義務」と明言

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        原告が憲法13条違反と憲法22条1項違反の主張を追加

        • 「記者クラブいらない訴訟」第7回口頭弁論 共同通信、記者会見の主催権をあいまいに

        • 原告が「記者クラブ制度は憲法違反」との書面を提出

        • 岡崎トミ子国家公安委員長が「記者会見は国務大臣の義務」と明言

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        • 記者クラブいらない訴訟
          13本
        • 飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判
          15本
        • 新品川区長の記者会見でフリーランスは質問できるのか
          11本
        • 保坂展人世田谷区長の記者会見でフリーランスは質問できるのか
          4本
        • さいたま拘置支所で前代未聞の不祥事
          6本
        • 吉村洋文と武富士
          3本

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        • 千葉刑務所の刑務官刺傷事件、容疑者は精神鑑定か

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        • 千葉刑務所、不祥事隠蔽のため、記事の差し入れを制限

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        • ラーメン(塩) 利尻昆布ラーメン くろおび

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        • 「記者クラブいらない訴訟」第7回口頭弁論の報告

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        記事

          岡崎トミ子国家公安委員長に記者会見開放を申し入れ

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          岡崎トミ子国家公安委員長に記者会見開放を申し入れ

          記者クラブいらない訴訟、第5回口頭弁論

           2024年5月13日、東京地裁(衣斐瑞穂裁判長)で「記者クラブいらない訴訟」の第5回口頭弁論が開かれた。  3月18日の第4回口頭弁論で、原告(三宅勝久、寺澤有)は被告(共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏)に対し、以下の釈明を求めていた。 〈被告らは、鹿児島県知事の記者会見を県政記者クラブ「青潮会」が主催していると主張しているが、その法的根拠を示すとともに、それを裏付ける証拠を提出されたい〉  これに対して、被告は事前に提出した準備書面で「記者会見の司会進行は青潮会の

          記者クラブいらない訴訟、第5回口頭弁論

          記者クラブいらない訴訟、第3回口頭弁論

           2024年2月5日、東京地裁(大須賀寛之裁判長)で「記者クラブいらない訴訟」の第3回口頭弁論が開かれた。  事前に提出されていた原告(三宅勝久、寺澤有)と被告(共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏)の準備書面などの確認が行われたあと、大須賀裁判長が以下のように質問した(本記事の各人の発言は、読者が理解しやすいよう言葉を補ってある)。 「第1回口頭弁論で、原告は『鹿児島県主催の知事の就任記者会見で、被告が原告の取材を妨害したのが不法行為』と主張した。しかし、今回の原告の準備

          記者クラブいらない訴訟、第3回口頭弁論

          記者クラブいらない訴訟、第2回口頭弁論

           2023年12月11日、東京地裁(大須賀寛之裁判長)で「記者クラブいらない訴訟」の第2回口頭弁論が開かれた。  事前に被告の共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏は準備書面と書証を提出しており、それらが正式に被告の主張、立証として採り上げられた。  民事訴訟の序盤は準備書面と書証のやりとりで費やされる。それらの中身は法廷でつまびらかにされないので、傍聴しているだけでは、訴訟の争点や進行状況がほとんどわからない。しかも、口頭弁論自体は、原告と被告、双方の弁護士の都合を聞いて、

          記者クラブいらない訴訟、第2回口頭弁論

          記者クラブいらない訴訟、第1回口頭弁論

           2023年9月25日、東京地裁(大須賀寛之裁判長)で「記者クラブいらない訴訟」の第1回口頭弁論が開かれた。  被告の共同通信社、前田晋吾氏、久納宏之氏は事前に答弁書を提出しており、擬制陳述(欠席)となった。ただし、前田氏は傍聴席に座り、メモをとっていた。  被告は答弁書で「原告らの請求をいずれも棄却する」との判決を求めた。原告らが「大会議室で行われた新知事の就任記者会見に参加できず」は認めるが、それが「被告前田支局長及び被告久納記者による違法な取材妨害により」という点は

          記者クラブいらない訴訟、第1回口頭弁論

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(15) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

