見出し画像

元旦に「豊かさ」を考える。

いよいよ2021年が幕を開けた。
昨年31日もバイト、1月2日からバイトなので、元旦が唯一の休みだった。

せっかく休みということで、このOFF時間を有効に使おうと思い、とりあえずCDTV(カウントダウンTV)の生放送を31日の11時45分から、5時過ぎまで観て、有明にある富士見橋に自転車で初日の出を見に行こうと画策していたが途中で力尽き、気づくと時計は10:25を表示していた。

画像1

まあ特にやることもないよなぁとダラダラと45度でお風呂にお湯を溜め、1時過ぎまで入浴していた。昨晩の紅白では、ここ数年でかなり良かったのでは?と興奮し、エンタメの力を思い知った。それと同時に「コロナ」と合唱し、必要以上なドラスティック演出をパフォーマンスに組み込む幾多のアーティストになんだかなぁという感情を持っていた。その点、全く喋る余地なくパフォーマンスをした坂道グループはやはり最高だった。特に日向坂のカワイイ全開で場が緩くなったところに、欅坂DNAバリバリの櫻坂の「Nobody's Fault」は涙が止まらなかった。そんな感情を思い出し、「くうぅ〜」と言いながら入浴した。

そろそろいい加減に出ようと1時過ぎにお風呂を上がった。特に何もすることがなかったが、直前に日向坂の「ソンナコトナイヨ」のMVを観ていたこともあり、代官山の蔦屋書店へ行くことにした。

以前インターンをしていた会社のオフィスから歩いて蔦屋書店まで行けたのを思い出し、渋谷から歩いていくことにした。強風が吹き荒れていた年末とは裏腹に真っ青な空と暖かい日差しの下、テクテクと渋谷→桜丘を歩いていると細い道を通りたくなり、一本奥に入って歩いた。すると、どういうわけだかいつまで経っても蔦屋に着かないことに気づいた。徐々に街並みも変わり、気づくと池尻大橋にほど近いところにいた。特に急いでいたわけではないので、どうせなら散歩しようと言うことで高級住宅街で有名な、渋谷区は松濤へ向かった。大きな戸建てに高級外車のコンビネーションはまさに現代の「豊かさ」を象徴しているように思う。美人な女性と結婚し、子どもを名門私立大学の付属校に通わせる。今年は「豊かさ」について考えることがテーマなので、ほーんと高級住宅街を見て回った。松濤を一通り周り、そう言えばこの辺りを高校時代アメフト部の3km走で走っていたなと割とどうでもいいことを思い出しながら、てくてくと歩き、池尻大橋を通り、中目黒へ向かった。製薬会社の本社みたいなビルが中目黒に似つかないドンキホーテの向かいにあり、目を凝らして見ると「LDH」と書いてあり、ああここがあのEXILEのLDHかと少し感動したようなしなかったような。

また暫く歩き、そろそろ着いてくれよ思いながら坂を登ると、目の前に都立第一商業高校が現れた。そういえばここは某NPOが連携してたっけ?とこれまたどうでもいいことを思い出しながら蔦屋書店にやっと着いた。30日、31日の2日で白ワインを2.5本開け、急性アルコール筋症で痛む脚にムチを打ちながら書店へ入った。

余談だが、蔦屋書店へ自転車で来る若い美男美女カップルや、犬だと強く言われても到底信じられないようなサイズの犬を連れて散歩する黒いダウンコートを来た、これまた若い女性はどういう生活をしているのだろうか。足繁く通ってはウロウロしている丸の内とはこれまた人種が違う。黒のダウンコート率と年末年始を想起させない「品」が書店には広がっていた。

「豊かさを考える」と言いながらまともに考えぬまま1400字を越えた。僕はどうも前置きが長い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?