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学びの効率アップのため、東大受験からコンサルまで意識してきた3つのポイント -「往復運動」「数珠つなぎ」「沸点」-

仕事しながら資格試験の勉強をしているという知人が、「一度学んだことの記憶や理解の定着に悩んでいる。ご自身の体験などでよい方法知らないですか?」と投稿を。
“学び方“という大好物なテーマを機に、思わずコメントしてしまったのですが、その後も自分なりにあれこれ楽しく考えさせてもらったので、まとめてみました。

①往復運動

1つの体系でインプットしたことに、別の局面で触れると、理解が深まったり記憶が定着する感覚があります。

・受験勉強していた頃だと、基本の教科書をひととおり学んだら、別の問題集や副読本で触れて、同じテーマの箇所を教科書の概念に立ち返る
・仕事なら、本で読んだことを実務で実践したり、アウトプットしたりで、また理論に返るとか。

教科書を学び続けるのはしんどいけど、あれこれ手を出してみてから教科書に帰ると、その有り難みがわかるという。
「ネット記事はおやつ、本がご飯」という言葉がありましたが、きちんとした体系をベースに置きつつ、事例やサブ分野もつまみ食いするという感じです。

②数珠つなぎ

仕事の範囲や興味関心の広がりにともない、隣接する分野を“数珠つなぎ“で学んでいくと楽しいです。

マーケティングで成長すると、オペレーションやITシステム、はては組織やヒトなどボトルネックが移っていって、課題が出るたびに学んできた数年間でした。
同じ事象が逆側から見えて、「あー、そういうことだったのか!」といった気づきがあったり。
複眼というか多様な視点をもてたような気になります。

受験の時だと、地学と地理がつながったり、世界史で異なる地域や時代が縦糸横糸でシンクしたり、といった瞬間が好きでした。
大学時代の国際関係論も、政治・経済・法律と何が専門なのかさっぱりわからぬまま卒業しましたが、1つの講義で関心出た分野を次の学期にとったり、経済学部の授業とりに本郷行ったりとか、広がった感覚だけはありました。笑

③タイミング

どんなに良いコンテンツでも、気分が乗ってないのと頭に入ってこない。
興味が湧いたり感情が高まったりなタイミング、「沸点」を逃さないようには意識してます。

“積ん読”は、僕は「知りたい!」という気持ちが褪せてしまうので、できるだけしないように。
Kindleなら「ほしいものリスト」にギリギリまで入れておいて、読める状態になった時に購入ボタンを押す、とか。

仕事で課題を相談いただいた時、「あっ、このフレームを使えば良いかも!」と思い出し、自炊した本やEvernoteに入れた資料を読み返して、翌週のMtgで話してみるとか、よくやっております。切迫してると吸収が進みやすい。

ということで、株価の乱高下にドキドキする昨今😢
「インフレはなぜ起こるの?」「バブルの後って・・?」
本棚から引っ張り出し、マネーの仕組みを学ぶ良きタイミングと前向きに捉えることとします。


「学び方」は昔から興味があって、大学受験の時は「勉強法マニア」でしたw
(塾にあまり行かず、独学していくのに燃えていた)

学生の頃は「勉強」のなかで閉じている感覚がありましたが、今は事業やアウトプットと密接に関係していたり、仕事で関わる方の(広義の)学びをどう促進するか?も大事なテーマとなったり、(広義で)学びを提供する組織や事業をお手伝いしたり、あと子どもも小学生になったりetc、人生のなかで糸が織りなされてきている感覚があります。

いくつになっても新しいことを知ったり、違った視点で世の中見れるようになるのは楽しいし、たとえ専門分野のいくつかは陳腐化しても(あと忘れるし)、学ぶことや学びを促進すること自体を人生のコアスキルとしていけたら良いなーと考えてます。

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