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withコロナの働き方をふりかえってみませんか? そして、その参考になりそうなほんの紹介

2回目の緊急事態宣言が出されました。ハンマー&ダンスと呼ばれるように、度々感染が広がることは想定されていましたし、このような不安定な状況がしばらく続くのだと思われます。そうこうしているうちに、withコロナな働き方もそろそろ1年。今の状況がしばらく続くことを前提として、働き方とオフィスのあり方はどうなるのか、自分なりに本を読みながら論点を考えてみました。皆さんも一緒にふりかえってみませんか?

2020年4月 初めての緊急事態宣言

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初めてのことですし、見えない相手。まずは事業を継続するために、必要最低限のはたらく環境としてテレワークを導入し、リモートワークが始まりました。基本的な考え方はオフィス中心ですが、緊急対応的にリモートに移行するだけで状況改善すれば元に戻る想定。コロナの先の状況もどれくらい深刻化していくのか読めないため、組織としての方針もつくりにくい状況。インバウンドなど業種によっては需要がゼロに近づくため、緊急的にオフィスを解約するといった判断もありました。それにしても、経済産業省もいらすとやを使うのか。とはいえ、テレワーク実施者は30%程度という調査結果もあります。多いような少ないような。。。

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そして第3波

懸念されていた冬の訪れと共に第3波が来てしまったのですが、、、昨年の4月とはだいぶ状況が変わって来ていると思います。withコロナの状況はしばらく続くことが予見されています。そして、メンバーのリモート経験も蓄積して来ました。これから必要になるのは、状況に応じてシフトできるようリモートを前提とした働き方。ハイブリッドを前提として成果を求めていく働き方へと転換していく。これまでの働き方をふりかえり、今後の方針を考えてみる良いタイミングではないでしょうか?まずは、この1年で感じたトピックを整理してみたいと思います。

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①リモートワークへの手応え

みなさんの業務を進める上で困っていることはありますか?
・デスクワークは自宅で
・コミュニケーションはオンラインで
・商談でお客様と直接会わないことも許容されるように
・ハンコ、スーツ、飲み会はなくなった
色々な変化がありましたが、意外と業務は成り立っている印象あります
皆さんは、業務を進める上で困っていることありますか?

テレワークあるあるがたくさん紹介されています!

②急に身近になったDX

仕事を進める上で大きく浸透したのはweb会議ツールでしょうか。
勉強会はオンライン中心になり、全国あるいは世界各地から参加者が集まるようになり、子供の面倒をみながら参加するお母さんもいたり、本当に変わったなと思います。営業活動がオンラインで行われるようになり、オフィスに配信スタジオをセッティングする会社も増えました。

業務へのデジタル導入はDXと呼ばれますが、メンバー側の働き方を変えるEXの視点とお客様の体験を変えるCXの視点があります。withコロナを前提としたとき、デジタルをどのように活用していくか?は重要なテーマになっていると思います。

【EX】
・生産性を高めるアプリ、ネットワークインフラ
・バックオフィス業務のデジタル化
・リモートワークのための作業環境
【CX】
・デジタルマーケティング
・サブスク、個別課金、EC
・LTVを高めるプラットフォーム

③必要になったはたらく場所選び

 これまではカレンダーを使って、作業内容のスケジュールを組んでいましたが、withコロナでははたらく場所もスケジュールするようになりました。
オフィス、自宅だけでなく、カフェ、コワーキングスペース、駅ナカ電話ボックスを、前後の予定やweb会議のしやすさを勘案しながら選ぶようになりました。

 住宅はこれまで働くことが想定されていませんでしたので、家族や一緒に住んでいる人、部屋の数、家事や育児など生活時間による影響があることがわかりました。メンバーによって事情が異なり、オフィスの方が働きやすいという声も多くあがるのも、この1年の経験から見えて来たことかなと思います。自宅のオフィスを整える動きも広がりました。特にワンルームは難しいですよね、、

④アポを取らないと同僚に会えない時代

 2020年入社の新卒は大変でした。自分の部屋で悩んでいても、誰も気づけないのですから。困ったことがあったら相談して!と同僚に言われても、zoomではアポを取らないと相談できなかったりします。相談のしやすさ、協力のしやすさ、信頼関係と結束力、もめた際のボタンの掛け直し。どれもオフィスで働いていた方が声をかけやすく、やりやすい。とはいえ、リモートで実現していくには、定期的に顔をみる機会をつくっておく、お互いの業務の様子を見えるようにするなど、コミュニケーションをとるハードルをいかに下げるか?ということが必要になります。自分から動かないと孤立化しやすいので、オフィスで働くのとは状況が違うので、新しい作法を身につける必要がありそうです。皆さんは何か工夫していることありますか?

