Vtuber業界に転職活動してみた結果【働きたいでござる】


Vtuberに関わる仕事をしてみたい。
そう思い始めたのは、つい半年ぐらい前。
V自体は2018年の四天王ブームから知ってはいて、本格的にのめり込んだのは2019年の夏頃。
もっと沼ったのは秋ぐらいかな。

それ以来行き帰りの通勤、帰宅後、休日とyoutubeはつねに再生しっぱなし。
スマホでの再生もハードユーズになるにつれ煩わしくなり、プレミアムにも加入、リアルorネットでのライブ参加、ニコニコの公式チャンネルにも加入と、生活がVtuberに侵されている状態真っ最中。

そんな生活の中、何とかこういう業界で働くことは出来ないかと思い始め転職活動を試しに決行。

しかしこれでも10年以上エンタメコンテンツに携わってきた端くれ。ただの転職をするつもりはない。
動画産業、youtuber業界、Vtuber業界いずれにしてもまだまだ歴史の浅い新興業界。
盲目になりすぎずじっくりと業界そのものを俯瞰して見る必要があった。
そのための転職活動でもあり、転職活動は同時に業界を知る事もできる。

結果、面接先から招待されたセミナーに参加出来たり、業界全体の展望を面接を通して聞いてみたり。
半ばお前受かる気あるのかぐらいの御社調子どうですか?この先どうすんすか?みたいな突っ込んだ質問もしたり。
何社かそうしていくうちに漠然としていた業界全体像が色々見えてきたのである。

■Vtuber系コンテンツホルダー企業の内情
①まだまだベンチャー
あの会社とあの会社の二大勢力が安定拡大していく中、追いつけ追い越せ、第三、第四の椅子を各社狙っている。
働いておまんまちゃんと稼ぐ目線で見た場合、伸びしろが期待できるとはいえ業界的には、まだまだベンチャーの域を脱せておらず、待遇面でちょっと考える必要があった。とある会社の方からは自分で会社作っちゃえばいいのにと言われた。え、無理無理かたつむり。


②投資コストと収益性
言わずもがなVtuberを会社的に運用するということは、youtuber以上に収益に見合う技術や設備、人材が必要である。
収益という点では例えばスマホアプリの場合、作って出す。買ってもらったらそれが収益。物を売るスキームがシンプルかつあたりまえで小売と変わらない。
しかしこれが動画産業、youtubeとなると特殊だ。
主な収益は広告とスーパーチャット、広告掲載のハードルは決して簡単なものではなく、即時性もない。
スーパーチャットなんてものはもってのほか広告以上に収益という側面ではこちらもハードルは高い。
そのため各社youtube以外のプラットフォームで収益化を模索しているが、そもそもyoutubeと他動画プラットフォームのパワーが開きすぎている現状、プレイスの部分でも苦労しているようだった。


③タレントガチャ
安定した会社運用、卓越した設備と技術、仮にこの2つが揃っていてもたった1個でこれらを無にできてしまうのが「タレント(魂)」である。
メインコンテンツが結局のところ人である以上、タレント性は必須だし企画だって面白くなくてはならないしその人材を発掘するのも容易ではない。
あたりまえのところでもあり突き詰めていくと一番大事なところかもしれない。


■転職活動してみての所感
Vtuber業界の成長の仕方は、スマホアプリの黎明期に似ている。

①小規模な会社から斬新なアイディアのスマホアプリがヒットする
②続けとばかりにベンチャーによる大量生産がされる
③大企業が目をつけ、巨額を投資し一斉淘汰
④圧倒的な企業力でランキングを占拠

個人的にVtuber業界は2020年中に③の波が来ると思っているし、というかさざなみは既に起きている。
どうせなら良い波に乗りたいところ。今が頃合いか、雌伏して時の至るを待つか。。。
うおおおおおコンテンツつくらせろおおおお!!!!

※ちなみに転職活動の結果、いい結果のものもありましたが全部一旦無しにしました。

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