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自宅で作る美味しいおつまみ〜チキン南蛮編〜
「宮崎の郷土料理と言うことが忘れられているのではないか?」と思われるほどに私たちの生活に溶け込んでいるチキン南蛮。
でも、よく考えてみれば、唐揚げだけでも十分美味しいのに関わらず、そこに甘酸っぱい南蛮酢を絡めて、しかも上からマヨネーズをかけちゃうとか不味いわけが無いですよね。
むしろ、不味く作る人がいたら教えて欲しいぐらいです。
「お前はチキン南蛮に何をやったんだ」と。
ただ、そんな美味しいチキン南蛮もちょっと難点がありまして。
それは「油の処理が面倒」と言うことと「意外でもなんでも無いほどにカロリーが高い」と言うこと。
と、言うわけで今回は「ちょっと健康面にも気を使った」チキン南蛮の作り方について書いていこうと思います。
【材料】
〜鶏肉〜
・鶏胸肉 適量
・塩 少々
・胡椒 少々
・片栗粉 少々
・オリーブオイル 適量
〜南蛮酢〜
・砂糖 30g
・水 30g
・酢 25g
・醤油 5g
・ケチャップ 10g
・水溶き片栗粉 適量(みずと片栗粉を1:1で割ったもの)
〜タルタルソース〜
・卵 2個
・マヨネーズ20g
・玉ねぎ20g
・レモン汁 少々
・醤油 少々
・胡椒 少々
それでは、調理の方に入っていきます。
タルタルソースを作る
まずはタルタルソースを作るということで、生卵を茹で卵にします。
卵は冷蔵庫から出したものをすぐに、グツグツと沸騰しているお湯にちょろっと酢を足したものの中に入れて茹でてます。
酢を入れる理由としましては、もし卵が割れてしまっても固まってくれるから。というより、冷蔵庫からすぐに取り出した卵を入れると、その冷蔵庫がちゃんと食材を冷やす能力があったとしたら大体ヒビが入ります。
なので、酢を入れておかないと鍋のフチも汚れて洗い物も面倒になるので是非ともちょろっと酢を入れてあげてください。
それと、卵は入れる時にお玉などを使い、ゆっくりと入れることを推奨します。「どうせひび割れても酢がなんとかしてくれる」なんて考えて卵を投げ入れてしまうと、派手めにヒビが入って結構な量の白身が出てきてしまうので(この時学びました)。
で、9分ほど茹でましたら冷水に入れ、そのまま冷やしておきます。
もし、卵を冷水に入れなかったら殻は剥きづらいは、余熱で火は入ってしまうわで良いことなしです。逆一石二鳥です。
そうしましたら、次は玉ねぎです。
玉ねぎは粗めの微塵切りにし、熱湯をかけ、1分ほどそのままお湯に浸しておきます。
こうすることで、玉ねぎの辛味も抜けますし、熱が入ることで玉ねぎの甘味も引き立ちます。まさに、一石二鳥です。
ただ、あまり長い時間浸してしまうと玉ねぎの食感がなくなってしまうので、1分ほどしたらザルにあげてそのまま冷ましておきます。
茹で卵冷やしたり、玉ねぎ冷ましたりと、タルタルソース作りは意外と待つ工程が多めなので早めに作り始め、待っている間に鶏肉の下処理をしたり、南蛮酢を作っておくのがオススメです。
※これは文章なので、このままタルタルソースの解説を続けます。
で、諸々の食材が良い感じに冷めましたら、フォークか何かで茹で卵を潰し、玉ねぎの水気をしっかりと絞り、上記の調味料を混ぜ合わせたら、タルタルソースの完成です。
「家でピクルス漬けてるよ!」なんて人がいましたら、それを混ぜても美味しいですし、お好みで叩き梅を混ぜてもさっぱりして良い感じです。
南蛮酢を作る
南蛮酢の作り方は非常にシンプルです。
上記の材料を鍋に入れて一煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみを付けたら完成。
ちなみになのですが、普通の南蛮酢ですととろみなどはつけません。
酢や醤油などを混ぜるだけで出来上がりです。そして、その南蛮酢に揚がった唐揚げを潜らせるというのがよくある工程です。
ただ、そうしますと潜らせた後の南蛮酢はいきどころが無いため、そのタレが無駄になってしまいます。なので、今回のレシピでは甘辛いソース上にし、もしチキン南蛮で使い切らなかったとしても野菜炒めなどに入れて使えるような状態にしてあります。
鶏肉を調理し、仕上げる
最後は鶏肉です。
鶏肉は塩胡椒で下味をつけます。
おおよその目安ですが、鶏重さに対して0.6〜0.8%ぐらいの塩をかけてあげるとちょうど良いです。
そして、胡椒は腕が疲れるまで挽いてやりましょう。ピリッとする要素が南蛮酢にもタルタルソースにも無いので、ピリッと感はこの胡椒でしか出せません。
そうしましたら、片栗粉をまぶします。
こんな感じに全体をまぶせたらOK。余計な粉は焼く前に叩いて落とします。
そして、オリーブオイルをしいたフライパンで焼いていきます。
じっくりと焼いてしまうと、肉が硬くなりやすいので、お肉をコロコロさせながら中火ぐらいで焼きます。
ステーキやハンバーグでもそうなのですが、ジューッと焼くと焼き色がついて美味しいのですが、肉の表面温度はどうしても上がってしまうため、肉がパサつきやすくなります。
なので、頻繁に転がして、温度が上がりすぎないように、余熱でじっくりと芯まで温めてあげるとしっとりと仕上げることができます。
そして、しばらく焼いて火が通ったかなと思ったら(3分ぐらい焼いたら一度確認して見ることをオススメします。)、一個切って中を確認して、火がとっていたら、完成です。
あとはお皿に盛り付けて
南蛮酢をたっぷりめにかけて
タルタルソースをのせ、胡椒とパセリを振りかけたら
完成です。
ちょっと作るのは面倒かもしれませんが、さっぱりとした鶏肉と、甘酸っぱいタレ、それに卵感たっぷりのタルタルソースののったチキン南蛮です。
タルタルソースもタレも翌日でも食べられるので、翌日は豆板醤を入れてピリ辛チキン南蛮にしたりしても美味しいかもしれません。
通常のチキン南蛮よりも低カロリーなのにも関わらず、通常のチキン南蛮と同じぐらいご飯もビールもすすみますので、もし良かったらお試しくださいませ。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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