           飛田友宏元教諭が〈横浜市が性暴力教諭の懲戒免職を隠蔽〉の記事の削除を求めている仮処分の第2回審尋は2023年6月30日に東京地裁立川支部(佐々木麗裁判官)で開かれることとなっていた。  飛田元教諭の代理人の櫻町直樹弁護士から「第1主張書面」が送られてきたのが6月26日、新たな証拠の書類が送られてきたのが6月28日だった。  新たな証拠の書類の中には、飛田元教諭の2通目の陳述書が入っていた。証拠番号は「甲第11号証」、日付は「令和5(2023)年6月26日」となっている(

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(15) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

          記者クラブいらない訴訟、記者会見

           2023年7月27日、フリーランスの三宅勝久と寺澤有が原告となり、「記者クラブいらない訴訟」を東京地裁に提起した。同日、三宅と寺澤、代理人の山下幸夫弁護士は司法記者クラブで記者会見を開いている。  記者会見に参加していたフリーランスの林克明氏が、7月31日、記者会見の動画をYouTubeで公開した。  記者会見では、最初に山下弁護士が訴状をもとに「記者クラブいらない訴訟」について説明。  続いて、三宅と寺澤がそれぞれ以下のようなコメントを述べた。 「鹿児島県がフリー

          記者クラブいらない訴訟、記者会見

          記者クラブいらない訴訟、はじまる

           2020年7月28日、塩田康一鹿児島県知事の就任記者会見に参加しようとしたフリーランス4人が、通信社や新聞社、テレビ局の社員の人間バリケードにより、会場へ入ることを阻まれるという取材・報道の自由を侵害する一大事件が発生しました。  当日、フリーランス側は取材の様子をYouTubeでライブ配信しており、問題の場面も含め、全経過が以下の3本の動画で確認できます。 カメラを止めるな! 7月28日(前編) カメラを止めるな! 7月28日(中編) カメラを止めるな! 7月28

          記者クラブいらない訴訟、はじまる

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(14) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

           飛田友宏元教諭が〈横浜市が性暴力教諭の懲戒免職を隠蔽〉の記事の削除を求めている仮処分の第1回審尋が2023年6月15日に東京地裁立川支部(佐々木麗裁判官)で開かれた。  2日後の6月17日、私は山下幸夫弁護士の新宿3丁目のシェアオフィスを訪ね、打ち合わせを行った。昨年6月にA子さんと母親を取材したときのノートと録音ファイルも持参していた。  昨年6月2日、私と犬飼淳氏、三宅勝久氏は、桜木町駅近くの「ニューオータニイン横浜プレミアム」のレストランでA子さんに取材した。A子

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(14) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(13) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

           2023年6月15日13時30分、私は東京地裁立川支部(タイトル画像)に到着した。山下幸夫弁護士とは、1階のロビーで待ち合わせすることとなっていた。  しかし、第1回審尋の開始時間の5分前、13時55分になっても、山下弁護士が現れない。とりあえず、私はエレベーターで4階の民事第4部へ向かった。  民事第4部の窓口で、私は「審尋期日呼出状」を提示してから、「山下弁護士は来ていますか」と尋ねた。すると、男性職員が「こちらに来るとか来ないとか電話があって、よくわからないんです

          飛田友宏元教諭が記事の削除を求める裁判(13) 「取材・報道の自由」を脅かす名誉毀損裁判の実態!

          横浜市役所に早めに着いたので、2階にある『HAMARU MARUZEN BOOK&CAFE』でコーヒーを飲みながら、山中竹春市長の記者会見で質問することを整理中。ここは初めて来たが、居心地がいい。コーヒーが380円(税込み)と安いのもいい。

          横浜市役所に早めに着いたので、2階にある『HAMARU MARUZEN BOOK&CAFE』でコーヒーを飲みながら、山中竹春市長の記者会見で質問することを整理中。ここは初めて来たが、居心地がいい。コーヒーが380円(税込み)と安いのもいい。

          『note』でも、つぶやけるようになったというので、試しにつぶやいてみます。本日は14時から山中竹春横浜市長の記者会見に参加します。暑いなか、電車で1時間30分以上かけて行きます。そのあと、電車で都心へ戻り、冤罪を訴える元被告人を取材しなければならないので。

          『note』でも、つぶやけるようになったというので、試しにつぶやいてみます。本日は14時から山中竹春横浜市長の記者会見に参加します。暑いなか、電車で1時間30分以上かけて行きます。そのあと、電車で都心へ戻り、冤罪を訴える元被告人を取材しなければならないので。