MBA留学:エッセイの準備プロセスと私のエッセイを公開
海外MBAスクールの出願を目指しているみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
この記事を読めば、海外MBAスクールの出願に必須の『エッセイの基本』が理解できるだけでなく、エッセイを準備するまでの具体的なプロセスが明確になります。
なぜなら、自分がエッセイを準備した経験とMBAカウンセラーからのアドバイスをもとに、具体的なステップを解説しているからです。
エッセイを書いたことがない方のために、私のエッセイも一部無料公開しますのでぜひ参考にして下さい!
エッセイの役割とは?
海外MBAスクール出願の最も肝となるのがエッセイです。
MBA入学審査の中で、TOEFL、GMAT、GPA は英語力・アカデミックパフォーマンスを数値化したもの(=定量項目)。一方で、定性項目はレジュメ、エッセイ、インタビュー、推薦状の4つになります。この定性項目の中で、エッセイの役割は『経験、スキル、知識、ビジョン』を評価するものです。
ポイントとしては、『Why MBA?』『Why this school?』『Why me?』『Why now?』これらの問いに対する明確な回答を示していくことが重要になります。
エッセイとは『自分は特別』を示すこと
エッセイの大前提として『自分は特別だ』、だから〇〇の点でビジネススクールに貢献できる、という内容をアピールする必要があります。
まずはマインドセットとして、エッセイでは以下を恐れずに示していきましょう
日本人にはあまり馴染みのない行為になりますが、ここは『これまでの自分との対話、未来の自分のプロジェクション』を深掘りしながらエッセイのネタ出しをしていくことになります。
エッセイを書き始める前のアドバイス
エッセイを実際に書き始めるに当たって、以下のポイントに気をつけながら進めましょう。
順に説明します。
早めのスタート
MBA受験全体もそうですが、エッセイは特にタイムマネジメントが必須です。基本的には以下のステップで進めていきます。
これだけのステップをこなしていくため、出願締め切りのタイミングから3ヶ月前を逆算して動き始めると良いでしょう。私の場合、スコアメイクもずれ込んでいたのでエッセイに加えてGMAT対策もおこなっており、相当疲弊しました。。
エッセイは1校ずつ
各ビジネススクールのエッセイは主に3~4つの質問で構成されています。1つの学校のエッセイは、『ひとまとまり』で自分の長所を示すよう作りこむべきなので、セットで作成する必要があります。
1つ1つの回答だけでなく、『エッセイ全体としてのインパクト』を考慮しながら作成しましょう。
自分に合ったカウンセラーを見つける
エッセイは出願書類の中でも極めて重要なので、通常はプロのカウンセラーに添削を依頼すべきでしょう。
私はAGOSでTOEFL/GMAT対策コースを取っていた流れで、エッセイ/インタビューのカウンセラーもそのままAGOSにお願いしました。
カウンセラー選択については大御所を使うべきという意見もありますが、私がお願いした方は指摘する点が『非常に論理的かつ本質的』だと感じ、とても信頼できました。実際に彼のおかげでエッセイ/インタビューはとても自身がつき、志望校に合格することができましたので、本当に感謝しています。
エッセイ・インタビューカウンセラーの基本情報や評判は下記の記事にまとめました。ぜひ情報収集にお役立てください!
エッセイの準備プロセス
ここからは私が実際にMBAカウンセラーからアドバイスされた『エッセイを書いていく際のプロセス』を解説します。以下が具体的なエッセイの準備プロセスになります。
順に解説していきます。
①戦略を決める
まずは、出願するビジネススクールごとに戦略を決めましょう。戦略とは以下になります。
『すばらしいエッセイ』とは、自分を良く知ることから始まります。あなたの『過去の経験(アカデミック+プロフェッショナル)』と『MBAでの学び』が、あなたの将来の『Long-term Goal』に一直線に繋がることが大切です。
そのために、以下をおこないましょう。
私のエッセイのポイント
ここでは『自分の強み』と『さらに高めたいスキル』を示し、キャリアゴールを達成するために、『MBAスクールでは何を学ぶことが必要なのか?』をしっかり示していきましょう。
このあたりは、後ほど紹介する私のエッセイの『Question1』に盛り込みました。
②エッセイの『質問の意図』を理解する
エッセイは各スクールによって特色のある質問が出題されます。最初に必要なことは、『質問の意図を十分に考え理解すること』です。
アドミッションはエッセイの中で特に以下のポイントを見てきます。
私のエッセイのポイント
この2点に対して、説得力のある過去のエピソードを用意できるかどうかが重要になります。
私の場合、エッセイの『Question2』と『Question3』において、それぞれの質問に最適なエピソードを語り、そこから『スクールに貢献できること』に繋げました。
③エッセイを下書きする
以下はカウンセラーからもらったエッセイを書く際のアドバイスです。多くの人に有効なので、これらの点に注意しながら下書きをしましょう。
私のエッセイのポイント
特に『自分が周囲に与えたインパクト(リーダーシップやチームワーク経験)』や、『数字や結果を語り、具体性を強調する』については、私のエッセイの『Question2』に盛り込みました。
『自分に影響を与えたエピソード』は『Question3』に、さらに『自分のユニークさ』は『Question4』に盛り込んでいます。
全ての設問にビジネススクールの授業名やクラブ名などを入れて、しっかり学校調査していることもアピールしました。
④エッセイを仕上げる
カウンセラーと相談しながら下書きを何度も書き直し、出願に耐えうる十分なクオリティに達したら、仕上げの段階です。
編集して文字数制限を合わせたり、プルーフリードして細かな表現を直します。スペルミスや文法、時制のミスなど、小さなミスも残さずチェックしましょう。
最後にもう一度、1つのスクールに提出するエッセイ全体を読み返し、あなたの強みやアピールポイントがエッセイ全体の質問を通してバランスよくアピールできているかを確認します。
私のエッセイの一部を公開
エッセイを初めて書く場合、『書き方のイメージ』や『具体例の入れ込み方』を知ってもらうために、私のエッセイの最初の質問と回答を公開しますので参考にして下さい。(会社名やスクール名は伏せさせて頂いております)
エッセイ公開
【Question1】Define your short-term post-MBA career goals. How are your professional strengths, past experience and personal attributes aligned with these goals? (300 word limit)
【Question2】Provide an example of your leadership - professional or personal - and explain what you learned about yourself through the experience. (300 word limit)
【Question3】Complete one of the following statements. (250 word limit)
・ I am passionate about...
・The best piece of advice I've received is...
・The best day of my life was...
・A personal goal I want to accomplish is...
【Question4】Share with the committee and your future classmates a fun or noteworthy fact about you. (25 word limit)
Question2、3、4に対する内容は有料で販売しておりますので、もし興味があればご確認ください。
購入された方の特典として、レジュメやエッセイ、インタビューにも使える『Power Verbのカテゴリー別一覧表』もお付けします。記事購入後、有料記事内に記載されているリンクをクリックし、ファイルをダウンロードしてください。
※カウンセラーからは『私のエッセイと推薦状だけで評価するなら、HBSでもWhartonでも受かるよ』とお墨付きをもらいましたので、それなりのクオリティはあるのかなと思います。
推薦状はこちらの記事で紹介しているのでご参考までにどうぞ。
まとめ:エッセイの準備プロセス
エッセイ準備の具体的なプロセスを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?改めて準備のプロセスをまとめると、以下になります。
この記事が少しでも受験生のお役に立てることを願っております。
当記事を読んで社費MBA受験について興味を持たれた方はこちらの記事もぜひ参考にしてみて下さいね。
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