第5章 11.今度こそ合コン?(Blackboard Story 2020/1~3)
テル 「こんばんは~」
ツヨシ「お、テル君!」
テル 「合コンのお誘いありがとうございます!」
ツヨシ「うんうん」
テル 「そういえば、
今日の合コンは何人くらい来るんですか?」
ツヨシ「そうだね。20人くらいかな」
テル 「多いですね。それって合コンなんですか?」
ツヨシ「まあ、男女が集まれば合コンだよ!」
テル 「そういうもんですかね。
あ、そういえば、前の春子さんの会で会った
木本さんのセミナーに行ってきましたよ」
ツヨシ「あ、あの人ね。どうだった?」
テル 「まあ、グレーっていうか、黒かな、
って思いましたよ。信用できないですね。
1万円の商材を売ってきました」
ツヨシ「よかった。まあ、あの人、
話に具体性なかったから、
俺も信用できないと思ったしね」
テル 「ツヨシさん、最初からあの人に関して
警戒心ありましたもんね」
ツヨシ「そうだね。俺は信頼できるゲンさんの元で
勉強してるからね。
人をだまそうとする悪いやつの特徴とかも
勉強してるよ。
テル君もゲンさんの元で一緒に勉強すれば、
色々と学べるよ~」
テル 「う~ん、そうですね。
別に起業したいわけではありませんですし、
やっぱり今は辞めておこうと思います」
ツヨシ「え、そうなの?
一緒にやりたかったんだけどなぁ」
テル 「お誘いいただいたのに申し訳ありません。
本当に必要になったときはまたお願いします」
ツヨシ「了解!」
ユウキ、登場
ユウキ「先輩~!」
テル 「お、ユウキ、こっちこっち!
あ、ツヨシさん、こちら、後輩のユウキです」
ツヨシ「お、ユウキ君、よろしく!ツヨシです!」
ユウキ「初めまして。ユウキです」
テル 「ユウキ、ほんとによく来てくれたね」
ユウキ「まだ合コンに行ったことはなかったので。
好きではないですが、
一度経験のために行ってみようと思いまして」
ツヨシ「そうなんだ。じゃあ、よろしくね!」
ユウキ「はい!」
帰り道 テル、ユウキ
テル 「ツヨシさん、良い人でしょ」
ユウキ「まあ、積極的ではありましたが・・・。
私とは考えが合いませんね」
テル 「まあ、ユウキは
一人で頑張れるタイプだもんね」
ユウキ「あまり他人を信用しませんからね。私は」
テル 「まあ、自分の力も大切だからね」
ユウキ「そういえば、テル先輩、
学校に戻られるんですか?」
テル 「そうだね。ユウキの面接練習をしたり、
外部で教育系のバイトしていたら、
やっぱり俺は、教育が一番向いてるな、
って思ったしね」
ユウキ「よかったです。テル先輩は
教育系が一番向いてますよ」
テル 「嬉しいね!」
ユウキ「教え方、上手いですからね」
テル 「ありがとう。あ、それと、
今回は2校の掛け持ちになったよ」
ユウキ「え、そうなんですか?」
テル 「ホントは後から受けた2校目は、
情報で申し込んだんだけど、
数学で採用したいって言ってたから、
数学をやることにしたわ」
ユウキ「柔軟性ありますね」
テル 「子どもに何か伝える環境があれば
いいなとは思ったしね。
余裕のある人を増やす。
これが俺の軸だからね」
ユウキ「いいですね」
テル 「あ、じゃあ、俺、この駅だから!
またご飯行こうね!」
ユウキ「よろしくお願いします!」
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