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Very short summary of COP27(サマリー)。
昨年11月にエジプトのシャルムエルシェイクで開催されたCOP27について、今日、改めてサマリーしてみようと思う。
この国際会議には世界中から3万5千人以上の人々が集まり、気候変動対策について議論がなされ、特に重要なハイライトとしては、“Loss & Damage(損失と損害)“に対する補償、つまり途上国支援基金の設立が決定されたことですね。
とは言っても、この基金の具体的な運用方針については依然として定まっておらず、COP28(今年11月)にて検討・採択される予定だ。
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また、Mitigation(緩和策)分野においても、思っていたほどの成果を上げられていないことから、“世界の平均気温の上昇を1.5℃(産業革命前より)に抑える“という目標に対して、大きく影を落とす恐れがある。
(例として、石炭などの化石燃料の段階的な廃止や、排出量のピーク時期の設定などについては、合意に至りませんでした)
COP27でのもう1つのハイライトは、27 年の歴史の中で初めて、“農業“をテーマにした 1 日(Adaptation & Agriculture Day)を設けたことだ。
この日に立ち上げられた“FASTイニシアティブ(Food and Agriculture for Sustainable Transformation initiative)“は、2030年までの農業・食料システム(Agrifood systems)転換達成に貢献するために、気候変動適応と温室効果ガス排出削減を促進する気候変動ファイナンスの量・質向上を目指している。
<さいごに>
次回のCOP28は11月30日から約2週間、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される予定だけれど、世界情勢が目まぐるしく動くなか、どのような合意が得られるだろうか。
最も重要な課題の1つとして、今後もしっかりとウォッチしていきたい。
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