⑤マネジャーからみたリモートワーク

リモートワークもマネジャーからみると景色が変わります。マネジャーは、効率向上、モチベーション向上、人材育成、イノベーション促進など、組織の提供価値を高め業績を向上していくために、いろんな声かけをオフィスでしてきました。そのためにはメンバーが何しているか見えたり、タイミングよく相談できることが結構大切でオフィスでは自然としていたことが、リモートになると途端にしにくくなります。
会議をするほどでもなかったことなので、気づきにくいですが知らず知らずのうちに失われてしまったと言えそうです。でもメンバーからみると、仕事進んでいるからいいじゃんと思うので、立場によって気にしている範囲が違っているのです。緊急対応としてのリモートワークでは仕方がないと言えたかもしれませんが、今後もしばらくリモートとオフィスを併用するハイブリッドな働き方が続くとすれば、オフィスがない前提、リモートワークを前提とした時に、業務を継続するだけでなく、提供価値を増やしていくためには何が大切か?リモート環境下でもいかに提供価値を高めていけるか?ということを検討しなければならないタイミングになっています。

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⑥withコロナに適応していくための方針づくり

1年近くリモートワークを経験して来たからこそ、業務を継続するだけでなく、提供価値を増やしていくためには何が大切か?リモート環境下でもいかに提供価値を高めていけるか?ということをメンバーもマネジャーも検討できるようになったとも言えます。もうしばらく落ち着かない状況が続くことを前提とした方が良さそうですが、そんな中、本来実現していくべきことに、どうやって挑戦していくのか?そんな話し合う材料が揃って来たと言えるでしょう。

⑦これから求められるオフィスの役割とは?

組織としての方針が見えて来れば、フルタイムを前提としないオフィススペースを縮小したり、機能を転換しながら、ハイブリッドな働き方の中でパフォーマンスを発揮していくことができるようになります。zoomに対応した電話ボックスを入れるだけではない、これからのオフィスの役割を見直しができるタイミングになって来たと言えそうです。

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withコロナの働き方とオフィスをふりかえる本箱

この一年をふりかえると色々な変化がありました。そんな中、一人一人が経験を積んで来たからこそ、これからどうしていくか?を話し合っていくことができるようになりました。まだまだ、色々ありそうですが、アイデアを出しながら乗り切っていけたらと思います。

そんなこれからの働き方を考える材料として、一箱分の本をピックアップして見ました。1ヶ月間、皆様のオフィスにも置いて見ませんか?まるはち一箱古本店では本箱の貸出も承ります!

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withコロナの働き方とオフィスをふりかえる参考になりそうな本

リモートワークだからこそ、オフィスで直接指示を出すことはできない。メンバー一人一人の自律した動きが必要になります。自律した人材を育てるポイントとして、手伝えばできることを少しづつ増やしていくというアプローチが紹介されています。

DXというとビジネスモデルの話だと思っていましたが、それを取り入れる上では働き方自体をすっきりさせて行かないといけないというのはなるほど。DXの本質はデジタル技術と合理的なマネジメントの融合。実践する上で不可欠なのはGAFAな働き方。

マネジメントの仕事の動かし方にはタイプがあるようです。前者は丁寧なコミュニケーションで仕事を意味づけして行くイメージ。後者はなるべくシンプルに仕事を進めていくイメージ。自社の組織にどちらがフィットしているか、確かめながらマネジメントの仕事を見直していく必要がありそうです。

コロナで色々と変わったのだということを思い出させてくれます。beforeがどうだったか?意外と忘れてしまうものです。

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