寺澤有

1967年2月9日、東京生まれ。 大学在学中、自動車雑誌『ニューモデルマガジンX』でジャーナリストとしてデビュー。 警察官、検察官、裁判官、自衛官などの不正を追及し続けている。 2014年、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」から「100人の報道のヒーロー」として表彰された。

さいたま拘置支所で前代未聞の不祥事

さいたま拘置支所の刑務官を買収し、所内で飲酒するなど、特別扱いを受けてきた徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反で起訴されるも、無罪を主張し、公判中)。徳留被告の告白をもとに、さいたま拘置支所のみならず、法務省、警察、裁判所の腐敗を暴く。

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刑務官が領置金をネコババか

 前記事〈刑務官の名前が黒塗りされた手紙〉で伝えたとおり、2020年12月5日、徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反でさいたま地裁で公判中)から筆者に手紙が届いたが、不正をはたらいた刑務官の名前が全員、黒塗りされていた。  その9日前、11月26日に届いた手紙では、刑務官の名前は黒塗りされていなかった。以下、一部引用する(原文ママ)。 〈この件で刑ム官(大友文晶こいつはオレが全てかばいます)が逮捕されます。不正・不当、チャカ一丁と借用書100枚以上、接禁中にでんわ2名さして手

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刑務官の名前が黒塗りされた手紙

 さいたま地裁で覚せい剤取締法違反の公判が続いている徳留隆成被告。徳留被告は国選弁護人の村木一郎弁護士や筆者に、さいたま拘置支所の刑務官らへ金品を提供する見返りに、所内で飲酒するなどの便宜供与を受けてきたことを告白している。現在、徳留被告は川越少年刑務所へ移送され、勾留されている。  2020年12月5日、徳留被告から筆者に手紙2通が届いた。刑務官の名前は川越少年刑務所の命令で黒塗りさせられている。  手紙から2カ所引用する(原文ママ。カッコ内は筆者注)。 〈管区(法務

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さいたま拘置支所問題、警察へ波及か

「警察が証拠隠滅」などと法務大臣へ直訴  徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反でさいたま地裁で公判中)は、さいたま拘置支所で刑務官から違法な便宜供与を受けていたことを告白している。しかし、告白は、それだけにとどまらない。  2020年11月12日、筆者に徳留被告から手紙が届いたことは、前記事〈川越少年刑務所が「臭いものにフタ」〉で書いた。実は、手紙は2通あり、そのうちの1通には、徳留被告が山下貴司法務大臣(当時。2018年10月2日就任、2019年9月11日退任)へ送った手紙の

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川越少年刑務所が「臭いものにフタ」

 さいたま拘置支所の刑務官へ金品を提供し、その見返りに所内で飲酒するなどの便宜供与を受けていたと告白する徳留隆成被告(覚せい剤取締法違反でさいたま地裁で公判中)。  問題が発覚してから、徳留被告は川越少年刑務所へ移送された。  2020年11月12日、徳留被告から筆者に手紙が届いた。「11/3記」とあり、その直後に「この手紙いつ出せるか!!」とある。消印は「11月11日」だ。  手紙には、こう書かれている。 〈オレに対して川越少刑も特別警戒中で全てに検問が凄くてまー面

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吉村洋文と武富士

吉村洋文大阪府知事が弁護士時代に手がけた「武富士スラップ訴訟」と、そもそもの発端の「武富士事件」についてのマガジンです。

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武富士社員が司法記者クラブに潜入

 2003年5月27日、山岡俊介氏(ジャーナリスト)が武富士と武井保雄同社会長を電気通信事業法違反(盗聴)容疑で警視庁北沢署に告訴し、3日後(5月30日)、弁護士会館(東京都千代田区)で記者会見を開いたこと、その記者会見に板井健太郎同社広報部社員が「学生」などと身分を偽り参加していたことは、〈宇都宮健児弁護士が驚いた武富士と記者クラブの闇〉に書きました。  実は、この板井社員は東京地裁・高裁の司法記者クラブの記者会見にも潜入しています。  2003年9月22日、山岡氏に盗

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質疑応答:吉村洋文(大阪府知事)と2億円言論弾圧訴訟の全貌

〈カネは魔物 武富士事件(下)〉に以下の記述があります。 〈後日、私は、あるパーティーで武井前会長の弁護人の弘中惇一郎弁護士と遭遇した。弘中弁護士は「あれから武井さんは悩んじゃってさ。新たに複数の団体へ1億円ずつ寄付したんだ。いい人なんですよ、武井さんは」と話していた。私は「本当にすべてがカネの人生なんだなあ」とあきれた〉  この記事を書いたときは、まだ武富士事件のさなかでした。そのため、弘中弁護士との会話も一部しか紹介していません。今回の講演で全部について話しました。三

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講演:吉村洋文(大阪府知事)と2億円言論弾圧訴訟の全貌

 2020年6月20日、ジャーナリストの林克明さんらが主宰する「草の実アカデミー」で、「吉村洋文(大阪府知事)と2億円言論弾圧訴訟の全貌」と題して講演しました。  会場は文京シビックセンター(東京都文京区)でしたが、北海道北見市からの参加者もあり、マスコミがこぞって持ち上げる吉村知事の真の姿を知りたいという市民の関心の高さがうかがえる講演でした。  sarasoujunohanaさんが講演の動画を公開していますので、ご覧ください。 ――――――  もし、講演内容が気に

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