初心者が楽しく『古事記』を学ぶためにおすすめしたいリソース。
「自国の神話や民話を歴史を学ばなくなった民族は100年以内に必ず滅びる ー」
これは二十世紀を代表する歴史学者アーノルド・J・トインビーの有名な言葉です。僕はある書籍を読んでいるときにこの言葉に出会い、大きな衝撃を受けるとともに、なんとも言えない焦りを感じました。
たしかに日本人（戦後教育を受けた僕らのような世代）って、自分たちがどのような歴史をたどり、今に至るかをあまり知らない民族ですよね。
『古事記』と言う、日本人が自信を持って世界に誇るべき、素晴らしい神話・民話をまとめた一冊があるにも関わらず・・。
でも、古事記って古臭いし、神様の名前も難しいし、なんだかつまらなそう。
実は、僕も子どもの頃からそのように思って敬遠していたのですが、全然そんなことありませんでした！むしろ、これがすごく面白いのです。
特に今では、マンガやYouTubeなどを通してわかりやすく解説しているリソースも多いですから、はじめて古事記に興味を持った方は、まずは1つのエンタメとして楽しんでみてはどうでしょうか？
そこで本日は、ゼロから古事記にふれてみようと思っているあなたにぜひおすすめしたい、『古事記』を楽しく学ぶためのリソースについて紹介してみました。
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マンガ 面白いほどよくわかる！古事記
古事記を原文で読むと、とてつもなく難しくて、すぐに挫折してしまいます。現代訳なども出回っていますが、それでも難易度は高いと言えます。
一方、最近ではマンガで古事記を学べる本も多く出ていて、なかでも『マンガ 面白いほどよくわかる！古事記』は、初心者の方にもおすすめしたい一冊。
古事記には難しくて見慣れない名前の神々が多く出てきますが、マンガであればイラストとともに理解できますから、スッと頭に入ってきますよ。
マンガ 面白いほどよくわかる！古事記（Amazon）
👉 https://amzn.to/4b0NRnj
古事記 1 〜国生み〜
マンガであっても「活字が苦手！」と言う方におすすめしたいのが、YouTubeで無料で楽しめる紙芝居風のアニメ版 古事記です。
目と耳から物語を理解できますから、さらに理解の難易度が下がります。1話1話も短く設定されていますから、空き時間にぜひどうぞ。
(古事記以外にも、名前だけは聞いたことがあるけれど、どんな話かわからない民話や昔話なんかも公開されています)
古事記・まんが日本昔ばなし（YouTube）
👉 https://x.gd/TVNwP
ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語
小野寺優さんと言う古事記ファンの方が運営するサイト ラノベ古事記から派生し、一冊にまとめられた書籍『ラノベ古事記』シリーズ。
その名の通りラノベ、つまりライトノベルのようなポップな感じで繰り広げられる古事記は、大きな驚きとともに、とても新鮮に感じます。
好き嫌いが分かれるとは思いますが、好きな人は好きだと思います。古事記の内容をラフに知りたいだけなら、この選択肢もありかもしれません。
ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語（Amazon）
👉 https://amzn.to/3Spm3BD
【古事記①】日本の神話が面白い 〜日本の成り立ちを知っていますか？〜
まずはエンタメとして古事記を学びたいなら、中田敦彦さんのエクストリーム日本史 古事記編が、予想以上におすすめです。
結局、はじめて古事記を学ぶ方に必要なのは、一字一句を理解することではありません。まずは古事記の内容をザックリと知り、楽しめるようになることです。
そういった意味では、僕は別に彼のファンではないのですが、一気見しちゃうほどテンポが良くて、さすが芸人さんだなと感心してしまうほどでした。
【古事記①】日本の神話が面白い 〜日本の成り立ちを知っていますか？〜
👉 https://x.gd/soOyh
『古事記』あらすじ（國學院大学「古典文化学」事業）
古事記のあらすじについて、活字で一気に学びたいという方は、國學院大学「古典文化学」事業が運営する、その名もズバリなサイト 古事記あらすじ をどうぞ。
序章（実は古事記は序章が重要だったりする）からはじまり、上巻・中巻・下巻の有名どころの内容を、あらすじだけザッと知ることができます。
古事記を現代訳で読む前の肩慣らしとして、マンガ・アニメで学んだ古事記の理解をさらに深めるためのリソースとして、ぜひ活用してみてくださいね。
『古事記』あらすじ（國學院大学「古典文化学」事業）
👉 https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/about-kojiki/outline/
＜さいごに＞
昔から、「古事記について勉強しよう、勉強しよう」と思っていたけれど、この歳になるまでなかなか勉強できずにいました。
僕のように学びの一歩が踏み出せなくてモジモジしている方って、きっと多いんじゃないのかなと思い、本日はこの記事を書いています。
当noteでは、今後も古事記や日本神話、古代日本史について取り上げていきますので、ぜひぜひフォローしていただき、次回の更新をお楽しみに！
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