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僕の非日常とお客さんにとっての日常

「普通や成長の基準って、人や文化によって違うよね。だって、インド人の子供が箸を使えるようになってもそれは成長とは呼べないでしょ?」という話を何回使い回しているかわかりません。

ゆーたろー です。

普通や日常ってのは人によってそれぞれですよね。

そんな僕にとっては非日常であり、普通ではない場所である四つ星のホテルのランクの高い部屋に結婚記念日ということで泊まってきました。

本当の金持ちにとっては泊まらないレベルの部屋でしょうけど。

まあ、それにしたって僕にとっては完全なる非日常空間。

というわけで、今回は庶民による非日常体験について話していこうと思います。

目次

・軽くバーで一杯
・出るのが面倒だからUber Eats
・ゆったりするための部屋
・単価15000円の和食屋のブッフェ
・終わりに


軽くバーで一杯

「15:00がチェックインだから」という理由で14時ごろ自宅を出た僕と奥様。

「東京に住んでいるのにも関わらず、東京の四つ星ホテルの中でも良い部屋に泊まる」という超贅沢な選択を取っているとは言え、所詮は庶民。

「15時に行ってホテルを全力で満喫する」という貧乏根性全開でお家を出ました。だって、せっかくたくさんのお金を払っているんですから、全力で楽しまないと。これぞ庶民の鏡です。

というわけで、銀座のとある酒屋によって部屋で飲む用のお酒を調達し、その後にホテルへいこうという流れだったのですが、そんな中で奥様が言いました「ちょっとバーで一杯飲んでから行かない?」

正直、僕は思いました「いや、せっかく高い金払っているんだしホテルを全力で満喫しようよ」と。

ただ、もう一つ頭に過ったのが「今日は結婚記念日」だということ。

「ホテルに泊まるというイベントである前に、今日は結婚記念日であるということは、あえてちょっと良いバーに行ってからホテルに向かうのもありなのではないか?」と(この思考、まじで金が貯まりません)。

というわけで、奥様は妊娠中のためモクテルをオススメで一杯いただき、僕は茶葉の香りをジンに移したというジントニックをいただきました。

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すっきりしていながらも玉露の香りのするとても上品な一杯でした。こりゃうめえ。

夕食前に軽くバーでお酒飲んじゃうなんてことしたら慣れてなさ過ぎて蕁麻疹出てくるんじゃないかと思いましたが、幸い身体は好調。

ホロ気分で大体17時ごろにホテルにチェックインしました。


出るのが面倒だからUber Eats

ホテルの部屋に着くや否や早速部屋着に着替える奥様。

「もう(外に)出る気ないよね?」と訊くと満面の笑みを浮かべてくれました。というわけで良いホテルに泊まっているからこその贅沢(?)Uber Eatsで夕食を食べる事に。

奥さまも「家で頼むのよりも送料が2−300円安い!」と感動しておりました。これぞ庶民の鏡。

にしても、めっちゃ楽しいですねUber Eats。食べてみたいものが多過ぎて選べないレベルでした。デザート専門とかもあるし、どうしようって感じです。

とは言え、アルコールを飲んでいたという事もありとにかくお腹が空いていた僕ら。

みていく中で特に目を引いた(美味しそうだった)中華を食べる事にしました。

上から見るとこんな感じ。

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青梗菜、水餃子、焼き餃子、チャーハン、麻婆豆腐をいただいたのですが、圧倒的に一番美味しかったのは「麻婆豆腐」。ただやっぱり、中華は出来立てに限りますね。

麻婆豆腐が一番とは言いましたが、全部出来立ての状態で食べていたらわからなかったかもしれません(そこら辺、ある程度冷めても、時間がたっても美味しい麻婆豆腐って優秀ですね。)

そんなこんなで、夕食終了。

「せっかくホテルに泊まったのにも関わらず、夕食をUber Eatsで済ませる」という金持ちの余暇みたいな夜の過ごし方をしました。


ゆったりするための部屋

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その後は、ひたすら部屋でゆっくり。

ゆったりとしたスペースに薄着でも全然大丈夫な室温。

TVもあるし(ここに関しては流石に買えますが)、フカフカのベッドに、スカイツリーの見える窓...

