TENTIALで初めてのテレビCMを実施します
12月4日から、TENTIALにとっては初となるテレビCMが放映されます。このCMは、主力製品の1つであるリカバリーウェア「BAKUNE」を、さらに多くの方に届けていくことを目指して制作したものです。
今回のnoteではTENTIALの現状やテレビCMを実施する背景、その先で描いている世界観について整理してみたいと思います。
TENTIALの現状
これまでTENTIALでは、人々の健康課題を解決することを目的としたウェルネスブランドを展開してきました。
僕たちのアプローチは「身体の状態が悪くなってから治療をする」のではなく、「良いコンディションを保つために普段から予防やケアをする」というものです。その考え方に基づき、身体を充電するためのツールとなる“コンディショニング製品”を開発しています。
3年前に第一弾のインソールから始まり、現在ではTENTIALの製品は50(SKU)を超えました。
各製品は「SLEEP」「FOOT」「WORK」という3つのジャンルに分類されます。中でも力を入れているのがSLEEP(睡眠)であり、その主力製品がBAKUNEシリーズです。
寝具や睡眠グッズなど睡眠カテゴリーの製品は以前から存在していましたが、リカバリーウェア自体は、ここ数年で一気に注目度が増してきている領域です。近年はアスリート向けだけではなく一般の生活者向けの製品が広がり始め、スタートアップから上場企業まで、いろいろな会社が参入してきています。
睡眠不足などの睡眠にまつわる課題は日本の大きな社会課題の1つ。調査データの中には「日本国民の6割以上が何かしらの睡眠課題を抱えている」というインパクトの強いものもあるほどです。
TENTIALでは2021年2月にBAKUNEの販売を開始し、2023年5月に累計販売数が20万枚を超えました。来年の2月でローンチから丸3年になりますが、「睡眠不足を解消したい」「睡眠の質を向上させたい」という理由から手に取っていただく機会も増えています。
こうしたことからも、年々リカバリーウェアに対する期待感や睡眠課題の解決策に対するニーズの高まりを感じています。
お客様アンケートの結果や直接いただいたフィードバックの内容、口コミなどを見ていても「お客様に満足いただける製品に仕上がってきた」と手応えを感じられるようになってきました。
なぜ今、テレビCMに取り組むのか
このように、拡大するリカバリーウェア領域において認知をさらに広げ、より多くの人にBAKUNEを届けていくことが今回のCMの大きな目的です。
TENTIALは創業期からさまざまな方に支えていただいてきました。まだまだスタートしたばかりの会社ではありますが、TENTIALの製品を愛用してくださっているお客様、さまざまな面から事業をサポートしてくださっているパートナー企業や関係者の方々、そしてTENTIALのBuddy(メンバー)には本当に感謝をしています。
同時に、製品の品質や事業の成長に対して手応えがつかめてきたからこそ、「ほんの一部の人にしか製品を届けられていない現状」に対する課題感も高まってきています。
TENTIALの製品をもっと早く世の中に届けていきたい。今回のCMを機に、もう一段階ギアを上げ、事業のスピードを加速させたいと考えています。CMの内容も、BAKUNEを知らない方や使ったことがない方を想定し、検討を重ねてきました。
単に「BAKUNEがたくさん売れさえすれば良い」とは思っていません。
これまでもTENTIALでは Chief R&D Officer(CRO)の舟山を中心に、基礎研究やエビデンス取得といった研究開発に力を入れてきました。
まずはお客様に安心して手に取ってもらえる製品をしっかりと開発することが大前提にはなりますが、これから成長していく市場だからこそ、健全な業界の基準を作っていくようなアクションにも取り組む計画です。
ミッション実現に向けた最初のステップ
TENTIALでは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」というミッションの実現に向けて、BAKUNEを始めとしたコンディショニング製品を開発してきました。
このミッションを実現するためにはいくつかの要件をクリアする必要があり、その最初のステップが「TENTIALが手がけるコンディショニング製品が、生活者の方々の手に届くこと」だと考えています。
コンディショニング製品を拡充する中で、最近では「BAKUNEをきっかけにTENTIALを知ってくださったお客様が、新たにTENTIALのインソールを購入してくださる」といったような事例が増えてきています。
最初は睡眠の悩みを解決する目的でBAKUNEを購入した方が、次にインソールを試してみたところ、歩き方が変わって足のコンディションも改善された。そのような変化が積み重なることで「コンディショニングへの意識」が変わり、自身のポテンシャルをさらに発揮できるようになった。コンディショニングを続けることで周囲にも健康意識が広がり、その先では社会全体で「コンディションを整えやすい環境」が整っていく。
僕たちが描いているのは、そのような世界観です。この世界観を実現していくためには、コンディショニング製品がさまざまな方の手に届くことが不可欠です。
どんなに良い製品でも、それが届かなければ意味がない。実際に手に取っていただき、生活の中に溶け込んでいくことによって、初めてその人のコンディションやコンディショニングへの意識が変わっていくはずです。
コンディショニング製品を“広げていく”ためのテレビCM
今回TENTIALではテレビCMと並行して「Conditioning Magazine(コンディショニングマガジン)」というウェブメディアの運営も始めました。
Conditioning Magazineではスポーツやビジネス、カルチャーなど各分野で挑戦を続ける人達が「自分の身体にどのように向き合い、どのようにポテンシャルを発揮しているのか」を掘り下げていきます。
彼らのライフスタイルで実践されているコンディショニングを紐解くことで、コンディショニングの意義を探求していく。そのような位置付けのメディアです。
テレビCMがコンディショニング製品を“広げていく”ためのものであるならば、マガジンはコンディショニングへの理解を“深めていく”ためのものです。
また、コンディショニングへの理解だけではなく、テレビCMを機にTENTIALやBAKUNEを知ってくださった方との「関係性を深めていく」ための場所にもなればと考えています。
「健康の拠り所」のようなブランドに
TENTIALを「健康の拠り所」のようなブランドにしていきたい。中長期の展望の1つとして、以前からそのような構想を抱いていました。
たくさんの製品を扱っているからこそ、どのようなコンディションの悩みであっても、何かしらの解決策を提案できる。そんなイメージです。
その構想を踏まえると、まだまだ製品の数も足りないし、品質面でも改善できる余地はある。さらに多くの人に届けるための工夫も必要です。そもそも壮大なミッションを掲げているので、ようやくスタートラインに立てたくらいに思っています。
TENTIALの製品を手に取ってくださっているのは、健康に気を使っている方々。つまり「健康に前向き」であり「何かに挑戦する意欲がある」方々です。
本気で何かに挑戦する人たちを支えるブランドを目指すのであれば、TENTIAL自体が挑戦し続けている集団でなければならないのではないか。
今回のテレビCMは会社にとって初めての試みとなるので、これも1つのチャレンジです。より多くの方に製品を届けていくために、僕たち自身も挑戦し続けていきたいと思っています。
励みになります。