まあ、スカイツリーに関しては正直ちょっと微妙で「やっぱり東京タワーが良いよねー」なんていう昭和生まれトークに花を咲かせました。

なんていうのでしょうか。スカイツリーってなんか地味なんですよね。東京タワーが派手かと言われればちょっと違うのですが(赤くてあんなにでかいんで派手ではあるか)、スカイツリーはとにかく地味。

インスタ映えも全くしません。

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間違って世界遺産に登録されようもんなら「世界3大がっかり名所に選ばれてしまう」恐れがあるので、頼むから選ばれないで欲しいと一日本人として願っております。


そんなわけで7時頃にはのんびりし始めた庶民達。

ダラダラと時間をテレビと共に過ごした後に「お腹すいたねー」と言う事になりコンビニでアイスとつまみとビールを買って、部屋で広げて、気づいた時には寝てました。


もちろん、毎日こんな生活をしたいかと聞かれれば話は別ですが、あくまで今回の旅(?)の目的は「のんびりする事」だったのですごく満喫できました。

家にいるとついつい「なんかしら自分の成長につながることをしなきゃ」なんて思ってしまう、わたくし。

「ちょっと息抜き」なんて思いながらアプリでゲームをすると猛省してしまうわたくしにとって、わざわざ時間を作って「のんびりする」ってのも大切なんだなあ、なんて事を思って、いつもよりもぐっすりと眠れたような気がします。

(飲み過ぎのせいで途中トイレに起きたけど)


単価15000円の和食屋のブッフェ

「朝食がついているホテル」と言うのを前提にホテルを探したほどに、楽しみにしていた朝食ブッフェ。

夜に来ると単価が15000円ぐらい(食べログ調べ)のお店が朝食ブッフェをやっていました。思わずこんなツイートまでしました。

「すごい!」と思った方。こんなもんじゃなかったです。

洋食もありますし

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調味料とドレッシングも豊富。

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デザートも色々ありました。

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調味料はあくまで食材の引き立て役であって、しっかりと食材の味を楽しめるような味付けが本当に美味。こんにゃくひとつとっても、こんにゃくの味わいが濃く、味の薄いこんにゃくで作る金平のような調味料が主役の味付けとは一線を画すような料理だったと思います。

ホテルに入っていると言う事もあってかスタッフも充実していて、素晴らしい朝食時間を過ごせ「ここに週末朝ごはんを食べに来るにはいくらぐらい稼げば良いのだろう?」と言う計算をもう少しでガチでするところでした。

それでも、夜に適当な飲食店に入ってそこそこな浪費をしてしまうのならこういったお店で朝ごはんを食べる方が経験ベースで見ても、健康的に見てもプラスだと思うのでまた行きたいなと思います。


終わりに

僕は素晴らしいサービスを受けました。

ただ一方で、ホテルを出た後にふと脳裏をよぎるのはこういった事。

人間なんて慣れるもので「一度上げた生活水準はなかなか下げられない」と言う言葉があるように、どんな素晴らしいサービスでも毎日受けていればそれが当たり前になります。

逆に言ってしまえば「僕の思うそこそこ良いサービス」は常に一流のサービスを受けている人にとっては「ちょっと残念なサービスに」なり得ると言う事です。

もちろん値段ではないですが3,000円の寿司のコースしか知らない人にとっての「最高に美味しい寿司」と50,000円のコースの寿司をちょいちょい行くような人にとっての「最高に美味しい寿司」では大きな開きがあると思います。

それに、僕の10年そこらの飲食業経験の中でも星付きのレストランで働くスタッフの「当たり前」とそうではないお店(店名は伏せますが)の「当たり前」とでは大きな違いがありました。

だからこそ「自分の仕事とする分野の超一流には定期的に触れる必要」があると思うのです。なので、僕は食べ歩きは絶対に必要だと思っています。

それに、自分が大きく稼げていない時に超一流のサービスを受け続けるのは難しいと思いますが、インターネットがこれだけ普及されている現代。超一流の人たちは何かしらのメディアで発信している場合が多いので、その人の言葉には触れ続けることができます。

そう言った意味を改めて感じる事ができたと言う点から見ても、今回ホテルに泊まれたのは本当に良かったなと思います。

自分の日常や常識で、人接していてはだめですね。

また行けるように、頑張ろう。


そんな感じで、今日の話は終わります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

では^^

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